第十九話・別行動前編
皆さん今晩は(おはようございます?)本日は一週間ギリギリでしたが、次の話は一週間をたぶん越えると思います。 それと今回前編となっておりますので、次回は後編だと思います。 それでは本文をお楽しみください。
〜〜〜side高町〜〜〜
結局あの後俺は、三沢達に説教されながら歩き、五分位歩いた後に、ようやく三沢達の目的のデパートに着いた。
高町
「ようやく着いたな」
そう言って俺は目の前にあるデパートを見上げた。
約五階建てのデパートだろう、前に時計台から町を見たときそんなに大きな建物は無かったので、恐らくこの町で最大のデパートだろう。
秋那
「よし、着いたな早く行くぞ」
麻布は明らかにはしゃいでいて、他の二人も麻布程ではないが、明らかにはしゃいでいる。
悠子
「は、早く行きましょう高町さん」
いつの間にか相沢以外の二人はとっくにデパートの中に入っていて、相沢も入り口に入りかけていた。
だが俺はやることが有るので断ることにした。
高町
「ちょっと待て、まずは俺のバイクを停めてくる、それに悪いが俺は断らせていただく」
悠子
「ええ!? どうしてですか?」
(こいつ意外に頭固いな)
高町
「あのなぁ、俺はバイクのメットの中を整理しなくちゃいけないんだよ、それに整理しないとお前らの荷物が入んないだろ」
悠子
「でも、高町さんが居なかったら私達の買い物が何時終わったのかわかりませんよね?」
高町
「ぐっ、確かにそうかもしれないが・・・」
(くそっ、相沢達にメットの中身を見せずにデパートに行かせる方法を考えねば厄介なことになる)
メットの中は今妖魔に使うための物や変装用具等が入っているから見られたら確実に怪しまれるだろう。
最低でも袋に入れるぐらいの事をしないとバレるかもしれないからだ。
高町
「だったらお前は携帯持っているか?」
悠子
「はい、一応持っていますけど」
高町
「なら、俺の携帯の番号とアドレスを教えるから買い物が終わってから俺に電話かメールをすれば良いだろう」
悠子
「え? 高町さんって携帯持っているんですか?」
高町
「ああ、昔の知り合いや他の奴と何か合った時の為にな」
悠子
「そうなんですか」
俺は携帯を投げ渡した。
悠子
「はっ」
パシッというような音と共に携帯を受け取った。
携帯の情報を受け取り、俺に渡した。
悠子
「私の連絡先とアドレスも登録しておきましたから、私に用事が有ったら連絡くださいね?」
速っ、速すぎだろ、俺が今まで見てきた奴の誰よりも速いぞ。
高町
「それにしても、お前速いな、携帯を弄ったりするの得意なのか?」
俺が聞いたら、驚いたような顔で言う。
悠子
「そうですか? これでも遅い方なんですが」
(マジかよ、まさかこの町の人間は皆こんな速度なのか? だとすれば連絡は殆ど着きそうだな)
高町
「この町の奴は皆それぐらいのスピードで携帯を弄れるのか?」
悠子
「そうですね…私以上に速い人はあまりは居ないと思いますよ」
(居るのかよ! お前以上に弄るのが速い奴が居るのかよー!)
そんな感じのツッコミを心の中でしていると相沢が言ってきた。
悠子
「あの、じゃあ私は行きますね」
高町
「ああ、じゃあ後で連絡をくれ」
相沢は走ってデパートの中へ入っていった。
俺はそれを見届けた後バイクのメットを開けて、要らない中身を捨てる。
高町
「ようやくメットの中身を整理できるな」
中から投げナイフや変装用のサングラスやカツラなどが出てくるが、俺は少しでも数を減らす為にゴミ箱に入れていく。
高町
「まあ、このぐらい整理すれば大丈夫だな、後は適当に何か買って袋に入れるだけだな」
俺がゴミ箱を利用する前は殆ど空に近かったゴミ箱だが俺が使った後は大量のゴミが入っていて次のゴミ掃除の人に合掌しつつ次に何をするかを考えた
(そういえば銃のアービナルを手に入れたんだよな、此処はデパートなんだしエアーガンぐらいは置いているだろうから、買って練習してみるか)
俺は考えを纏め、先程相沢達が入っていったデパートに足を踏み入れた。
高町
「すっげえ、めちゃくちゃ広いな」
まず入って目についたのは店の広さ、これならいろんな物が揃っていると見て間違いないだろう。
そして次に目についたのは店の綺麗さ、辺りを見渡しても殆どゴミは無く、フロアーの床も綺麗だった。
俺は何階に何が置いてあるかを見るために案内地図を探す。
探し物は直ぐに見つかり地図を見る。
1F
食料品
2F
衣服類
3F
ゲーム・玩具
4F
パソコン・電化製品
5F
楽器・CD
(銃の玩具が売ってそうなのは三階だな)
俺は近くに有ったエレベーターに乗って、三階を目指した。
〜〜〜side高町end〜〜〜
〜第十九話・別行動前編〜
完
最近学校とバイトで倒れそうな作者です。 今回は高町と悠子のお話みたいになりましたが、次回はまったくの未定です。 なので更新が遅れそうなのでご迷惑をおかけすると思いますので本当に申し訳ありません