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新たなる場所と仲間達  作者: サイレン
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第十七話・集合

ようやく投稿することができましたなんとか一週間以内に投稿できました。 そのぶん文字数がかなり(何時もより)多いです。


〜〜〜side高町〜〜〜

目が覚めると、俺は役場のソファーに居た。

(まあ、そこで寝てたからな、当たり前か)

外を見ると外はオレンジ色の空に赤い太陽が見えた

高町

「もう夕方か・・・少し寝すぎたか?」

俺はソファーから立ち上がり纏めた資料やノートを持って役場を出た。

高町

「いい天気だな」

一人空を見上げて呟き空を見上げた。

そのとき、俺の目の前に一つの影が止まった。???

「あっ、アンタは、今朝会ったバイクのこんなところで何してんのよ」

その女は人の顔を見るなりアンタ扱いまったく、失礼きわまりない奴だ。

高町

「ふう、三沢か俺が何をしてようと勝手だろ」

声を掛けてきたのは朝インフェルノで送ってやった一人の三沢だった。

無亜

「アンタがぼーとしてたからでしょ、そんなことよりえーと、今日はありがとうおかげで遅刻しないで学校に着いたわ」

高町

「気にするな、俺も此処に用が有ったからな」

俺はそう言って後ろの役場を指さした。

無亜

「へえ、アンタ役場に行って何してたの」

高町

「色々と調べたりしなくちゃいけない事が有ってそれを纏めていたんだ」

俺はそう言って資料を纏めたノートを見せる。

高町

「そう言うお前は何してんだよお前には勉強や調べ事なんてしそうな奴じゃないんだが」

無亜

「五月蝿いなぁ、私だって勉強する時はするわよ、それに今日は勉強じゃなくて友達を待ってんのよ」

高町

「そうか、それにしてもこの町はそんなに待ち合わせ場所がないのか?」

(普通こんな役場を待ち合わせ場所にしようとする奴なんていないだろうし)

俺は一旦役場を見るが見れば見るほどボロボロだ。

無亜

「まぁ、決して多いとは言えないわね」

高町

「まぁ、そうだろうな、じゃなきゃこんな―」

続きを言おうとした時遠くから二人の女性が歩いてくる俺はそのどちらにも見覚えが有った。

無亜

「秋那ちゃんに悠子ちゃんこっちだよー」

三沢が相沢と麻布に手を振り二人も気づいたのか手を振り返していた。

高町

「じゃあ、そろそろ俺は行くか・・・」

無亜

「あれ、アンタもう帰っちゃうの?」

いかにもまだ居なさいというような目で見てくる。

高町

「ああ、やることは終わったが他にもまだ残ってるからな」

そう言ってインフェルノまで向かおうとしたが、さっきの二人が俺に気がついたようだ。

秋那

「おや、君は高町じゃないか何をしているんだ?」

悠子

「あっ、高町さん今朝はありがとうございました、おかげで遅刻せずに登校できました」

と二人とも別々の反応で挨拶をしてきた。

高町

「おう、お前らこそ何してんだ?」

俺は面倒だが聞きたいことが有るので少しだけ相手にすることにした。

悠子

「私たちはこれから商店街に行くので、無亜ちゃんと『渡辺くん』と待ち合わせしていたんですよ」

高町

「『渡辺くん』?」

少なくとも今日会った奴の中ではそんな名前を聞いた覚えが無かったので思わず聞き返してしまった。

その事にしまったと言わんばかりに相沢の顔は困った顔をしていた。

悠子

「すみません、渡辺くんっていうのは私たちの学校のクラスメイトなんです」

高町

「ああ、そうなのか、くん付けって事は男なのか」

秋那

「そうだ、ただしパシりに似たものだがな」

俺は思わず苦笑いをして顔も知らぬその『渡辺くん』に心の中で合掌した。

無亜

「それにしてもアイツ遅いわね、いったい何やってんのかしら」

三沢はそう言って制服のポケットから携帯を取り出した。

秋那

「そういえば、やっぱり名前を教えて正解だっただろう?」

麻布は少し得意気に言う

高町

「まあな」

無亜

「・・・駄目だ、アイツ家の手伝いで今日来れないってさ」

三沢が残念そうに言う。

秋那

「じゃあ、今日の買い物は中止か?」

悠子

「えー、中止にするんですか?」

秋那

「仕方ないだろう、荷物持ちが来れないって言うんだから、仮に行ったとしても、とても小規模な買い物になってしまうぞ」

明らかに残念そうにする二人だが三沢だけが何か考え込んでいた。

一方俺は話の内容に着いていけず一人空気と化していた。

そして俺は何時、帰ることを切り出すか考えながらその場に居た。

無亜

「そうだ!!」

三沢が唐突に口走った。

その事に俺は

「頭が狂ったか?」等と失礼な事を考えていた

他の二人の様子を見ると普通に驚いていた。

秋那

「い、いきなりどうしたんだ?」

いち早く正気に戻った麻布が三沢に問い掛けた。

無亜

「そうよ、最高の荷物持ちが居るじゃない」

正直言ってその言葉に嫌な予感しかしないのだが、ここから逃げる訳にもいかず聞くことにした。

秋那

「そんな奴が何処に居るんだ?」

麻布は少々呆れていたが一応聞いたのだろう。

無亜

「居るわよ」

悠子

「え、いったい何処にいるんですか?」

そう言って辺りを見回す相沢正直言って意味が無いだろう。

三沢は一回だけこちらを見てニヤリとして言った。

無亜

「私たちには、でっかいバイクを持っている高町が居るじゃない!!」

ああ、やっぱりかよ、嫌な予感見事に的中して他の二人を見ると麻布はまるで確かにと言わんばかりに頷いていて相沢は喜んでいるような悩んでいるような複雑そうにしていた。

俺はもちろん即座に反対をする。

高町

「ちょっと待てよ俺はまだ良いとは―」

その言葉を遮るように三沢が言う。

無亜

「良いじゃない、直ぐに終わるんだから、それに両手に花という男なら喜んで当たり前の状態にしてあげるっていうのよ?」

秋那

「そうだな、それともまさかとは思うが私たちは眼中に無いと言うのか?」

悠子

「でっ、でも高町さんにだって都合と言うものがあるんじゃ・・・」

良かったまともな考えを持つ人が一人居たよ。

いやー良かった、他の二人は明らかに俺に拒否権と言うものを与えていないからな本当に良かった。

高町

「そんなに急ぎの用が無いから良いが、代わりに幾つか聞いていいか?」

俺が良いと言うのを聞いて飛び上がるような勢いで喜ぶ三人だった。

悠子

「あっ、ところで聞きたいことって何ですか?」

高町

「一つ目は旨い食べ物屋、二つ目は物件を売る場所なんだが」

俺の問いに相沢が答える

悠子

「一つ目は、私の祖父のお店なんていかがですか?二つ目は渡辺くんの家が不動産なのでいかがですか」

(成る程、渡辺と言う男もシルバーファングの仲間かもしれないから注意が必要だな・・・)

高町

「わかった、じゃあ、後で詳しい場所を教えてくれ俺は今からバイクをとってくるから」

俺はそう言ってその場を離れた。

〜〜〜side高町end〜〜〜



〜〜第十七話・集合〜〜

次回は無亜達と買い物に行くというお話の予定です (かなり遅くなるかもしれません)その場合は本当に申し訳ありません。

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