第十二話・調査
皆さんこんばんは(おはようございます?)お久しぶりです。作者のサイレンです何とか7日中に投稿したかったんですが、いろいろ合って遅れてしまいました本当に申し訳ありませんでした。
〜〜〜side悠子〜〜〜
私と無亜ちゃんは高町さんのバイクのおかげで学校に遅刻せずに登校することができた。
今は朝のホームルームが終わり授業前の休み時間だ
私は今、無亜ちゃんと一緒に友達の渡辺慧くんと秋那さんに今日あったことを話していた。
渡辺
「そうか、だから三沢と相沢さんは一緒に来たのか、成る程な、だけど三沢はわかるとしても相沢さんが遅刻しそうになるなんて、珍しいこともあるよな」
無亜
「何で私が遅刻しそうになるのは分かるのかなぁ?そこんとこ教えてもらおうかしら?」
そう言って無亜ちゃんは、渡辺くんの頭を掴んで廊下に向かって行った。
その間渡辺くんの悲鳴が教室まで響いたのは言うまでもないと思う。
秋那
「まあ、渡辺の言うことはともかくとして悠子が遅刻とは珍しいな本当にどうしたのだ?」
悠子
「えっと、実は家の時計が壊れてて、遅刻すると思って学校に行こうとしてその途中の公園で変な人に絡まれちゃって、それを無亜ちゃんと高町っていう人に助けてもらったんです」
高町という名前を聞いて秋那さんは少し焦った様子で聞いてきた。
秋那
「その男は高町瞭って名前ではなかったか?」
悠子
「はい、確かにそうですけど・・・どうして知っているんですか?」
秋那
「ああ、私も今日彼と会ったからな」
そのまま高町さんについて情報を交換していると無亜ちゃんと放心状態の渡辺くんが戻ってきた
無亜
「何の話をしてんの?」
無亜ちゃんの質問に秋那さんが答えた。
秋那
「ああ、高町という男についてな、」
無亜
「あれ?秋那ちゃんもあの変な黒装束のこと知っているの?」
無亜ちゃんが不思議そうな顔をするが、その事について私が説明する。
悠子
「えっと、秋那さんも高町さんに会ったみたいですよ、ね、秋那さん」
秋那
「ああ、今日の朝、時計台でな、それと無亜、私をちゃん付けで呼ぶなと言っているだろう」
秋那さんはため息をつきながら言った。
たぶん秋那さんはわかっているんだろう無亜ちゃんが今更呼び方を変えないということを
渡辺
「なあ、結局その高町って誰なんだ?」
ようやく渡辺くんが復活したようです。
悠子
「今日学校に来る前にお会いした方ですよ」
すると渡辺くんが私達にしか聞こえない小さな声で言った。
渡辺
「でもよ、そいつの特徴を聞く限り明らかに三沢を助けたっていう黒衣の男にしか思えないんだけどな」
それにつられて私達も声を小さくする。
無亜
「よくわからないけど、なんとなく悪い人とは思えない奴だったのよね」
悠子
「確かに初めは私も警戒したんですけど、無亜ちゃんが言う通り悪い人には思えなかったんですよね。」
渡辺
「だけどよ・・・」
そこまで言ってチャイムが鳴った。
秋那
「この話しはまた後でだ、今は早く授業の用意をしないとあの筋肉ゴリラに怒られるぞ」
悠子
「確かにあの畑山先生に怒られるのは嫌ですね」
私はあの畑山健蔵先生が怒っている顔を浮かべて苦笑しながら言った。
その言葉に無亜ちゃんと渡辺くんが頷いた。
秋那
「そういうことだ早く用意をするぞ」
秋那さんの言葉を合図にして私達は会話を止めて授業の用意を始めた。
無亜
「ねえ、悠子ちゃん、今日の授業何だっけ?」
無亜ちゃんが聞いてくる
悠子
「えっと、今日は体術の実技と終わった後はその反省で終わりですよ」
この学校は普通の高校とは違い、授業の中に体術を学ぶという授業がある、元々この授業は生徒の護身用として作った授業だったのだが、年を越すたびに内容がだんだんエスカレートしていき、今では武器の扱いや戦闘訓練みたいなことになっている。
このせいで今では体術や戦闘の技術を学ぶ為に武術家なども学校にいる人も少なくもないと思う。
無亜
「それじゃあ行こうか」
私達四人は無亜ちゃんを先頭にして授業開始の鐘が鳴る前に外へ向かった。
〜〜〜side悠子end〜〜〜
〜〜〜side高町〜〜〜
結局俺はあの後朝飯を簡単なものにする為コンビニに寄ってカップラーメンを買って近くのベンチでカップラーメンを食べていた。
高町
「やはりラーメンは醤油味にかぎるな」
俺は一人ラーメンの麺をすすりながら言う。
そして2分後に食べ終わりコンビニにゴミを捨ててからインフェルノに乗って例の役場へ向かった。
役場に着いた俺は中に入り過去の新聞記事やパソコンで調べることにした。
高町
「ダルい、毎回のことながら面倒な作業だよなぁ」
俺は思わずため息をついた何故なら妖魔が関係していそうな事件があまりにも多すぎるからだ。
高町
「だが、これほど事件が起きている、ということは吸血鬼か他の強い妖魔か何かが関係してんな」
俺はそのまま資料を読んだり持ってきたノートに事件のまとめを書いたりした
それから30分後休憩がてら飲み物を買いに行こうとして立ち上がったら資料の中に、見過ごせない記事を発見した。
高町
「こいつは・・・」
俺が手に取った資料には、こんな記事が載っていた
記事
(連続吸血鬼事件!?今週で五件目、またも血を完全に抜かれて死んでいる男性の死体が発見された)
高町
「間違いない、この町に吸血鬼がいる、それもかなりのレベルだな」
俺はそう推測した。
根拠となるのは、妖魔は人の魂を喰らい、吸血鬼は血(たまに人肉)を喰らうという特徴がある。
レベルが違うということの根拠は五件も事件を起こしているのにこの町の銀の牙に殺されていないからだ、一件や二件ならば偶然会わなかったとも言えるが、さすがに五件も発生していたら何かしらの手を打つだろうが他の資料を見る限り事件はまだ終わっていないからだ。
(それにしても吸血鬼か、・・・かなり厄介だな、まさか『元素たる七つの大罪』じゃあねえだろうな、あいつらはある程度の傷は自動で再生するし、殺すのにも塵位にしねえと殺せんし、それ以前に普通の吸血鬼に比べて馬鹿みたいに身体能力が強化されてるからな、下手に殺り合うとこっちが殺られそうだな)
高町
「まあ、何にしても楽な事を期待するか、眠っ、寝よう・・・」
俺は調べた資料を片付けてから役場のソファーに座って眠りについた。
〜〜〜side高町end〜〜〜
〜〜〜第十二話調査〜〜〜完
流れでスラスラッと書いてしまったんですので誤字・脱字が多少あるかもしれません以上、です。