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新たなる場所と仲間達  作者: サイレン
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第十一話・送迎

今更なんですがこの小説とことんご都合主義ですね。


〜〜〜side高町〜〜〜

俺は二人を送る為に、インフェルノを取りにさっきまで寝ていた場所まで向かっている途中だ。

高町

「それにしても、さっきの強気の女お前に似すぎだよな・・・由乃(ゆの)

それは俺が最も守りたいと願った人、だけど彼女はもう居ない五年前にシルバーファングのある男に殺されたからだ。

高町

「戦慄の迅雷!(せんりつのじんらい)」

俺から守りたいと願ったものを壊し、奪っていった男の通り名、俺自身の手で必ず殺すと誓った奴だ。

その為に俺は名前を変えて色々な場所に行って妖魔と闘ったり、戦闘の技術を研いてきたのだ。

気がつくと俺は両手から血が出るぐらいまで拳を握りしめていた。

高町

「おっと、またやっちまっな・・・いけねえな」

手の傷はあまり酷くはなかったがあの二人に見られたら間違いなく厄介なことになるので手袋をつけて行くことにした。



俺はバイクの所までたどり着きバイクのメットインを開けたが中身は変装用具や戦闘に使う道具など色々入っていた。

高町

「それにしてもいろんな物が入ってるな、近々整理をしねえといけねえな」

そう思いながら俺はメットインを漁り、手袋を発見してそれを手にはめた。

高町

「よし、さっさと行くとするか」

俺はバイクを走らせてさっきの二人のいるであろう場所まで向かった。


そこにはその二人が居てその内の強気の女のほうが改造バイクと突っ込んできたが軽くスルー結局向こうも遅刻が嫌なのか諦めてバイクに乗るようだ。

弱気な女

「そういえば、そんな格好で暑くないんですか?」

弱気な女のほうが聞いてきたが、

高町

「いや、別に暑くはないがこれ通気性良いし」

そう言うと弱気な女のほうびっくりしていて強気の女のほうは呆れていた。

強気の女

「そういえばあんたの名前は?」

高町

「普通人に尋ねる前に自分から名乗るだろ、それにまた会うかもわからんのに名乗る必要があるのか?」

強気の女

「名前を知らなきゃ次に会うときにお礼も出来ないでしょ?」

その発言に弱気な女も小さくだが頷いている。

高町

「無駄だと思うが・・・まあ、良いか俺の名前はは高町瞭だ」

強気の女

「まあ、きっとまた会うわよ、私は三沢無亜よ」

弱気な女

「えっと、私の名前は相沢悠子です」

高町

「わかった短い付き合いだろうがよろしく頼む」

(三沢に相沢か、ん?三沢ってまさか昨日会ったあの三沢か?それに相沢って、嫌な名字聞いたな)

ふと俺の頭の中にフライパンを持った男が思い浮かんだ。

(まさか、あの人の娘か孫何て言わねえよな?)

俺はとてつもなく嫌な予感がしたが気のせいということにした。

高町

「そういえばお前らが通う学校の名前は?」

無亜

光風学園(こうふうがくえん)よ」

(光風学園か、確かこの公園から商店街に向けての一本道だなそれにしてもインフェルノなら2分も掛からないな)

高町

「さて、そろそろ行くぞ時間が無くなる」

俺がそう言うと二人とも急いで乗ってきた幸いこのバイクはかなり大型なので詰めれば三人乗ることも可能だ俺はメットインからヘルメットを取りだして二人に渡した。

追記しておくが俺は勿論ノーヘル何でかって?そんなもの面倒だからに決まっているだろうその事に関して三沢がヘルメットを付けろと言ってくるがヘルメットは三つも無いと言って黙らせた。

高町

「よし、付けたな?さっさと行くぞ」

俺はそう言ってバイクを発進させた。

スピードは少し揺れるぐらいでこのまま行けば楽に間に合うだろう。

バイクを運転中に三沢が聞いてきた。

無亜

「ねえ、アンタって年いくつ?明らかに私たちと同じぐらいよね?」

高町

「お前らがいくつかは知らんがおれは16だ」

悠子

「私たちと同じなんですねじゃあ、えっと学校とかは良いんですか?」

高町

「まあ、色々あって今は休みだから大丈夫だ」

勿論嘘である。

これで終わったと俺は思ったが質問はそれだけでは終わらなかった。

無亜

「ふーんつまりサボりか、そういえばアンタも何か武術やってるの?」

(何でサボりになるんだよ次はそういう質問か、どう答えるか・・・)

高町

「まあ、一応やって・・・いや、今はもうやっていないからやっていたと言うべきだな」

(今はほとんど我流の体術と雲月流を組み合わせているし師匠も居ないしな)

そう言うと三沢は少し残念そうだった。

無亜

「なんだ、今もやっているなら私の相手して欲しかったのに」

そういいながら後ろで三沢が文句を言っているが面倒なので華麗に無視。

悠子

「あの、どうして今はやっていないんですか?」

(うわー、絶対聞かれると思ったよ、何て説明するかな三沢がいるから本当のことを言う訳にはいかないし、それにこの相沢とかいう奴も三沢の仲間かもしれないからな)

高町

「そんなことより学校に着くぞ、降りる用意をしておけよ?」

俺は話を反らしたが、相沢のほうは明らかに怪訝な顔をしていたが、学校に着くと言ったので降りる用意をしていた。


そしてすぐに三沢達が通う光風学園に着いた。

高町

「おい、着いたぞ早く学校に行け」

無亜

「ええ、本当に助かったわありがとう、じゃあ、私達行くから」

そう言うと三沢は学校に走っていった。

悠子

「あの、本当にありがとうございました、このお礼は後日必ず致しますのでこれで失礼します」

高町

「お礼はいいから早く行け、遅刻するぞ」

相沢はお辞儀をして学校に走っていった。

高町

「よし、行ったかさてと、調査もしなくちゃいけねえがとりあえず飯だ飯昨日の昼間から何も食ってねえからなそれにこの時間ならどこか開いてんだろ」

俺は即座にインフェルノを商店街の方に向けて発進させた。

〜〜〜side高町end〜〜〜



〜〜〜第十一話送迎〜〜〜完

次回は高町の調査と無亜達の学校生活を書きたいと思います。

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