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新たなる場所と仲間達  作者: サイレン
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第十話・再会

今回はいつもより早くに書き終える事が出来ました ですが何故か文章の文字数が普段よりとても多くなっております

〜〜〜side無亜〜〜〜

無亜

「やっば、このままじゃ学校に遅刻するー」

確かに時計のタイマーをセットしてから寝たのになんと電池が外れていた

そのとき私は思わず

「これ、何のマンガ?」と突っ込んでしまったがそんなことをしている時間はない母親か父親が居ればきっと起こしてくれるだろうけど生憎(あいにく)ここは学校から少し離れた寮なので起こす人が居ないこんなときにルームメートが居ればなどと思うが居ないものは仕方ない、私は諦ずに始業まであと15分を全力で走ることにした。

私は寮を出て急いで学校に向かう。

無亜

「この時間なら何とか間に合うかな?」

私は一応足の速さには自信が有るので一直線の道を全力で走る。



学校に行くまでの近道に公園があるが、この公園は人気(ひとけ)が少なく、変な奴等がたむろっているということをよく他の人から聞く中にはナンパをされる人も少なくはないが学校に行くのにここは近道なのでよく使う

そんなことを考えながら走っているとすぐ近くから

「止めてください」という声が聞こえる。

無亜

「あそこにいるのは・・・悠子ちゃんかな?」

見ると一人の女の子が数人の男達に彼女は言い寄られていた。

無亜

「どこの世の中にもああいうのは居るものね」

私は小さく嘆息をした

彼女の名前は相沢悠子(あいざわゆうこ)性格はとてもおとなしいほうで相手の意見に常に呑まれがちな女の子だそんな女の子がああいう男達から逃れられる訳がない、そう判断して助けることにした。

無亜

「待ちなさいよ」

私はこの言葉を言い、チンピラに近ずいた。

チンピラA

「何?今良いところなんだけど、もしかして君も交ざりたいの?」

無亜

「そんな訳ないでしょ、アンタ馬鹿?何で私がアンタ達みたいな猿と遊ばなくきゃいけないのよアンタ馬鹿じゃないの?」

その言葉にカチンときたのかチンピラの中の一人が吠えてくる

チンピラB

「何だとこのくそ女、こっちがちょっと優しくしてやったと思ったら調子に乗ってんじゃねえぞコラ!」

悠子

「無、無亜ちゃん駄目だよ謝ろう?」

無亜

「大丈夫、もしかして私を信用出来ない?それに悠子ちゃんだってやる気になれば簡単に黙らす事だって出来るんだよ?」

悠子

「そんなことないよ、でも私には無理だよ」

無亜

「それは本気でしなくて怖いからでしょ?それじゃあ何の為にあの学校に入ったのかわからないわよ?」

それに対して悠子ちゃんはう、うんと俯いて頷くだけだった

チンピラC

「いつまで無視してんだよ、ぶっ飛ばすぞごらあ」

やはりゲスはゲスか下らない女は絶対に男に勝つことが出来ないと思っているのだろう。無亜

「五月蝿いわね、私はアンタ達みたいな猿は眼中にもないのよ!」

その言葉を始点にして男どもが一斉に私に殴りかかろうとしてくるが、それが私に届くことは無かった。

チンピラA

「ぶべらっ!」

というおかしな声と共にチンピラは走ってきた黒衣の男に顔に飛び蹴りをかまされて吹き飛ばされた

私たち二人はその黒衣の男の行動に唖然とするしかなかった。

???

「うるせえんだよ、人が起きたばっかだって言うのにギャアギャア騒ぎやがってぶっ飛ばすぞ」

(いや、言う前に蹴り飛ばしてるから)

チンピラB

「てめえ、何者だ!」

???

「俺は被害者だって言ってんだろうが!」

その黒衣の男はチンピラに回し蹴りを顔に当てた

チンピラB

「ぶふぉっ!」

蹴られたチンピラはよほど痛かったのだろうチンピラは地面に倒れこんだ。チンピラはあと三人、リーダー格の男が黒衣の男に殴りかかるが黒衣の男はそれをいとも簡単にそれを避けて反撃に移る

???

「邪魔だ、吹き飛べ拳羅(けんら)!」

チンピラリーダー

「ぐほっ、がばっ、がっ、どばあー!」

男は技名?を叫んで連続のパンチをチンピラに叩き込み、相手のバランスを崩した後に回し蹴りを決めて最初に飛び蹴りで吹き飛ばした男の近くまで飛ばした

哀れチンピラ達、私はチンピラ達にほんの少しだけ同情した。

残ったチンピラ達はリーダーをやられて怖じ気づいたのかリーダーと他二人を背負って逃げて行った。

???

「ふぅ、ちぃ、二人逃がしたか、くそっ、もう少し人の安息を邪魔をするとどうなるかを教えてやろうと思ったのに」

黒衣の男は心底残念そうだった

少しの間誰も喋らなかったが、普段喋らない悠子ちゃんがなんと黒衣の男にお礼を言う。

悠子

「あの、助けていただいて本当にありがとうございました」

悠子ちゃんは黒衣の男に頭を下げてお礼を言った

悠子

「無亜ちゃんもありがとうございます。お二人が来なかった事を考えると・・・本当にありがとうございました」

???

「ん?いや、気にすることじゃない俺はさっきも言った通り単なる被害者で報復をしたまでだからな」

やっぱりこいつ滅茶苦茶だ何をするかわからない

無亜

「そんなことより、悠子ちゃんどうしてこの公園に来たの?この公園、あんまり治安が良くないって言われてたでしょ昨日のホームルームでも先生が変な奴がいるからあまり近ずくなって言ってたじゃん」

私が心配して聞いているのに対して黒衣の男は何だかとても眠そうだ

悠子

「ごめんなさい、でも私はちゃんとした目的が合って来たんです」

無亜

「その目的って?」

悠子

「朝家を出たとき時間がなくて近道しようとしたんです、そうしたらさっきの人に絡まれちゃって」

そうか、近道か・・・あれ?何か忘れているような気がするなんだろう

私が少し考えていると黒衣の男が忘れていることを思い出させてくれた

黒衣の男

「お前らそういえば制服を着てるんなら学生だろ?学校はどうした?」

無亜

「あーー!」

私は急いで携帯の時刻を見る始業時間は8時30分今の時刻は8時26分このままでは確実に遅刻だ、もう諦めるしかない

無亜

「悠子ちゃん、もう間違いなく遅刻だよ・・・だって今は8時26分だもん」

その言葉にえ?と言って自分の腕時計を確認していたが途中であれ?と言って自分の携帯の時刻を確認する

悠子

「うわあーん、腕時計が止まっていましたー」

本当に泣きそうな顔で言っている、哀れだ。

無亜

「じゃあ、今から怒られに一緒に学校行こうか」

悠子

「そうですね、うう」

悠子ちゃんとっても可哀想だ今まで遅刻や欠席をしたことが無いというのに

だけど天は私たちを見放さなかった

黒衣の男

「お前ら遅刻しそうなら俺のバイクに乗せてやるが、乗っていくか?」

これは思ってもみない状態だった。

無亜

「乗せてくれるの?」

(ラッキー、これで遅刻しないかも)

悠子

「でも、悪いですよそれに・・・」

どうやら悠子ちゃんは怪しいと思っているのだろう、だけど大丈夫、私も怪しいと思っているから、6月なのに長袖の真っ黒の服を着ていたら誰だって怪しむだろうしかし、学校に遅刻しない為には足が必要なのだ、その事を悠子ちゃんに伝える為私は悠子ちゃんに耳打ちをする

無亜

「ねえ、今ここでバイクに乗らなかったら確実に遅刻だよ?それにもしあいつが何かをしてきたら私がぶっ飛ばすから、ね?」

悠子

「う、うん」

よし、これで遅刻は無い

無亜

「じゃあ、バイクお願いしていい?」

黒衣の男

「ああ、良いだろう、少し待っていろ」

そう言うと黒衣の男は森の奥に入って行った。

悠子

「ねえ、無亜ちゃん」

無亜

「何?」

悠子

「あの黒服の人、もしかして昨日無亜ちゃんが電話で言ってた二つのアービナルの使い手じゃないの?」

無亜

「え?」

昨日の男・・・黒衣で剣と槍を使っていた、確かに黒衣だけどさっきのチンピラ達との闘いで使用した技あれは間違いなく無手の技だった、いくらなんでもあれが剣の技や槍の技の応用と言う訳ではないだろう。

無亜

「それは無いと思う確かに黒衣だったけど、悠子ちゃんも見たでしょ?さっきの技、あれは確実に剣や他の技の応用ではないわよ」

私の説明に納得したのかそれいらい悠子ちゃんは何も言わなかった。

無亜

「ねえ、悠子ちゃん」

悠子

「どうしたの?」

私はずっと気になっていた事を聞いてみる

無亜

「変なこと聞くんだけどさあ、あの黒衣の男、最初に私を見たとき変なふうじゃなかった?」

悠子

「変って?」

無亜

「うーん、上手く言えないんだけど、まるで誰かと私を照らし合わせているって感じだったんだ」

悠子

「誰かって、いったい誰となんですか?」

無亜

「さあ?それがわかったら苦労しないわよ」

その言葉を最後にまたお互いに沈黙した

やがて黒衣の男は大型のバイクを持ってきた

黒衣の男

「悪いな、少し遅れた思ったより手間取ってなさあ、速くバイクに乗れ」

無亜

「ちょっと待って、そのバイクで行くの?」

黒衣の男

「当たり前だこれしかバイクは無いからな」

私はそのバイクに乗るのは嫌だった何故なら明らかに改造バイクだからだ

無亜

「そんなバイクに乗ってたら捕まるわよ!」

これにはさすがの悠子ちゃんも頷いた

黒衣の男

「だが、乗らなきゃ遅刻だぞ?それに安心しろ警察に捕まっても直ぐに釈放されるくらいの改造だから」

どこが平気なのだろうか、しかし私はそれでも私はバイクに乗る

それを見て決心がついたのか悠子ちゃんもバイクに乗った。

黒衣の男

「よし、行くぞ」

そう言って黒衣の男はバイクを発進させた

〜〜〜side無亜end〜〜〜



〜〜〜第十話再会〜〜〜

この話、おもわぬところで苦戦してしまいました

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