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進み続ける異世界の原点  作者: 雲煙模糊
箸休め
30/32

箸休め~傘貸し屋~

 初めましての人は初めまして。

 リアルタイムでお読みになっている方はおばんでございます。

 久しぶりの方はご無沙汰しています。


小説作成時BGM:【愛や厭】妄想感傷代償連盟/DECO*27【ルキが歌ってみた】

 スズツカちゃんだよね?

 おはりりー! 私の名前はリリアだよ!

 私はこの街で育ったから、何を聞いてくれても大丈夫だよ!

 あ、だけど、まずは街案内だったね?

 それじゃどこ行こうか……うーん……決めた! まずは街の中心部、市場に行ってみよう! 付いて来て!

 ん? おはりり、とは何かって?

 むふぅー……よく聞いてくれました!

 あれはいつだったかな、傘貸し屋が観光人と揉めていた日だから……確かね、もう二週間以上前の事だと思うけど、三人の奴隷を連れた不思議な少年と会ってね?

 あ、別に奴隷を引き連れている事自体はそんなに珍しくも無いんだけど、その内の一人があのエルフだったの! 

 エルフは知ってるでしょ?

 南の森、通称エルフの森で過ごしている種族で緑色の肌に両緑眼、スラっとした美男美女が多い種族。

 私も冒険者としてのエルフは何人か見た事があるんだけど、奴隷としてのエルフはそうそうお目に掛かれない。だって普通の奴隷市場に出品なんてされないし、そもそも大富豪くらいしか手を出せない値段だからね。

 でもね、その少年は貴族って感じはしなかった。

 どっちかっていうと冒険者って言った方が良いくらい。

 確かに冒険者の中にも奴隷を引き連れている人はいるけど、彼等は性質上お金を貯めるなんて事はしないからね。

 いつ死ぬか分からないからね、実際問題。今日の洞窟で怪物に殴り殺されるかもしれないし、明日は魔術で身体を貫かれるかもしれない。

 危険を冒す彼等は毎日”死”と二人三脚……私も冒険者だったら絶対備蓄なんてしないね!

 あははっ……ん? 傘貸し屋とは?

 えぇ――!? 今までの話聞いて疑問に思ったのそこ!? 結構序盤だよね!?

 確かに傘貸し屋なんてここくらいしか無い職業かもしれないけど……まあ、いいや。

 えっとね、簡単に言えば、橋の端で傘を貸してくれる人! なんちゃって!

 ……はいはい、寒いギャクでしたよ。

 そんな目で見ないでよ。

 けど、話した内容は嘘じゃないからね。

 街の中って、建物のせいで殆ど日陰でしょ? 日向部分って都市中心部の市場と橋くらいなの。だから、日焼けしたくない人に傘を渡す職業があるって訳。

 勿論こんな事を気にするのは貴族くらいだから、市場になんて顔を出さないけど、橋は避けて通れない道だからね。橋の端くらいしか傘を渡す場所は無いって訳よ。

 ……あれ、傘貸し屋の話の前って何の話をしていたっけ?

 んーと……あ、思い出した! おはりりだった!

 でね、その時の少年に”前に僕がいた世界で流行っていた挨拶を教えてあげる”って言われ……え? 前にいた世界って何か?

 あれだよ、異世界転移とか異世界転生で呼び出された人たちだよ。


「その人って……今どこにいますか?」


 その少年?

 もう街にはいないんじゃないかな。

 昔から冒険者って根無し草で有名だし。

 あはは、そんなに落ち込まなくても大丈夫だよ。

 世界は広いけど、皆この青い空の下にいる筈だし、いつか絶対会えるよ!

 そうそう、元気だして!

 あ、ほら! そろそろ市場に着くよ!

 時間もお昼時だし、何か食べて行こう!

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 お待ちしております。


☆☆☆☆☆私が最近読んだお話もとい独り言(2019.3.16)☆☆☆☆☆

題名:魔操言語マイスター

作者:十味飯 八甘 様

媒体:小説家になろう

URL: https://ncode.syosetu.com/n5191fj/

ジャンル:異世界〔恋愛〕

キーワード: R15 残酷な描写あり 異世界転移 双子 母娘 年上 スローライフ

連載:6話(内1話目は資料集編)

文字数:21,775文字


 異世界に行ってみたいけど、実際本当に飛ばされたらどうなるだろうか。

 まずはパニックに陥って、それが原因で魔物が寄ってきて、餌になるもんかと震える足腰にグッと力を入れたと思ったら……ガブッ! ゴギッ! ブチッ!

 そんな未来が見えるから異世界に行く勇気が湧かない。


 それに比べてこの主人公は落ち着いている。

 私なら魔物と会った時点で「うあぁぁぁぁ゛――!」って叫ぶし、可愛い双子の女の子が近くに寄ってきても「うおぉぉぉぉ゛――!?」って叫ぶ自信がある。


 詰まるところ、私は異世界転移を果たしても物語は私を置いて行ってしまうだろう。

 まあ、ヒロインの双子のお母さんが美女で3歳年上、しかも見た目が十代という情報を先に仕入れる事が出来たら、手頃な木の棒でも振り回して生き残ろうとするかもしれないが。


 でも人見知りのコミュ障が初対面の美女に挨拶出来るのか……いや、きっと出来ない。会ったら硬直して、緊張から変な事を口走り、双子のヒロインに剣で後ろからグサッと一突きだろうな。命が幾つあっても足りない。


 結果、私に異世界転移もスローライフも向いていない。

 私みたいな心配性な奴は安定企業に就職してスローライフ勢を応援するのに限る。

 がんばれ。

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