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地球ごと異世界転移!?  作者: 虹火
第1章 —プロローグ—【本編】/世界の予兆【ISDM編】
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第11話 進んで行く日々 part1 —集団行動—

第11話です。本編です。地球ごと異世界転移というタイトルなのですがとても分かりやすいと思います。ですが、今から書かれているのは主人公の変わってゆく訓練の日々です。異世界要素が主人公が地球を出るまでほとんど存在しませんのでご注意ください。また、異世界が好きな方にはごめんなさい。でも、やはり訓練の日々をなくしてしまうといきなり主人公が全く知らない人物と突然友達になったところからスタートしてしまうかもしれません。それは、嫌ですよね?ですから、訓練の日々を書くにあたり日常と、コメディ要素も少し入れていこうかなと思います。

その方が作者的には面白いので(笑)←おい!


2031年10月5日7:00—ここは、ISDM本部 寮内4階廊下を少し進んだ先にある扉の先の部屋の中—

 俺は、まだ、寝ていた。

 すると、カチャリという音が聞こえた。

「佐藤さん。もう起きてください。7時ですから。オネイロスは、一日が地球より短いのですよ?早く起きて貰わないと、あなたがオネイロスに行ってからあなたの班に支障が出てしまいます」


 この声は、飛田さんである。俺は、いきよいよく起きた。


「分かりました。というか、さっきさらっととんでもないこと言いましたよね?オネイロスの一日が地球より短いってマジですか?」


「本当の事ですよ。まずそもそも、オネイロスは、地球とは、別の惑星です。別の惑星というのは、大げさかも知れませんが、異世界と言っても過言ではありませんからね。オネイロスに行ったら、常識は通用しないと思ってください。昔の旅は日本という世界から見ても小さい国を一周するどころか、江戸から大阪に旅に行くだけでも命の危険があり、旅は、死を覚悟していくものだったということをあなたは、知っていますか?今では、東京から大阪に行くだけで、死を覚悟するだなんて言ったら笑い話にしかならないでしょう。ですが、宇宙旅行が今ではそれにあたります。もしかしたら遠い未来、宇宙旅行で死を覚悟すると言ったら、笑い話にされてるかもしれません。オネイロスは、未知の惑星です。あなたの少しの判断の過ちであなたが死ぬかもしれませんし、仲間が死ぬかもしれません。これをよく覚えておいて下さい」


「分かりました...」


 こう言われるとなんか、とても反論できなくなる。それも、言ってることが本当の事だから余計反論できない。まぁ、反論できたとしても、勝てないだろうけど。


「それでしたら、的確に素早く行動をし、集団行動を厳守できるようにしてください。あなたが布団から出たのは、20分遅れてからですよ。それと、英語も聞き取れるようにはなってましたね。こちらとしても、早くできるようになってくれるのは、ありがたいです」


「聞き取れるようになったというか、英語が頭にスッと入ってくる感じなんですよね...。不思議な感覚だなぁ」


「それは、脳が英語で物事を覚えようとするからです。日本人は、日本語で物事を考えます。英語が余り得意ではないけれど、聞き取るときたいていの日本人は、その英語を脳内で日本語に訳してから理解していますが、これが慣れて、英語をよく訳せるようになってくると、無意識に英語を日本語に訳せるようになってきます。それを越えると、今度は聞き取った英語を脳内で訳すのではなく、そのまま理解しようとします。そして、英語で物事を考えることが出来るようになるのです。あなたは、おそらくその時英語脳に変わっていますよ。これは、大きな進歩です。この調子で話せるようにもなってほしいです」


「そうなんですか!やったー!英語得意じゃなかったけど、この調子なら習得できるかも。勉強は好きじゃないどころか嫌いだけど、出来るようになると達成感が凄いですね」


「確かにそうですね。それでは、朝食を取りに行ってください」


「はい!」


(英語少しは話せるようになったし、同じ隊の人というか、いままで朝食食う時も、昼飯食う時も夕食食う時も、訓練するときも距離話してたけど今なら.....)


 俺は、朝食をとるために1階にある食堂に向かった。


 だけど、現実はそう上手く出来てるわけもなく....


 昼食は、大抵どこの隊も、集まって食べている。たまに、班で固まって食べているところもあるが、俺だけいっつも一人で食べている。別に俺だけ仲間はずれにされているわけではない。


「ハ、ハロー」


 ぎこちないが言えた。


 すると、隊の皆が驚いたかのような顔をしたが、直ぐに表情を戻しえっと、誰だっけ...オムさんだ!が、笑顔で言ってくれた。


『こんにちは、佐藤さん。あなたから話しかけるとは、珍しいですね』


 えっと、理解は出来たのだけれども、その文章...さ。物凄く次の言葉が思いつかないのだけれども...



 あれ、誰か次の言葉喋ってくれないの?え?誰かつないでくれないと困るんだけど。




 そして、俺は何もできないまま、ここに居続けるのもあれだったので立ち去ってしまった——





読んでいただきありがとうございます。苦笑いぐらいは出来るかなと思うのですけど..面白かったらこちらとしては、大変嬉しいです。

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