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【詩集】Shangri-La

夕焼けになったら

作者: 野鶴善明

 

じいちゃんは夕焼けになった

とうちゃんも夕焼けになった

夕焼けになって

赤く輝き

黄色く広がり

もえて

燃える 萌える


夕焼けになったら

憎むこともなく

怨むこともなく

ただほほえんでいればいいのだと

じいちゃんは言ってた


夕焼けになったら

羨むこともなく

妬むこともなく

とても澄んだ気持ちでいられると

とうちゃんは言ってた

 

 夕焼けは誰のものでもないから

 ひとり占めできない

 夕焼けはただ夕焼けでいるだけだから

 誰も奪い取ることはできない


僕もいつかあの夕焼けになる

星を照らす夕焼けになる

はんかけの月を照らす夕焼けになる

夕焼けになって

愛する人をつつむように

両腕を広げる


じいちゃんは夕焼けになった

とうちゃんも夕焼けになった

夕焼けになって

赤く輝き

黄色く広がり

もえて

燃える 萌える


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