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呼び名

 連休が続いたとき。

 近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが帰省しました。

 私が小学校の時に、いっしょに歩いて小学校に登校したり、いっしょに缶けりなどをして遊んでくれたお兄さん、お姉さんです。

 もうみなさん、もちろん何人かの子持ち。

 外で子供さんを連れて奥さん、ご主人と散歩されているお兄さん、お姉さんに。

 夜、いっしょに花火をしませんか? とお誘いしました。

 昔、夏休みなどはほぼ連日でみんなで近所の空き地に集まり、花火をしたことを思い出します。

 OKしてくださったんで、皆さん自分の子供たちをつれてその夜、花火をしました。


 子供たちは初対面にも変わらず、すぐ打ち解けましたが。

 大人の私たちはやはり時を経てますので、少しくすぐったいような、なんだか恥ずかしいような感じ、ですね。そしてお互いを呼ぶときの名前ですが。

 私が当時、近所では一番年下で、末っ子的立場にいましたもので。(だから末っ子根性が今でも抜けない)

 みなさん、私のことを下の名前で「ちゃん」付けで呼んでくれました。


 ……ドキドキしました。


 二十歳過ぎれば、名前を呼ばれるなんて名字で「さん」づけで呼ばれるのが普通。

 もしくは今なんて、「△△ちゃんのママ、☆☆くんのおかあさん」と呼ばれるのがせいぜい。


「〇〇ちゃん」なんて。

 名前でちゃん付けで呼んでくれるなんて、正月に親戚のおっちゃんくらいだったものを。

 それが、年の近いお兄さんから「〇〇ちゃん」なんて呼ばれると。


 ……ええなあー! なんてイイ響き!


 わ、若返った感じ。

 男性から「ちゃん」付けで呼ばれるなんて。海の専門学校にいたときぐらい?

(ちなみに主人は付き合った当初からいきなりわたしを呼び捨てにしました。名字で「さん」づけ→名前呼び捨て。私は今でも「ちゃん」づけで呼んであげてるのに)

 新鮮といいますか、少し嬉しいですよね!

 心の中でにまにましていました。


 ママ友のU子ちゃんも同じこと言ってたなあ。

(長男が、私がU子ちゃんを呼ぶ呼び方にならって「T君のママ」じゃなくて「U子ちゃん」と呼んだものですので。『な、なあに、☆☆君。ドキドキしちゃう』と、U子ちゃんは胸を押さえて返事してました笑 )


 なんにせよ、男性から。

 名前で「ちゃん」づけで呼ばれるのは。

 何歳であっても女性として嬉しいものです(笑)。


 それにしても、恋人や夫婦の皆さんはお互いをなんと呼んでらっしゃるのでしょう。

 姉夫婦は、お互い名前を呼び捨てで呼んでいたなあ。

 私の両親は「なあ」と「おい」。

 主人の両親は「お父さん」「お母さん」だったそう。

「あなた」とご主人のことを呼ぶ奥さんにはあまり遭遇したことありません。

 奥さんがご主人を名前で「さん」づけ。ご主人が奥さんを名前で「ちゃん」づけで呼ぶ夫婦を見たときは、おお、と少し思いました。




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