りべんじ パウンドケーキ
ゴールデンウィーク中、私はリベンジいたしました。
アレです。前回、大失敗したパウンドケーキ!
いえ、は〇サブレのようで美味しくいただきましたけどね。
やはり、悔しいのです。
もう一度、作っていつものように美味しく家族で食べたい。上手くできたらそのうちのひとつは今度こそ、お隣さんへ。
さて、私は今回はレシピを確認し、一般的なパウンドケーキに入れるベーキングパウダーの量を確認したうえで再び挑みましたよ。
主人も手伝い、バターと砂糖をきちんと白くなるまですり混ぜ、卵をいれたときは分離しないように高速マッハで泡だて器でかき混ぜ。
きちんとレシピの分量通りのベーキングパウダーと混ぜてふるった小麦粉を投入し、練らないようにさっくりとゴムベらで混ぜ、型に流し込むなり即座にオーブンへ放り込みました!
今度こそ大丈夫。プレーンの生地と抹茶をくわえた生地の2タイプのパウンドケーキを作成しました。
焼きあがったほかほかの暖かいケーキを、三時のティータイムに美味しくいただけることでしょう。
洗い物をすませ、ふとオーブンに目をやりましたら。
きゃああああ!!!
また、型から生地があふれだしている!!!
「なんでやあ? なんでやろ?」
主人とオーブンをのぞきこむ私。ちゃんと、分量どおりのベーキングパウダーを入れたのに!
二つつくったうちのひとつ、プレーンの生地のほうは完璧にあふれだしています。(私が最後に粉をくわえた方)
たいして、片方の抹茶生地のほうはかなり膨らんでいますがかろうじてあふれずに型にとどまっている状態。(主人が粉を混ぜた)
ここで一つ勉強になりました。
混ぜ方のちがいで生地の膨らみ方にきちんと差が出るということを。
私は極力粘りが出ないよう、粉をくわえたときにさっくりと生地にまぜました。
主人は粉をどさっと入れ、そのまま泡だて器でがしがしとしっかり練るように混ぜました。
「あんまり練ったら、生地ふくらまへんで!」と私が注意したくらい。
通常は私のやり方の方が正しいのでしょうが、今回は功を奏し、主人のやり方がよかった模様。
粘りがでた主人の抹茶の生地はふくらみすぎるのを抑えたのです。
焼きあがって完成した作品をショックをうけながらオーブンから出しました。
この前ほどひどくはありませんが。
食べてみると、私の混ぜたプレーンはこの間のハ〇サブレとケーキの中間のような感じ。
主人の抹茶はかろうじてパウンドケーキの範疇におさまっておりました。(それでもハ〇サブレとの境界線に近い模様)
両方とも生地の断面の気泡が大きい。きめがあらい。ぱさぱさした舌触りです。
屈辱です。またもや、失敗。
「なんでやあ?」
これはベーキングパウダーに原因があると思った私たち。
私はベーキングパウダーの缶の表示を。
主人はそのメーカーのホームページをスマホで確認しました。
このベーキングパウダー。母が購入したもので、前回に初めて開けたものですが。
見たことのない缶。今までに聞いたこともないようなメーカー。
スマホでその商品について確認した主人が言いました。
公表するのははばかるので、商品名はふせますが。
「今までのお客様の要望を全てかねそなえた商品! 画期的! らしいよ」
私は缶にかかれている小麦粉に加える場合の適度な量の目安、というのを読んで確認し、計算しました。(それを一番最初に行え! ですね)
すると。
なんと出たベーキングパウダー量はよくあるレシピの半量!
なるほど。
従来のベーキングパウダーの半分の量で同じ効果が出せるという、新しいスーパーベーキングパウダーだったわけですね! 画期的! それは素晴らしい商品ですね!
うん、でもそういうことはもっとちゃんと缶の表に大きく明記しておいてくださいな!
……ということで、今回も失敗いたしました。
次こそは復讐を果たします……。