表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/185

ジャイ子2

 我が家のジャイ子ちゃん。

 ただ今、一歳四か月をむかえております。


 成長しました。


 ついこの間までは、ひたすらガサ入れを繰り返しておりました。


 この、幼児ならだれもが通るガサ入れ期。

 うんざりしてしまいます。


 戸棚でも、引出しでも、段ボールの箱でも、ゴミ箱でも、とにかくなんでもガサ入れをするのです。

 ええ? そんなところまで?

 とこっちがびっくりするくらい、頭を突っ込み、中のものをぽいぽいと放り出しては、まるでマルサの女のようにひたむきにその仕事を遂行するのです。

 そして、たまにそのからっぽになったスペースにわが身をおさめようとしたりします。(猫?)

 この間、ゴミ箱に入って身動きがとれなくなってしまい泣いていたので、笑ってしまいました。


 こんなジャイ子ちゃん。

 相変わらずビックサイズ。10キロは超えております。

 がっしりしています。おんなじ体重の子と抱っこ比べしても、ジャイ子の方が重く感じます。

 なんというのでしょう。ふわふわした幼児特有の体つきではなく、もう筋肉と骨がしっかり、中身詰まってます、という体格なので重く感じるのです。


 大食漢。

 満腹中枢がまだ発達していないので、あればあるだけ食べてしまい気をつけないとお腹がぱんぱんになるまで食べてしまいます。


 もうダメ! というと、まるでこの世の終わりが来たかのように泣きます。

 あたし、死んじゃう! それ食べないと死んじゃう!

 泣きに泣いて暴れ回ります。


 泣くのを我慢することもできるようになりました。怒られた際、下唇を突き出し受け口にしてわなわなと震わせ、ひっひっ、と息を漏らします。

 ぶちゃいくですがその顔がとても可愛いのです。


 なんでも真似をするようになりました。

 お兄ちゃん(長男)のする事ならなんでも真似たい。

 最近、保育所で側転が流行っているらしく、部屋の中で行う長男を見て

『あたちもする!』

 と手を床につき、お尻を突き上げ片脚を上げます。

 まるで犬がオシッコをするようなポーズですが、本人はそれで出来ていると思っているのです。それがまた、可愛い。


 言葉もよく話すようになりました。

 ママ、パパ、じーじ、ばーば、にいにい。

 家族を指して言えるようになりました。


 ウン、と肯定の返事をするようになりました。

 食べたい? 行きたい? 欲しい?

 と聞くと、

「ウン、ウン」

 と短く、社長のような貫録で頷きます。


 おならをすると、

「ぶっ、ぶっ」

 と股を押さえて言いながら、ケラケラ一人で笑っています。


 うっかり、誰かがぶつかったり、足を踏んだりしようものなら、

「イタタ、イタタ」

 と、その部位を指しながら、相手が謝るまで追いかけて訴えます。


 こんなジャイ子ちゃんはダンスが大好き。

 どんな曲でも身体をゆすって楽しみますが、一番のお気に入りはEテレ、天才てれびくんのエンディング曲です。


『はひふへほの歌』!


 夕ご飯直後に流れるのですが、曲が聞こえるなりテレビの前に走って行って、身体を動かし始めます。


 皆さんご存じですか、あの歌?

 最初、私は見たときドキドキしました。

 黒人ダンサーさんのあの動きが……セクシーすぎやしないかと。

 あのぴちりとした服を着たダンサーさんのヒップラインと腰の動き。

 あ、あれは子供が観ても許されるダンスなのでしょうか、セクシーダンス過ぎやしないですか。Eテレさん。大丈夫なんでしょうか。


 でもあのダンスはマスターできたらなかなかの財産になるのではないかと思います。

 いろんな場面で披露すると、大ウケすることまちがいなしですね!

 実は私も子供と一緒に少し、真似てみたのですが……あの腰の振りだけは日本人にはできないような気がします。(いえ、パ〇イヤ鈴〇さんならできるかも)


 というわけでして、今回は親バカ全開のご報告でした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ