お金のはなし2
前回、お金をもらいそこねたお話をしましたがね。
まだ、終わりではないのです。
実はこれからが本番です。
もう、悔しすぎてネタにして笑い飛ばすしかありません。
皆さんどうぞお付き合いくださいませ。
……私たち、家族のマヌケっぷりを!!
事故から2か月半経ちまして。
母が保険会社から届いた書類を持ってきました。
「なんか、お見舞金返しとして10万円分出るそうやわ。そんで、退院祝いの食事代も10万円まで出るんやて」
事故のことなんて遠い日の出来事になっていた私たちは、わきたちました。
母の加入していた保険はそんなところまでしてくれるのか! と。
10万円の食事?
ウキウキとしてその書類に目をとおしたその瞬間です。
……え?
入院中の選べるアシスト?
そちらの見出しのほうが目を引きました。
そうです。退院後より実は入院中のときがメインのこの確約。
目を通した私たちは、愕然としました。
……な、なんじゃ、こりゃああああ!!
「入院中の家事代行、掃除代行、ヘルパーサポート」
(ジャイ子が入院中、バタバタしておりながらも家事をやりとげた母&痛む恥骨に足をひきずりながら家事していた身重の私。しなくてよかったんです。ヘルパーさんを頼んで、洗濯、掃除、ご飯は任せられたわけです! ジャイ子の付き添いだけに専念できたわけですよ!)
「ご家族のお見舞い交通費(タクシー、駐車料金)負担」
(自分の車はぶつけられて破損しているし、いつ産まれるかわからない状態だし……と思って、入院中のジャイ子にあまり会いにいかなかった私。……本当はタクシー呼んで、ばんばんジャイ子に会いにいけたわけです! ←これが一番悔しかったです。そして、北海道で緊急下船した主人。そのときの交通費も出たわけです ←いや、むしろタクシー使えたり、上記のヘルパーさん頼めるなら、主人は下船する必要はなかったですね)
さらに。
「入院中のDVD、CD、書籍提供!!(3万円まで) パソコンやDVD機器レンタル!」
なんだよ! ジャイ子のためにわざわざ機器とアナ雪のDVD、買いました!
そんなことせずともジャイ子のために3万円分のディズニーとジブリの作品や絵本をタダでもらえたわけなんです!
入院中の花、提供!(2万円まで)
いや、これは、別にいりませんね。
そのほかにも、育児サポートとかね。家庭教師レンタルとかね。
留守中のお家のホームセキュリティレンタル、とか。
あの時知ってたら助かっただろうなあ〜、というサポートのオンパレード!
「なんで? 今頃こんなんくんのよ? 入院してすぐに教えてくれやな意味無いやん!」
と、私たち家族は思いました。皆さんもそう思われますよね。
その理由は。
母が自分の加入している保険に報告したのがつい最近だったからです。
それもね、加害者側の保険担当の方が、「そういえば、そちらの保険のほうには事故のお話されました?」と母に聞いてくださったから、やっと報告したのであって。(ジャイ子が既に退院してからすでに1ヶ月後)
聞いてくださらなかったら、全く知らないままで終わっていた訳ですよ。
ショ、ショック。
で、でも。
退院後の確約がまだ残っている! 是非ともめいっぱい享受してやるぜ!
と、その部分に目を通しましたら。
よく読むと、快気祝いの食事代は退院後30日以内、と書かれていました。……
ジャイ子退院後、すでに60日以上が経過しております。
……泣きそう。
結局、保険の素晴らしい確約を利用出来たのは、お見舞い返しだけでした。……
ふふ。
チクショー、このヤロー!
恩恵を受けられたのは、被害者の私たちではなく、私たちの親戚や近所の方だけかい!
みんなで猛烈に後悔ですよ。本当に。
誰に責任押し付けたらいいの、ていう話です。
つまり全員がテンパっていた訳ですね。(ジャイ子が入院、退院したと思ったら、私が出産、そして母は実家の祖母の介護もあり)
やはり、自分から連絡しないと加入先の自動車保険は動いてくれないわけです。でも加害者としてならともかく、100%落ち度のない純粋な被害者として自分の加入してる自動車保険から何か出るなんて私も母も思っておりませんでした。皆さんもそうじゃないですか? 違います?
いえ、ちゃんと自分の入っている保険内容を知っとけという話ですが。
むなしくなるだけだからそんなことするな、て思うのですが。
計算しちゃいました。
本当はどれ位の恩恵を受けられたはずなのか、をね!
……50万くらいです。
……泣きそう。
というわけで、皆さん。
事故には遭わないのが一番ですが。
もし、遭ってしまったら救急車の次には、すぐに保険先に連絡しましょうね!
純粋な被害者になってしまったときは、加害者側の保険でなんやかやとしていただけるのでつい忘れがちですが。
自分の加入している保険先にも必ず連絡するのですぞ!
そしてもし、皆さんが事故の被害者になった方と遭遇されましたら。
そのときはその方に「自分の保険先にも連絡した?」て、どうか聞いてあげてくださいませ。
本当に被害に遭うと、人ってテンパって訳わかんなくなっているのですよ。うう。
以上、後悔録2でした。