アトピー
昔観た映画「スラムドッグ $ ミリオネア」をこの間、チラリと見ました。(素晴らしい名作だと思います)
冒頭で主役の男の子が、ぽっとん便所に落ちてドロドロになるシーンがあるのですが。
あれと同じことを、私もしたことがある……そうです。(母談。記憶にないのです。忘れたい記憶は忘れるようにできているのでしょう)
子供時代。
私と姉が、近所の子たちと缶蹴りをしてる際。
畑の草むらに隠れていたのをオニに見つかった私たちは缶のところまで近道しようと、そこから土手をジャンプして、下の草むらへと飛び込みました。
ドボーン。
ものの見事に私と姉は、胸から下の下半身が肥溜めにハマりました。
草が生い茂っていたので気がつかなかったのです。
泣きながら帰ったドロドロの私と姉を、母は笑いながら庭のホースで水をぶっかけて洗い流したそうです。(映画と一緒)
あの頃はまだ、そのようなトラップがいたるところに仕掛けられていたわけなんですね。
今考えると卒倒しそうなほど不潔な環境で生きていたのです。
我が家が水洗便所になったのは小学校中学年のとき。
それまでは、私の家庭菜園では完璧な有機栽培をしておりました。
祖母が一度ぎょう虫を下す薬を飲んでおりましたかな。視界が真っ黄色になるという。
ちなみにハマっ子であった主人も、一度ぎょう虫検査に引っかかったのだそうです。
なんでハマっ子のくせにそんなもんに引っかかんねん、と聞きましたが、主人の実家近所で畑を持っている方がたびたび採れた野菜をくれたからだそうで、それが原因ではいかということです。
ところでアトピーや花粉症等のアレルギー症状。
あれが増えたのは、本来寄生虫に対応する免疫機能が、寄生虫に感染する機会が減少したために手持ち無沙汰になり、いろいろなものに過剰に反応するようになったのが原因とされる説が結局正しいのでしょうか?
確かに私が子供の頃、アトピーの子は全校で一人ぐらいしか居なかったと思います。
それが息子が同じ小学校に通っている今では、アトピー等のアレルギーを持った子はとても多い。生徒数は激減してるのにもかかわらず。
横浜の専門学校に行ったとき、クラスメイトのほとんどが程度に差はあるものの、アトピーのアレルギーを持っていることに驚いたものです。全く持ってない私の方が珍しい。
でも、そんな私も花粉症デビューを四年前に横浜で果たしました。残念。
素晴らしく快適に清潔な環境が当たり前のようになっていますが。
やはり身体を鍛えるという意味では、多少不潔な方が良いのではと考えたりしています。
ですので、インフルエンザが流行っている時期以外は、外から帰ってきた子供たちの手洗を強制していない私なのでありました。
(手抜きじゃないんですよ)