表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野球はスリーアウトから  ラムネシーズン  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/48

打倒、除夜の鐘(その六)

 あたりが完全にくらくなり、お寺の境内けいだいにある照明しょうめいが、すべて点灯てんとうした。


 まだ大みそかだが、参拝さんぱいきゃく姿すがたが多い。このお寺で、『いも』と『山菜さんさいおこわ』がふるまわれているのを知って、けつけた近所きんじょの人たちだ。


 バッティングセンターでも、『うしおじる』と『鶏飯かしわおにぎり』をふるまっているそうだから、そっちにもろうかと考えていた。


 で、せっかくお寺に来たので、おまいりしていく。


 そんな中に、小さな女の子がいた。


 まずはおれいだ。


(ありがとうございました)


 前におまいりした時のねがいがかなったのだ。先日、自分に「おとうと」ができた。


 だから、今回のねがいごとは・・・・・・。


(神さまもたまには、神さま自身のねがいごとをかなえてください)


 そんなやさしいねがいごとである。


 女の子が家族と一緒いっしょ境内けいだいから出ていくと、入れわりで近所きんじょのご隠居いんきょさんがやって来た。


「これ、知ってるかい?」


 お寺関係者たちに、スマホで動画を見せてくる。


 そこにうつっているのは、


「やった! やった! やったぞー!」


 全身ではしゃぐ、動画配信者の姿すがただ。


 あるバッティングセンターでの練習、「百七本のホームランを打つ」という挑戦が終わったらしい。


 そのタイムは、『二十九分』ジャスト!


 昨年のお寺のタイム、『二十九分五十八秒』をちぢめてきた。


 本番では、百七本ではなく百八本だが、これなら期待きたいできそうだ。


 動画の向こう側からは、その興奮こうふんつたわってくる。


 お寺の和尚おしょうさんはきゅうけわしい顔になると、


「この場はまかせましたよ」


 そう言って、お寺のおくに引っんでしまった。


 しばらくして、はかま姿すがたのバイト女子大生を一人呼ぶと、


「あのバッティングセンターに、これをとどけてください」


 一通の手紙をわたした。


 その内容は・・・・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ