選手プロデュースの「球場ごはん」
プロ野球の各球団では本拠地球場で、選手がプロデュースした『球場ごはん』を販売している。
選手がプロデュースした『球場ごはん』というと、かつては「お弁当系」が多かった。
けれども、現在では一変している。「おつまみ系」や「スイーツ系」、「ドリンク系」が充実していた。おかげで、球場で選ぶのが楽しい。
選手がプロデュースした『球場ごはん』の場合、「その選手の写真」が広告に使われる。プロデュースした『球場ごはん』を持って、というのが基本形だ。
しかし、そこに「落とし穴」があった。
そもそも、プロ野球選手の多くは、普通の人よりも体が大きい。そんな選手が、『球場ごはん』を持っているのだ。
お客さんたちの中には、広告の写真を見て、こう感じる人もいる。
(ちっちゃ!)
(少な!)
(それだけ?)
この問題に対処するため、ある球団では「選手の写真」と「『球場ごはん』の写真」とを一緒に載せる、それだけにとどめた。選手が手に持っていなければ、小さくは見えないかも。
また、別の方法で対処した球団もある。
広告には、「選手の写真」、そして、「『球場ごはん』を持った子どもの写真」を一緒に載せたのだ。
体の大きなプロ野球選手が持てば、その『球場ごはん』は小さく見える。
でも、体の小さな子どもが持てば・・・・・・。
そんな広告を見て、お客さんの一人が思った。
(この『球場ごはん』、でかっ!)
次回は「中学生」のお話です。