転生とかではなく、魂の記憶って傷かもね
こんばんは。
本日も大学院のことに時間を割かれ、
それが楽しいかもしれないと思うので、
書きたい小説が、こんな遅い時間の更新になってしまった。
てかさ。
小説も大学院の授業も、無料のテキストに書いていて、
分量の多い方に消されてしまう。
なんかいい方法考えないと。
※
長崎から提案された甘い言葉は、橙子を想像以上に夢中にしてしまっていた。
元々、閉鎖された空間から出たいとばかり思っていた橙子にとって、初めてパスポートの申請をして、日本の外に出ることは、大事だったに違いない。
その前の体験が最悪だ。
閉鎖された地方から日本の都心に出て、彼女は本来の価値観を失ってしまった。
なんでも東京に来たから、つまり新しい生活だからとクソ馬鹿ばかしい世界に適合したと思い込んだ人って、とても多い。
地方が廃れれば、日本の都心なんてその煽り、一瞬で来るぐらい小さな島国なんだけどなぁ。わかっている人は少ないなぁと、サナレスは吐息をついていた。
Society 5.0は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより実現します。
この世界に来て、図書館にこもってサナレスは、全ての社会情勢をまず把握した。
でも底辺ではエロがある。
男と女、この時代はジェンダーすら化石の感じが否めないけれど、Society4.0、という情報化社会から、この世界は変革していた。
でも人は肉片で、エロはジェンダーが無くなっても、接触の快感を忘れられないようだった。
『ごめん、リンフィーナ。ほんとうにすまない』
サナレスは血のつながらない妹に迫られた時、女体である彼女を意識してしまって、彼女が赤子だった頃の愛情そのままを示すことができなかった。
以前生きていた貴族社会でも、このたび生まれ変わった現世でも、サナレスは彼女との接触を戸惑ってしまうほど、思考中心の生き方をしてきたと思う。
この世界に来て、図書館に通って、やっと多種多様な人がいることを、心底自覚した。
『橙子、私はこの時代にはいられない。お前と一緒の時間を過ごせるのは、たぶん一瞬だ。私には縁があり、そんなもつれた関係は放って置けない。それがたぶん、全ての生命の抜け出せない‘こだわり‘だ』
偽りの神々シリーズ紹介
「自己肯定感を得るために、呪術を勉強し始めました。」記憶の舞姫
「破れた夢の先は、三角関係から始めます。」星廻りの夢
「封じられた魂」前・「契約の代償」後
「炎上舞台」
「ラーディオヌの秘宝」
「魔女裁判後の日常」
「異世界の秘めごとは日常から始まりました」
「冥府への道を決意するには、それなりに世間知らずでした」
「異世界で勝ち組になる取説」
シリーズの8作目になります。
異世界転生ストーリー
「オタクの青春は異世界転生」1
「オタク、異世界転生で家を建てるほど下剋上できるのか?(オタクの青春は異世界転生2)」
異世界未来ストーリー
「十G都市」ーレシピが全てー




