部活動
面白い時間を過ごした。
Twitterのスペース。クルマの絵を描いている相互フォロワーさんが聞いていたので、聞いてみた。
誰かの作業を聞く不思議な感覚。
毎日絵を塗っているらしい。
「絵画」の知識は教養としてはあるし、学生時代は強制参加みたいな奴で賞なんかも貰ったが、その評価は酷かった。
「絵から悲しみが伝わってくる」
「明るい構図、色なのに、酷く暗い」
「無邪気な残酷さを訴えてくる」
「構図は明確なのに、どこか狂っている」
よくこんな評価なのに、特別賞とか出したな、東京都。小学時代と高校時代と二回貰ったが、何はともあれ図書券が嬉しかった。
絵は自画像とテーブルの上にある静止物の油絵である。何故、この評価になるのか、全くわからない。
まあ、あまり、絵は向いていないのだろう。
最低限の知識しかないと言って過言ではない。
ホストさんの作業音を聞きながら、複数の絵師さんが絵を描いて、それの感想などをTwitterする。
まるで「部活動」のような。美術部の部室にいるイメージが浮かんできた。
美術部とかには全く縁がなかった。
だから、大変不思議な感覚。
鉛筆が擦れる音。真剣な呼吸音。真面目な声音。
仲間が集う素敵な「スペース」。
なるほど。確かに「空間」だ。「空気」が感じられた。
夢を追いかけている人は、綺麗だ。
別に著名かどうかではない。おそらく「意志」の力を、俺は「綺麗」だと感じることがわかった。
温かい。こんな「空気」な友達というか仲間というか、繋がりが欲しいと思った。
「始めてから1年も経ってない」
しかし、綺麗な塗り絵。
職業として絵師を目指している「彼」ですら、まだまだ修練ならば、趣味探し中で書き綴るようやく9ヶ月な俺などまだまだだろう。
しかし、面白い時間だった。
誰かと時間を過ごすというのは、こんなに温かかったのか。
随分と、あまりに遠い昔過ぎて、忘れていた。




