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夜空
紺碧の空。
金色な月。まだ、下が少し、欠けている。
濃淡ある千切れて揺蕩う流れゆく雲が、優しく月を様々に彩るかのように、踊っている。
刻一刻と移り変わり、流れゆく雲が愛おしそうに月を撫でて、額縁のような月が主役のアートを切り取らせる。
月には、模様。
ベタ塗りの金色ではなくて、陰翳がはっきりと見える。
濃淡ある雲に陰翳がある月が時に離れ、時に近づき、紺碧の夜空の色彩に変化を与えている。
紺碧の闇を彩るは月と星。
移り変わる月を輝かせるように、千切れた雲が柔らかく光る星に誘いを掛ける。
応えるように、星は瞬き返して、また、雲はどこかへ消える。
幾千万も繰り返された、そのうちの一瞬。




