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巻き込まれ召喚されたオタク氏の異世界珍道中  作者: 明。


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試してみた

 朝、拙者のマシュマロぷにぷにボディがシュッとしていた。三段腹も二段になっている。そして、全身筋肉痛でござる。筋肉痛は昨日ヒャッハーしたツケでござるな。筋肉痛は辛いが、我が身の異変を確かめねばならぬ!


「か、鏡!いてて……」


 筋肉痛に苦しみながら、どうにか慌てて鏡を覗きこむと、シュッとした拙者がいた。二重顎がないよ!?なんで!??


「みう?ごしゅじんさまが、ちっちゃくなったみう!」


「みゅう?」

「にゃーお?」


 ラウビウ達が心配してくれている……。うちの子はいい子でござるよ。めっちゃ回復魔法をかけてくれている。あ、筋肉痛が治った。


「………わふ。わふ。わふ、わふん(レベルアップしたからだ。主に害はない。それどころか、痩せて健康体になったかもな)」


 まさか、レベルアップにダイエット効果が!??


「ラッキー、そこんとこKWSK!」


 ラッキーによれば、レベルアップとは魂の成長である。ゆえに急激にレベルアップして魂が急成長した場合、それに応じて肉体に影響が出る場合があるとのこと。ダイエット効果ではないようでござるが、身体が軽いし素早く動ける。レベルアップ、すげえでござる。筋肉痛は急成長の影響だったらしい。成長痛みたいなもの?


「ごしゅじん、さま………ちいさい?」


「うん、小さくはなってないでござる」


 ようやく起きたフェリチータたん。地味に心を抉ってくる。とりあえず、ちゃんと否定しておいた。


「おはようご………………ご主人様ああああああ!?や、やつれた!?ストレスですか!?俺が叱りすぎたせいで!??そういや、ご主人様、食事量を減らしてた……」


 隣室から来たエド君があいさつしかけて固まり、なんか叫びだした。拙者、別にエド君といて辛いとかはないでござるよ。そんなんで急激にやつれないでござるよ。


「ちが「そう。ごしゅじん、さま、つらかった」

「ちが「そうみう。エドはちょっとはんせいするみうよ」


 否定しようとしたら、フェリチータたんとラビルビに遮られた。


「ご主人様………すみません……」


「拙者、別にやつれたりしてないでござる!レベルアップしたからだってラッキーが言っていたでござるよ!」


「……………ご主人様。あの馬鹿共しばいていいっすか?」


 とても黒い笑顔でござった。


「まあ、ほどほどに」


 こうして、エド君達は追いかけっこを始めた。なので、拙者は朝食を用意しようと厨房へ移動した。




 一昨日までとはうってかわって大繁盛の銀の剣亭。今朝はシンプルなトーストにカリカリに表面を焼いた厚切りベーコンとスクランブルエッグと野菜スープにフルーツ。女性にはデザートにプリン。男性にはソーセージ5本をつけた。


「おい」


 厨房で走り回る拙者に声をかけたのは、怖そうなおじさんでござった。


「金は払う。それもくれ」


 指さす先には、本日のデザートであるプリン(生クリームのせ)。


「御意!」


 結局、ほぼ全員の男性が追加でデザートを頼んでいたり、剣士っぽい女性がソーセージを追加で頼んでいた。予想外でござるな。こちらにもスイーツ男子がいるようでござるな。


「ご、ご主人様……すいませんでした!」


 右手にフェリチータたん、左手にラビルビを持ったエド君が厨房へ来た。


「ノア君が優秀だったから、さほど問題はなかったでござるよ。それから、ラビルビの耳を持つのはやめてあげてほしいでござる」


 フェリチータたんも首根っこをつかまれていたが、痛かったり苦しい様子はないからスルーした。


「ごしゅじんさまぁ、エドがいじめるみう~」


「からかうからでござる。イジワルはダメでござるよ」


「は~いみう!」


 さて、うちの子達にゴハンをあげよう。


「エド君、お皿洗いを頼むでござる。フェリチータたんは下膳。先に朝食を食べるでござるよ」


 ご飯は皆で食べると決めているので、皆で食べた。ラッキーは生肉。ラウビウは好みに個体差があるらしく、肉と果物、野菜を出して好きに食べさせた。




 食事を済ませたフェリチータたんとエド君が働くのを眺めながら、ノア君とまったりお茶をする。


「タカお兄さん」


「ん~?」


「タカお兄さん、僕のお婿さんになってくれませんか?」


「ゲフゥ!??ぐはっ、ゴホッ!」


 いきなり投下された爆弾に、ビックリしすぎてむせた。


「ごめんなさい。タカお兄さんにとって僕は守備範囲外だってわかってるよ。タカお兄さん、もうすぐここを出ていくでしょ?だから、気持ちだけでも伝えたかった」


「ノア君……その、ごめんなさい」


 ノア君は穏やかに微笑んだ。


「いいんだ。万が一お兄さんが僕を受け入れてくれたら、銀の剣亭のお仕事をずっと手伝ってくれるんじゃないかなって打算もあったし」


「ああ……」


 確かにアカネさんとノア君だけでは手が足りない。ちょっとラウビウに鑑定をかけてみた。


「……ノア君がラウビウをテイムしたら大丈夫なのでは?」


 うちのラビルビの影響かとも思ったが、ラビルビ達のスキルを見る限り、違う気がする。どうやら『模倣』はラウビウ全体が取得しているスキルらしい。



 というわけで、ノア君と市場へ。


「おや?兄ちゃんじゃねぇか!買っていくかい?」


「耳を持たないでえええ!買う!全部!全部買うでござる!!」


 一昨日ラウビウを売っていたおじさんは、またラウビウを売っていた。豪快に耳をつかむおじさんに、拙者は泣きながら訴えた。


「あ、三匹だけ僕が買います。どの子がいいかな……?」


 ノア君が選んだ三匹は、人懐っこかった。


「よろしくね」


「みう!」

「ゴロゴロ……」


 銀の剣亭で実験したところ、やはり模倣はラウビウのスキルだったらしく、ノア君がテイムしたラウビウはノア君のスキルが使えた。

 ノア君の後でアカネさんもラウビウをテイムした。アカネさんはレベルが高いせいか、五匹をテイム。料理スキルはイマイチだけど、掃除スキルが高いラウビウになった。

 これで、銀の剣亭は安泰でござるな。ラウビウ達はよく働いている。


 追伸・ラウビウが三十匹になりました。新しく買ったからです。エド君にバレて叱られました。仕方ないのでござるよ!ラウビウ達が目で助けてって訴えてたんだもん!ちゃんと面倒見るからって説得しました。最後には渋々オッケーしてくれたでござるよ。良かった、良かった。

 拙者を見つめるノア君には気がつかないふりをした。ごめんね、拙者はまだ旅をしなきゃいけないし………やっぱお付き合いするなら女の子がいいの。

 これで銀の剣亭は安泰ですね。

 貴文は色々な意味で同性・異性問わずモテます。ただし歩が酷すぎて貴文の優しさにグラッとくるパターンがほとんどのため、貴文は自分への想いは気の迷いか一過性で、歩以外はいつか皆、自分から離れていくと思っています。

 その思い込みを破壊してくれるのは誰でしょうね(笑)


 ちなみに、まだ同性でも妊娠可なのには気がついていません。

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