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【本編完結】信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略  作者: 大崎 アイル
第十二章 『あふたーすとーりー』編

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383話 ルーシー

2月25日は、攻撃力ゼロから始める剣聖譚 6の発売日です。

表紙は迷宮主、アネモイ・バベル。


……アネモイちゃん、もうちょっと愛想よくしてくれませんかね?

前作を含めて歴代の表紙ヒロインで一番愛想が悪い女(だが、それが良い)

挿絵(By みてみん)


 ――ルーシー・J・ウォーカー。


 俺が異世界にやってきて最初に組んだ仲間。


 火魔法が得意なエルフの魔法使い。


 母親は木の国(スプリングローグ)の英雄・紅蓮の魔女(ロザリー)さん。


 ロザリーさんには魔の森で復活しようとしていた不死の王(ビフロンス)との戦いや、太陽の国(ハイランド)を支配していた厄災の魔女(ネヴィア)さんとの戦いで随分と助けられた。

 

 曾祖父は千年前の仲間であるジョニー・ウォーカーさん。


 こちらもアンナさんや、白竜(メル)さんと共に随分とお世話になった。


 こう考えるとルーシーを含め、彼女の親族とはかなり縁がある。


 そして、今回現れたのは……



「ルーシー!!! 我が愛娘よ!!」



 ルーシーの父親を名乗る魔界の王。


(なぁ、ルーシー。お前の父親って魔王なのか?)

(し、知らないわよ! ママは魔界の貴族とかなんとかって言ってたけど……)


(魔王じゃん、るーちゃん! 知っとこうよ!)

(だから知らなかったんだって! アヤ!)


 俺たちがひそひそと話していると。



「ルーシーよ。こちらへ来るのだ。私に成長した顔をみせてくれ」



 尊大な態度で手招きをする魔界の魔王ゼパル・パイロクラフトさん。


「えっとぉ……」

 ただ、普段は物怖じしないタイプのルーシーでも、さすがに「パパー」と近寄っていったりはしなかった。


 そもそも自称パパだしな。


 本当にルーシーの父親なのか、証拠もない。


 というわけで。


「貴方が本当にルーシーの父親かどうか、証明できます? 初めて会うのでルーシーも戸惑っているようです」

 俺はルーシーの前に立って、自称パパに話しかけた。


「……貴様は何者だ?」

 予想通りというか、魔王さんは俺が眼中にないようで不快そうに顔をしかめる。


「ルーシーの……婚約者です」

 自己紹介は間違ってないよな?


 ちらっと後ろを見ると、ルーシーが嬉しそうにうんうん、と頷いている。


 さーさんは何か言いたげだが、大人しくしていた。

 

「ほう……」

 俺の言葉に興味を持ったらしい。


 ゴオオオ……と、魔王の周囲に紅い炎が渦巻きはじめる。


(船、燃えないのかな?)


 と心配したがちゃんと耐火製になっているようだ。


「我が娘の伴侶となる男か! その力、試してやろう」

「はぁ……」


 おかしいな。

 ルーシーの父親であることを証明してほしいとお願いしたはずなんだけど。


 気が付くと、俺の力試しをするとか言い出した。


 人の話を聞かない魔王だ。


 言うことを聞く魔王、というのも違和感あるが。  


(ねぇ、マコト、マコト)

 ルーシーが背中を指でつつく。


(どうかした?)

(多分ね……あの魔王(ひと)が私の父親なのは間違いないと思う。なんというか……魔力が似てるの。ママの魔力もそうなんだけど。なんとなくわかるの。家族の魔力って)


(へぇ~)

(そーゆーのわかるんだー)


 俺とさーさんは小さく驚いた。

 

 こっちの世界だと血液検査やDNA鑑定がなくても親子関係がわかるらしい。


 ルーシーの勘違いな可能性もあるが魔王のほうはルーシーを娘と確信しているみたいだし、二人そろって勘違いしてるってことはないだろう、たぶん。

 

「構えろ! 人間の魔法使いよ。弱者に娘の相手はさせぬ!」


 そんなことを言われた。


 ルーシーに恥をかかせるわけにはいかない。


 何より女神(ノア)様の使徒として、弱者呼ばわりはいただけない。


水の大精霊(ディーア)

 俺はいつもの相棒に呼び出す。


「はい、我が王」

 するりと姿を現す水の大精霊。


 ズズズ……、と周囲に大量の水の精霊も現れる。


 空が曇り、パラパラと雨が降ってきた。


(おっと、これじゃあルーシーとさーさんが濡れてしまう)

 

 何か雨避けの魔法をかけようとすると。


「結界魔法・風の壁(ウインドバリア)

「ありがとう、るーちゃん」

 ルーシーは自分とさーさんを囲うように風魔法で雨を防いでいた。


「……精霊使いか。水の大精霊(ウンディーネ)を従えるとは……大したものだ」


 水の大精霊(ディーア)を見て、魔王と部下の魔族たちが驚いた表情をしていた。

 

「これで力を証明できたことになります?」


 目の前の魔王が本当にルーシーの父親なら、あまり戦いたくはない。


「笑止! 試すのはこれからだ!」

 

 魔王が右手を上げた。


 ゴウ!! と火柱が立ち上り、魔王の手には一振りの巨大な魔法剣が現れる。


 みるみるうちに魔法剣の刀身が、太陽のように輝きはじめた。


(名のある魔剣みたいだな)


 勇者のもつ聖剣に引けを取らない威圧感(プレッシャー)を放っている。


「ゆくぞ!!!」


 赤い流星のように魔王(ルーシーのパパ)が剣を振りかぶってこちらへ迫ってきた。

■大切なお願い

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■次の更新は、2026年3月25日です。


■感想返し:

 アニメ化のお祝いコメントたくさん、ありがとうございます。


■作者コメント

 ゼロ剣がそろそろ完結なので、新作を準備しないと……。

 

■その他

 感想は全て読んでおりますが、返信する時間が無く申し訳ありません


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― 新着の感想 ―
ぺちっと倒してOHANASHIしましょ
短っ!
次の話が楽しみで、続きがとてもよみたいです。 マコトは王女様や女王様が趣味なのでしょうか? ルーシーは魔王の娘といった王女様やお姫様にあたり、さーさんはラミア女王で、ノア様は旧神王の娘にあたります。…
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