356話 招待状 その2
◇モモの視点◇
視界がぼやけている。
それが徐々にはっきりしてくる。
私とマコト様は空間転移で、白竜師匠のいる北の大陸を目指している。
(……はずなんだけど)
「あれ?」
マコト様の戸惑ったような声が聞こえた。
私は周囲の景色を見渡す。
新緑色の鮮やかな平原。
その奥に見える赤や橙の実をつけた木々が並んでいるのは果樹園でしょうか。
広い平原の至る所で風車が回っている。
風が強い。
一瞬だけ、周囲が薄暗くなったと思ったら雲が上空を通過したからだった。
そしてやや空気が薄いような気がする。
(雲が……いや空が近い……)
私の知る限り、こんな景色は北の大陸――魔大陸には存在しない。
「なぁ、モモ。あんな大きな木って魔大陸にあったっけ?」
「木……? って、ええっ!?」
マコト様に言われて、後ろを振り向き驚く。
ハイランド城の何倍もある馬鹿げたほどの巨木。
木の天辺は雲に隠れている。
こんな木は世界中探しても一本しかない。
「あれは『世界樹』ですよ。マコト様」
私が言うとマコト様はきょとんとした顔になった。
「世界樹って……魔大陸にあったっけ?」
「何をボケたことを言ってるんですか。世界樹があるのは『浮遊大陸』に決まってるじゃないですか」
東西南北の四大陸の中央にある『中つの大海』。
その上空を漂っているのが浮遊大陸であり。
浮遊大陸にそびえるのが神話時代から存在するという『世界樹』だ。
「あれー? なんで浮遊大陸に来ちゃったんだろ」
「あの~、マコト様って空間転移は、どうやって発動してるんですか?」
私は首をかしげているマコト様に質問した。
空間転移の魔法術式は複雑だ。
一々呪文を唱えていたら日が暮れるので、使い手は事前に略式魔法陣を手元に用意しておいたり、専用の魔導具を使う。
行き先を指定する時は、頭の中に地図を思い浮かべ、『現在地』『行きたい場所』『距離』をなるべく正確に把握して、魔法を発動する。
星は丸いので直線移動してしまうと上空へ放り出されるので地上との位置も調整する。
超長距離移動の場合は、星の自転も考慮して……と考えないといけないことは多い。
そのうえ魔力を馬鹿みたいに消費する。
だからこそ空間転移の使い手は少ないんですが。
「えっとね。空間転移する時は、『時の精霊』さんに『ちょっとそこまで』ってお願いをしてから……」
「…………は?」
マコト様の言葉に、私はツッコミを入れた。
何を言ってるんだ、この人は。
「あとは運命魔法の『因果の糸』を辿って、自分の会いたい人を思い浮かべてから」
「ちょっとちょっとちょっとちょっと、待ってください!」
私は意味不明なことを言い出したマコト様を慌てて止めた。
「空間転移の魔法術式は? 座標指定はしないんですか?」
「それって面倒じゃない?」
「そーゆーもんなんです!」
「俺が教わった方法だと、もっとシンプルだったよ」
「それが『時の精霊』と『因果の糸』を使う方法ですか……」
「うん」
おかしい。
少なくとも現代魔術では聞いたことがないやり方だ。
再現性がなさすぎる。
「どうしたんだ、モモ?」
「あの……マコト様って空間転移を誰に習ったんですか?」
私が聞くと、マコト様はあっさり教えてくれた。
「運命の女神様」
「うわぁ……」
謎が解けた。
そりゃ、聞いたことがないはずだ。
女神様のやり方だった。
「なんか間違ってる?」
「どこから説明したらいいものやら……」
はぁ、と私はため息をついた。
そもそも『時の精霊』なんてものが人間には扱えない。
だからこれはきっとマコト様だけのやり方なんだろう。
それにしても運命の女神様が直々に古い神族の使徒であるマコト様に魔法を教えるなんて。
聖神族と古い神族は犬猿と聞いてますが。
マコト様は仲がいいんでしょうか。
本当、誰とでも仲良くなるなぁー、この人は。
「浮遊大陸は綺麗だな~。世界樹もっと近くで見たい」
私が考え事をしていると、マコト様がふらふらと歩いていくのが見えた。
「ちょっと、ちょっと、マコト様! 魔大陸に行って白竜師匠に会いに行くんですよね! どこに行くんですか!」
「ちょっとだけ観光しようよ、モモ」
「えー、でも私たちは関所を通っていませんからあまり長居はしないほうが……」
と言っていると。
「お前たち!」
「止まれ!!」
「何者だ! この国のものではないな!」
「入国許可証を見せてみろ!」
あっという間に鎧と槍で武装した兵士たちに取り囲まれた。
この国の衛兵だろう。
……バサッ! ……バサッ! ……バサッ!
と風を打つ音が響く。
その音は兵士たちの背中から生える大きな翼が発している。
「モモ……この人たち」
「天翼族ですね。アンナさんと同じ」
浮遊大陸は天翼族が多く暮らしている。
見目麗しい女性だけの種族。
人さらいや違法奴隷商人たちがやってくることも珍しくないとか。
そのため天翼族の街近くでは、このように警備の衛兵が多く巡回している。
「入国許可証はどうした!」
衛兵の隊長らしき女性が厳しい声で尋ねてくる。
(さて……どうしましょうかね)
ここで身分を明かすのは簡単だけど、私は太陽の国の『大賢者』を引退した身。
あまり過去の地位をひけらかして無理を通すのは気が引ける。
ちらっと、マコト様の顔を見ると余裕綽々の表情だ。
何か考えがあるかも。
私は千年前と同じく、任せてしまおうと思った。
「空間転移でやってきました」
「マコト様!?」
何を馬鹿正直に言ってるんですか!
「何! 貴様ら不法入国者か! 逮捕だ!!」
――私たちは衛兵たちに捕まりました。
◇
「あのー、マコト様? どーするんですか、これ」
「うーん、困ったね」
私とマコト様は両手を縄でしっかりと縛られ、連行されている。
このまま天翼族の族長のもとに運ばれるらしい。
不法者は、族長が裁くのだとか。
うーん、司法制度がないとか不安しかないですねー。
(一応、私が魔法を使えば簡単に逃げられますが……)
ここの衛兵たちに元白の大賢者や水の国の英雄の面は割れていない。
だから逃げちゃってもいいんだけど。
ちらっと、マコト様を見る。
マコト様もこっちを見て、いたずらっぽく笑っている。
(ま、いっか。任せよっと)
太陽の国ではずっと頼られる立場だった。
でも、今はマコト様との二人パーティー。
千年前と同じようにマコト様を頼った。
その時。
「ーーーー!!!!」
ガラスを引っ掻いたような不快な鳴き声が響いた。
そして、こちらに迫る黒い影。
それは細長い手足を持つ巨大な蝙蝠のような魔物だった。
それが数匹、こちらに襲いかかってくる。
「魔物だ!!」
「シャン・タークー鳥だ!!」
「またあいつらか!」
「陣形を整えろ! やつらの爪に触れるな!! 呪われるぞ!」
衛兵たちが焦った表情で槍を構える。
その周囲を獲物を狙うようにぐるぐると飛び回る魔物。
「ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!」
黒い魔物は、不快な鳴き声を上げながら周囲を旋回する。
その速度は目で追うのがやっとで、飛行が得意なはずの天翼族すら翻弄していた。
「くそっ!」
「速すぎる!」
「魔法を使えるものは!」
「無理です! 当てられません!」
(これは助けに入ったほうがいいのでは……?)
と私が迷っていると。
――スン
と周囲の空気が変わった。
それが冷気によるものだとすぐに気づく。
「あの飛び回っている小鳥を凍らせればよいのですか? 我が王」
「そうだね、水の大精霊」
「「「「「…………!?!!?」」」」」
私たちを捕らえていた天翼族の衛兵たちがぎょっとしたように、突然現れた水の大精霊のほうを振り向く。
それは黒い魔物も同じようで、こちらを狙う動きから距離をとるように離れ始めた。
「ふふふ……、逃しませんよ」
水の大精霊が、右手を払う仕草をする。
同時に黒い魔物の翼が凍りつき、地面へと落下した。
ガシャン! と魔物の凍った羽が砕けた。
「今だ!!! とどめを刺せ!」
「「「はっ!!!」」」
衛兵の隊長の号令で、落下した魔物が次々に串刺しになる。
魔物は耳障りな断末魔を上げて、絶命した。
その間、水の大精霊は「ふふん」と不遜な表情で腕組みをしている。
「ありがとう、ディーア」
「この程度、お安いごようです。もっと気軽に呼んでくださいませ、我が王」
「ディーア、用事が終わったなら帰りなさいよ」
「はぁ!? ちびっここそ、何を捕まってるんですか!?」
「こんなん、いつでも逃げられますよ、ディーア」
「じゃあ、さっさと我が王を連れて逃げなさいよ、ちびっこ」
「こっちも事情があるんですよ!」
「水の大精霊には関係ないですね!」
「あ、あの……」
私たちがいつもの調子で口論していると、衛兵の隊長が話しかけてきた。
「さ、先ほどはありがとうございます。こいつらはシャン・タークー鳥という魔物で、最近浮遊大陸によく現れてまして……我らも困っております……。昔はこのような魔物は居なかったのですが……」
「確かに珍しいですね。こいつらは『月の魔物』ですよ。普段ならこの世界にはいない、外の世界からやってきた魔物です」
「「月の魔物?」」
マコト様とディーアは知らなかったようで、疑問の声が上がった。
「なぁ、モモ。月って夜に光ってるあの月だよな?」
マコト様の質問に私は首を横に振った。
「確かに地上からも月は見えてますが、それ以外にもいくつかあるんですよ。魔界と繋がっていると言われ、特定の時期にだけ出現する『赤い月』。見るものを狂わせ、正気を保っている者には見えないと言われる『青い月』。そして地上からはどこにあるのかもわからない『黒い月』。この魔物は黒い月の魔物ですね」
「へぇ~」
マコト様は感心したように、息絶えた魔物を見つめている。
「すいません、助けていただいておいて恐縮なのですが我々と一緒に族長のもとへ来ていただくのは可能でしょうか?」
衛兵が恐る恐るという口調で聞いてきた。
さっきまでの居丈高な態度とは真反対だ。
「いいですよ。規則ですし」
マコト様はあっさり頷いた。
ディーアはやや不満なようで。
「我が王やちびっこがそのような扱いを受けているのは、納得ゆきませんが」
どうやらマコト様と私の腕が縄で縛られていることが不満らしい。
「大丈夫だよ、また呼ぶから。一回、精霊界に戻っておいて」
「……かしこまりました、我が王。じゃあね、ちびっこ」
ディーアの姿が霧となって消えた。
同時に、周囲に満ちていた威圧感が消える。
「……はぁ、……はぁ、……はぁ、……はぁ」
「……い、息が止まるかと」
衛兵たちの数名がその場にへたり込んだ。
どうやら水の大精霊の魔力に当てられたらしい。
「そ、それではどうぞこちらへ」
隊長だけはそんな無様は晒していないが、それでもマコト様と私にかなり怯えている。
その後は何事もなく、私たちは天翼族の街に到着しました。
そこは街と言っても、村を少し大きくした程度で人口も数千くらいの規模みたいです。
街の中央に大きな屋敷があり、そこが族長の家らしく衛兵の一人が呼びにいった。
ほどなくして、壮年の天翼族の女性が屋敷からでてきた。
人当たりの良さそうな印象を受ける。
マコト様と私は目を合わせ、ほっとした表情になった。
族長らしき女性と衛兵がこちらに歩いて来ながらの会話が聞こえてきた。
「不法入国者ですか……。人攫いであれば規則通り『死刑』ですし、そうでないなら『浮遊大陸からの落下』でよいでしょう」
見た目は優しげですが、言ってる内容はまったく容赦なかった。
マコト様と私は再び目をあわせる。
うーん、死刑は困りますね。
私たちは人攫いではないですが。
「それが……我々が手に負えなかったシャン・タークー鳥を一瞬で行動不能にしました。かなりの手練です」
「高位の冒険者ということですか?」
「それが……詳しい尋問はまだでして。我々は大陸外の情報に疎いもので。不法入国者の名前は『高月マコト』という青年と『モモ』という少女です。族長はご存知ですか?」
「タカツキマコト……、その名前には覚えがあります。確か『光の勇者』様と共に大魔王と戦った西の大陸の英雄の名前です」
「なんと……! では我々はそのような人物に粗相をっ……」
「いえ、本人ということはないでしょう。通常は国を通して事前の通達があるはずです。英雄の名前を騙っているだけでしょうね」
(本人なんですよねー)
心の中でツッコむ。
隣を見るとマコト様が難しい顔をしていた。
「マコト様。国の英雄は気軽に不法入国とかしちゃいけないんですよ?」
小声で話しかける。
マコト様も小声で返してくれた。
「……なぁ、モモ」
「なんですか?」
「これってソフィアに怒られるかな?」
「事情を言えば大丈夫だと思いますけど……」
しかし、真剣な表情で何を考えているのかと思えば。
婚約者に叱られるかも、という悩みですか。
これは将来尻に敷かれそうですね。
「さて、不法入国者は顔を見せなさい」
私とマコト様が小声で雑談している間に、族長が目の前にやってきた。
まず、族長はマコト様の顔をまじまじと眺める。
「ふむ……貴方がタカツキマコト、ですか。この国にやってきた目的を教えなさい」
「魔大陸に行こうとして空間転移を使ったら失敗して浮遊大陸に来ちゃいました」
その言葉で、族長の表情が険しくなる。
「嘘はおやめなさい! 空間転移の失敗で大陸を間違えるなどありえません!」
(ですよねー)
普通はそう判断する。
そもそも距離が全然違うし、空中を常に移動している浮遊大陸にたまたま転移するなんてありえない。
「いや、でも本当に……」
「話になりませんね。では、もう一人のお仲間に聞きます」
そう言って族長は私の目の前にやってきた。
その時に気づく。
あれ?
もしかしたら、この人……。
「さて、幼いお嬢さん。貴女の名前はモモというそうですが、この……たいりくに……き……た……もく……てき」
私の目をみて鋭い視線で話しかけてきた族長の呂律が、急に回らなくなった。
目が見開き、小刻みに震えている。
「族長!」
「どうしましたか!?」
「貴様ら! まさか族長に攻撃を!?」
私たちを取り囲んでいた衛兵たちが集まってくる。
「ち、ちがい……ます」
「族長、こいつらを斬りますか!?」
「な、縄を解きなさい!!! はやく!!!」
最後は絶叫だった。
「族長?」
「いいから!! はやくしなさい!!」
「は、はい……」
衛兵たちは納得しかねる様子だが、私とマコト様の縄が解かれた。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
族長さんが水を飲んでいる。
やがて呼吸が落ち着いたのか、改めて私に話しかけてきた。
「天翼族は記憶力が良い種族です。なので間違いないと思いますが念のため。……貴女様は太陽の国の『白の大賢者』様ですよね?」
身元がバレた。
「はい、そうです」
特に嘘をつく理由がなかったので、頷く。
私を縄で縛っていた衛兵さんが青くなった。
なんか申し訳ない。
「では、お連れのかたは……?」
「西の大陸の水の国の英雄、高月マコト様ですよ」
「ひえっ!」
今度はマコト様に乱暴な口を聞いていた衛兵さんが真っ青になった。
「あの……、ちなみにいらっしゃった目的は? も、勿論言えない内容でしたら深入りはしません!!」
「さっきマコト様が言った通り、空間転移のミスで来ちゃっただけですよ。ほら、マコト様も謝って」
「ごめんなさいです」
「い、いえ! わかりました! もう、これ以上は聞きません!!」
信じてはもらえてないっぽい。
一応、天翼族の族長さんが怯えている理由はわかっていて。
大魔王を倒した『光の勇者』を抱える太陽の国は、現在世界最強の大国だ。
さらに太陽の国の女王は、救世主の仲間『聖女アンナ』の生まれ変わりと名高い聖女ノエル。
聖女アンナさんが、天翼族であることは現在では広く知れ渡っている。
最近は浮遊大陸から太陽の国への使者が多いと聞く。
種族間の融和政策を掲げているノエル女王の指導をしていた『白の大賢者』の不興を買いたくないんだろうなー、と予想。
あとは単純に大国ハイランドの最高戦力の私が怖いか、その両方か。
「マコト様。これ以上の長居は迷惑ですよ」
「……そうだね。申し訳ないことをした」
怯える天翼族の人たちに、マコト様も反省した様子だった。
そもそもどうして、こんなに長居をしたんだろう?
逃げるだけならいつでもできたのに。
「もうここに用事はないですよね?」
「うーん、『因果の糸』に導かれたから、俺に縁のある人との出会いがあるはずなんだけどなー」
ぽろっと、マコト様が気になる言葉を発する。
「だから大人しくしてたんですか」
「でも、特に知り合いはいなさそうだね」
「そもそも浮遊大陸に来るのが初めてですよね?」
「千年前は来たよ」
「もう誰も残っていませんよ」
「そりゃ、そうか」
私とマコト様が雑談をし。
「すいません、私たちはそろそろ帰……」
その時だった。
「あれー!? なんか覚えがある魔力だと思ったら、ルーシーの彼氏くんじゃん!!」
聞き覚えのある騒がしい声が降ってきた。
目の前に魔法陣が現れ、すぐに一人のエルフが空間転移してきた。
「うわ」
思わず声が出る。
「げ」
向こうも同じだった。
「なんでここに『白いの』がいるのよ!」
「なんで『紅蓮の』がここにいるんですか!」
相手が怒鳴ってきたが、私も怒鳴った。
「ロザリーさん?」
マコト様の声が聞こえた。
ロザリー・J・ウォーカー。
現れたのは何故か浮遊大陸の天翼族の街にいるジョニィさんの孫にして、木の国の英雄。
そして、事あるごとに私をライバル視してつっかかってくる魔法使いのエルフだった。
■大切なお願い
『面白かった!』『続きが読みたい!』と思った読者様。
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次の更新は『12/25』です
※やっぱり月一回更新に戻します。
2ヶ月は長すぎました。
書籍作業で忙しい時は、不定期になります。
■感想返し:
>更新していただきありがとうございます! 2ヶ月は長いですね
→はい、長すぎました。
1ヶ月に戻します
>モモちゃんとのキスについて詳しく!
→詳しく書くと、センシティブ判定されそうで危険なのでご想像で。
モモちゃん、見た目は少女なので。
■作者コメント
攻撃力ゼロの2巻でましたので、ご興味あればこちらもぜひ。
 











