クローン・ザ・ギャングスタ
ダイスカイ・タワー。現在ここの中で、ヴァイオテック株式研究会社の社員が交渉を行っていた。
「で、ヴァイオ。例のモノを見せてもらおうか」
男は威圧的に言葉を発する。その姿は暗闇に包まれていてよく見えない。彼の名はロレンティーノ・メディチ、メディチ家のボスである。
「ははははい!れれれ例のモノ...最新クローンギャングスタデス!」
ヴァイオテックの社員は怯えながら言った。このモノが気に入られなければ、彼は多分死ぬだろう。ロレンティーノはそういう野郎なのだ。
「さあ見せてみろ。最新のやつを」
「ままままあ、正確にはG-200クローンギャングスタウォリアーですけどネ」
「ん?」
「スミマセン!」
ロレンティーノの威圧感で社員が少し失禁!
「早く見せたまえ」
「ははははい!これです!これです!」
すると扉から10人のギャングスタが現れた!そのギャングスタたちは皆同じ格好、同じ体格、同じフルフェイスマスクをしていた!
「ではそいつらのウデマエを見せてもらおう。アーマナイト・フレーム!」
すると部屋の横の扉から3メートルほどのロボットが!
「ウェエエエエ!?」
社員が倒れる!
「「「スクリュー!」」」
クローンギャングスタたちが一斉にトミー・ガンを構え、アーマナイト・フレームに一斉掃射!アーマナイト・フレームはスイスチーズのようになり、大破!ギャングスタたちは一斉に正しき姿勢に戻った!これがクローンギャングスタである
「中々やるな」
「そそそそうでしょう!最強のギャングスタの遺伝子を使用しております!」
「ブレードチャクラム!」
するとアーマナイト・フレームが出てきた扉から超人が!その姿はインドの教徒のような恰好をしていた。その手には、大きめのチャクラムが握られている。
「「「スクリュー!」」」
「ハーッ!」
チャクラムが投げられる!それはクローンギャングスタ全員の頭を刈った!
「「「グワアアアアッ!!!」」」
「見事だブレードチャクラム」
「ありがとうございます」
「ウェエエエエ!申し訳ありません!」
「良くやったヴァイオ。この兵は十分使える」
「あああありがとうございます!」
「だが貴様は殺す」
「ウェエエエエ!」
社員はロレンティーノのエネルギー弾で絶命!
「では片付けよ」
「分かりました」
「...デスナイト、どうしたのだ」
ロレンティーノは背後の現れたデスナイトに問う。
「例の作戦は」
「ソートレルにフロッピーを運ばせてある」
「了解」
「ブレードチャクラム!」
「はい」
「ヴァイオテックにこの兵を100体今すぐ用意しろと伝えろ。例の作戦に使用する」
「分かりました」
・・・
暗闇に堕ちた街のビルへビルと駆ける者一人。彼の名はソートレル、メディチの超人である。ソートレルの任務は機密情報が保存されたフロッピーをメディチ・フォーアンサーの一人、ケンプファーに届ける事である。
ソートレルの能力はすごい脚力である。その能力を駆使し、ビルへビルへと素早く跳躍している。
その時!彼の超人感覚は自分を追う者を感じ取った!
「(追われているな…)」
ソートレルは広く、人気が少ない空き地に着地した。そして後ろに振り返ると、そこには赤黒い人影が!そう、皆さんは気づいているだろう。レッドマーダーである!
「貴様!何者だ!」
「俺は、レッドマーダー」
「貴様がレッドマーダーか!」
「メディチの超人は殺す!」
「ソーカ!」
ソートレルが跳躍!そしてレッドマーダーにストンプを仕掛ける!
「ソーカー!」
レッドマーダーはストンプを受け止めた!だがソートレルはレッドマーダーを踏み台にし、力強く跳躍する!そしてソートレルは空中で体勢を整え、投げナイフを二本投げる!
「ソーカッ!」
投げられたナイフはレッドマーダーの心臓を突き刺そうとする!だがレッドマーダーもそう簡単にはやられまい!ナイフを全て掴み取った!
「何!?」
着地したソートレルは驚く!その時!掴み取られたナイフは赤黒いオーラを纏う!エンチャントである!そしてソートレルに投げ返す!
「セイヤーッ!」
「ソーカッ!」
ソートレルは跳躍して回避!だがレッドマーダーは常にソートレルの背後にいた!
「何ー!?」
「アサッシン!」
そしてソートレルの腹から、レッドマーダーの拳が飛び出す!そしてレッドマーダーの回し蹴り!ソートレルが吹っ飛ぶ!
「グワアアアアッ!」
ソートレルは壁に叩きつけられ、倒れる!そこにレッドマーダーが近づいてきた。
「お前は何を命じられた」
「話すものか!」
「ならば死ね!」
レッドマーダーは赤黒いオーラで投げナイフのような物を作り上げた!そして力を籠め、素早く投擲!
「グワアアアアッ!」
そしてソートレルは爆発四散した。
レッドマーダーはソートレルの死亡を確認、そして偶然にも助かったフロッピーを回収し、暗闇にネオンの看板が光る街並みに姿を消した。
・・・
ヴァイオテック・第六クローンギャングスタ工場。ここで、ブレードチャクラムはヴァイオにクローンギャングスタ100体を要請していた。
「100体ですか!?」
「そう、100体です」
「最新版!?」
「そうです」
「ソンナノムリデスヨー」
ヴァイオの研究員が申し訳なさそうに頭を少し下げる。
「ナンダトゴルァ!?」
「ウェエエエエ!」
ブレードチャクラムの怒声に研究員は失禁!
「偉大なるロレンティーノ様は100体という優しい数字で要請しました。なのにあなた方はこれを拒否するのですか?それとも制裁を受けたいのですか?」
「わわわ分かりました!今すぐ準備します!」
「それでいいです」
クローンギャングスタは実際もう少しで100体に達するところだった。クローンギャングスタ工場の生産速度は物凄いスピードとなった!
・・・
「グワーッ!」
メディチの超人であるグラソンはレッドマーダーの襲撃を受けていた。
「レッドマーダーだと!?なぜ貴様がここに!?」
「俺はここいる。そしてお前を殺す」
「ナンダトオォー!?」
グラソンが地面を勢いよく蹴り、拳を突きだす!その拳は氷で覆われていた!
「セイッ!」
レッドマーダーはその攻撃を軽く受け流す!そして反撃のオーラ投げナイフ!そのナイフはグラソンの背中に見事に命中する!
「グワーッ!」
そしてレッドマーダーの連続打撃が始まる!
「セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!」
「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」
レッドマーダー!もうグラソンの体力はゼロだ!だがレッドマーダーはトドメのキャノン・パンチをグラソンにくらわせた!慈悲ハナイ!
「グワアアアアッ!」
そしてグラソンは爆発四散した!
「メディチの超人に慈悲は無い...ん?」
レッドマーダーは気配を感じた。百体ほどのギャングスタと超人一人の気配だ!
「どうもこんにちは!私はメディチ・マフィアの超人特殊部隊メディチ・フォーアンサーに所属するブレードチャクラムです!あなたはメディチの構成員達を殺していますね。それはとても迷惑なのでここで罰します!」
「ほう、お前がフォーアンサーのやつか。罰されるのはお前の方だブレードチャクラム」
「さあギャングスタたち!赤黒いゴミを殺してください!」
「「「「「スクリュー!」」」」」
二十体ほどのクローンギャングスタがレッドマーダー目掛けてトミー・ガンを発砲!BRATATATATATATATATA!!!暗闇に堕ちた街に多数の銃口が光る!フラッシュ!そして飛び交う銃弾!レッドマーダーはこれをかわしていく!そして五個のオーラ投げナイフを作りだし、投げた!
「「「グワーッ!」」」
クローンギャングスタ五体に投げナイフが刺さり絶命!だがここでブレードチャクラムのチャクラム投擲だ!
「イヤーアッ!」
「セイヤーッ!」
チャクラムの攻撃をかわすと共に投げナイフを投げた!
「「「グワーッ!」」」
クローンギャングスタ五体が絶命!だがここで路地から新たなクローンギャングスタ達が姿を現す!そう!まだクローンギャングスタは九十対もいるのだ!ダイジョブなのか!?レッドマーダー!?
BRATATATATATATATA!!!銃口が光る!ついにフレンドリーファイアも始まっている!レッドマーダーはそれを狙っていた!だが肝心のブレードチャクラムは倒せていない!
なんと!ここで投げられていたチャクラムがブレードチャクラム目掛けて帰っていく!しかも帰路はレッドマーダーを切り裂く位置だ!
「セイッ!」
レッドマーダーはスレスレで回避!だが建物の屋上で、ミサイルランチャーを構えたクローンギャングスタが!
「スクリュー!」
ミサイルが四発発射される!レッドマーダーは何とか回避!だが
「イヤーアッ!」
チャクラムが襲いかかる!だがこれも何とか回避し、飛び交う銃弾も回避!だが、ミサイルギャングスタにロックオンされていた!
「ロック!オン!スクリュー!」
アンチサイキッカー(超人)ミサイルがレッドマーダーを襲う!だがこれを回避できず、被弾!
「グワーッ!」
レッドマーダーは路地に吹っ飛ばされ、更なるミサイル追撃を受けた!
「やりました!やりました遂に!赤黒いゴミを倒す事が!」
・・・
(((おい!アカイロ!ヒトシ!起きるのだ!)))
(((・・・)))
(((起きるのだ!目を覚ませ!)))
(((・・・)))
(((この世すべての...悪しき超人に制裁を下すのではなかったのか?せ)))
(((・・・)))
(((いややろう。私がやってやろう!昔のやりかたでな!)))
おお!レッドマーダーの服装が!黒いスーツに腕や足に赤黒いプロテクター、目元は禍々しいデュアルアイバイザーを着けていたレッドマーダーの服装が!徐々に変化していき、全身が赤黒い鎧に覆われたではないか!そして全身から赤黒いオーラを纏い、目に赤黒い炎が燃える!そしてレッドマーダーは立ち上がった!
「何!?生きている!?」
「久しぶりだな!アカイロの身体を使うのは!」
「赤黒いゴミを殺してください!」
「「「「「「スクリュー!」」」」」
「いくぞ!」
レッドマーダー?はその場で回転を始める!そこからクローンギャングスタ目掛けて無数の投げナイフが飛んでいく!ほとんどのクローンギャングスタが絶命!
「「「「「グワーッ!」」」」」
「格闘です!格闘!」
「「「スクリュー!」」」
残ったクローンギャングスタ達がギャング・ソードを抜き、レッドマーダーに斬りかかる!だがこれを通り抜けざまに殺していく!
「「「グワーッ!」」」
「イヤーアッ!」
たまらずブレードチャクラムがチャクラムを投げる!だが!おお!
「ジャッジメント!」
チャクラムはレッドマーダーのチョップで真っ二つに!
「ななななああああ!イヤーアッ!」
ブレードチャクラムの捨て身の攻撃!だが、レッドマーダーはそこにはいない!そう!皆さんの中にはこれがどんな技か分かる方もいるだろう。そう、アサッシンだ!
「ジャッジメントォッ!」
肘を突き刺し、殺意の籠ったトドメの回し蹴り!
「グワアアアアッ!」
そしてブレードチャクラムは爆発四散した!
・・・
「ブレードチャクラムが倒されただと?」
「はい」
「レッドマーダー...か」
やあ!マスター・アンサーだ!俺はみんなからの質問を待っているぞ!だからジャンジャン送ってくれ!まあこれを見ている人なんて全然いないと思うけどね!辛いね!でも質問してくれたら嬉しいぞ!あと評価とかもだな!ちなみにブレードチャクラムってヤツは結構強いんだぜ?メディチの中での話なんだけどな!