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旧サイキック・シティーズ  作者: 民根絶
第一部.ダーク・サイド・シティ
8/8

クローン・ザ・ギャングスタ

 ダイスカイ・タワー。現在ここの中で、ヴァイオテック株式研究会社の社員が交渉を行っていた。


 「で、ヴァイオ。例のモノを見せてもらおうか」


 男は威圧的に言葉を発する。その姿は暗闇に包まれていてよく見えない。彼の名はロレンティーノ・メディチ、メディチ家のボスである。


 「ははははい!れれれ例のモノ...最新クローンギャングスタデス!」


 ヴァイオテックの社員は怯えながら言った。このモノが気に入られなければ、彼は多分死ぬだろう。ロレンティーノはそういう野郎なのだ。


 「さあ見せてみろ。最新のやつを」


 「ままままあ、正確にはG-200クローンギャングスタウォリアーですけどネ」


 「ん?」


 「スミマセン!」


 ロレンティーノの威圧感で社員が少し失禁!


 「早く見せたまえ」


 「ははははい!これです!これです!」


 すると扉から10人のギャングスタが現れた!そのギャングスタたちは皆同じ格好、同じ体格、同じフルフェイスマスクをしていた!


 「ではそいつらのウデマエを見せてもらおう。アーマナイト・フレーム!」


 すると部屋の横の扉から3メートルほどのロボットが!


 「ウェエエエエ!?」


 社員が倒れる!


 「「「スクリュー!」」」


 クローンギャングスタたちが一斉にトミー・ガンを構え、アーマナイト・フレームに一斉掃射!アーマナイト・フレームはスイスチーズのようになり、大破!ギャングスタたちは一斉に正しき姿勢に戻った!これがクローンギャングスタである


 「中々やるな」


 「そそそそうでしょう!最強のギャングスタの遺伝子を使用しております!」


 「ブレードチャクラム!」


 するとアーマナイト・フレームが出てきた扉から超人が!その姿はインドの教徒のような恰好をしていた。その手には、大きめのチャクラムが握られている。


 「「「スクリュー!」」」


 「ハーッ!」


 チャクラムが投げられる!それはクローンギャングスタ全員の頭を刈った!


 「「「グワアアアアッ!!!」」」


 「見事だブレードチャクラム」


 「ありがとうございます」


 「ウェエエエエ!申し訳ありません!」


 「良くやったヴァイオ。この兵は十分使える」


 「あああありがとうございます!」


 「だが貴様は殺す」


 「ウェエエエエ!」


 社員はロレンティーノのエネルギー弾で絶命!


 「では片付けよ」


 「分かりました」


 「...デスナイト、どうしたのだ」


 ロレンティーノは背後の現れたデスナイトに問う。


 「例の作戦は」


 「ソートレルにフロッピーを運ばせてある」


 「了解」


 「ブレードチャクラム!」


 「はい」


 「ヴァイオテックにこの兵を100体今すぐ用意しろと伝えろ。例の作戦に使用する」


 「分かりました」


 ・・・


 暗闇に堕ちた街のビルへビルと駆ける者一人。彼の名はソートレル、メディチの超人である。ソートレルの任務は機密情報が保存されたフロッピーをメディチ・フォーアンサーの一人、ケンプファーに届ける事である。


 ソートレルの能力はすごい脚力である。その能力を駆使し、ビルへビルへと素早く跳躍している。


 その時!彼の超人感覚は自分を追う者を感じ取った!


 「(追われているな…)」


 ソートレルは広く、人気が少ない空き地に着地した。そして後ろに振り返ると、そこには赤黒い人影が!そう、皆さんは気づいているだろう。レッドマーダーである!


 「貴様!何者だ!」


 「俺は、レッドマーダー」


 「貴様がレッドマーダーか!」


 「メディチの超人は殺す!」


 「ソーカ!」


 ソートレルが跳躍!そしてレッドマーダーにストンプを仕掛ける!


 「ソーカー!」


 レッドマーダーはストンプを受け止めた!だがソートレルはレッドマーダーを踏み台にし、力強く跳躍する!そしてソートレルは空中で体勢を整え、投げナイフを二本投げる!


 「ソーカッ!」


 投げられたナイフはレッドマーダーの心臓を突き刺そうとする!だがレッドマーダーもそう簡単にはやられまい!ナイフを全て掴み取った!


 「何!?」


 着地したソートレルは驚く!その時!掴み取られたナイフは赤黒いオーラを纏う!エンチャントである!そしてソートレルに投げ返す!


 「セイヤーッ!」


 「ソーカッ!」


 ソートレルは跳躍して回避!だがレッドマーダーは常にソートレルの背後にいた!


 「何ー!?」


 「アサッシン!」


 そしてソートレルの腹から、レッドマーダーの拳が飛び出す!そしてレッドマーダーの回し蹴り!ソートレルが吹っ飛ぶ!


 「グワアアアアッ!」


 ソートレルは壁に叩きつけられ、倒れる!そこにレッドマーダーが近づいてきた。


 「お前は何を命じられた」


 「話すものか!」


 「ならば死ね!」


 レッドマーダーは赤黒いオーラで投げナイフのような物を作り上げた!そして力を籠め、素早く投擲!


 「グワアアアアッ!」


 そしてソートレルは爆発四散した。


 レッドマーダーはソートレルの死亡を確認、そして偶然にも助かったフロッピーを回収し、暗闇にネオンの看板が光る街並みに姿を消した。


 ・・・


 ヴァイオテック・第六クローンギャングスタ工場。ここで、ブレードチャクラムはヴァイオにクローンギャングスタ100体を要請していた。


 「100体ですか!?」


 「そう、100体です」


 「最新版!?」


 「そうです」


 「ソンナノムリデスヨー」


 ヴァイオの研究員が申し訳なさそうに頭を少し下げる。


 「ナンダトゴルァ!?」


 「ウェエエエエ!」


 ブレードチャクラムの怒声に研究員は失禁!


 「偉大なるロレンティーノ様は100体という優しい数字で要請しました。なのにあなた方はこれを拒否するのですか?それとも制裁を受けたいのですか?」


 「わわわ分かりました!今すぐ準備します!」


 「それでいいです」


 クローンギャングスタは実際もう少しで100体に達するところだった。クローンギャングスタ工場の生産速度は物凄いスピードとなった!


 ・・・


 「グワーッ!」


 メディチの超人であるグラソンはレッドマーダーの襲撃を受けていた。


 「レッドマーダーだと!?なぜ貴様がここに!?」


 「俺はここいる。そしてお前を殺す」


 「ナンダトオォー!?」


 グラソンが地面を勢いよく蹴り、拳を突きだす!その拳は氷で覆われていた!


 「セイッ!」


 レッドマーダーはその攻撃を軽く受け流す!そして反撃のオーラ投げナイフ!そのナイフはグラソンの背中に見事に命中する!


 「グワーッ!」


 そしてレッドマーダーの連続打撃が始まる!


 「セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!セイッ!」


 「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」


 レッドマーダー!もうグラソンの体力はゼロだ!だがレッドマーダーはトドメのキャノン・パンチをグラソンにくらわせた!慈悲ハナイ!


 「グワアアアアッ!」


 そしてグラソンは爆発四散した!


 「メディチの超人に慈悲は無い...ん?」


 レッドマーダーは気配を感じた。百体ほどのギャングスタと超人一人の気配だ!


 「どうもこんにちは!私はメディチ・マフィアの超人特殊部隊メディチ・フォーアンサーに所属するブレードチャクラムです!あなたはメディチの構成員達を殺していますね。それはとても迷惑なのでここで罰します!」


 「ほう、お前がフォーアンサーのやつか。罰されるのはお前の方だブレードチャクラム」


 「さあギャングスタたち!赤黒いゴミを殺してください!」


 「「「「「スクリュー!」」」」」


 二十体ほどのクローンギャングスタがレッドマーダー目掛けてトミー・ガンを発砲!BRATATATATATATATATA!!!暗闇に堕ちた街に多数の銃口が光る!フラッシュ!そして飛び交う銃弾!レッドマーダーはこれをかわしていく!そして五個のオーラ投げナイフを作りだし、投げた!


 「「「グワーッ!」」」


 クローンギャングスタ五体に投げナイフが刺さり絶命!だがここでブレードチャクラムのチャクラム投擲だ!


 「イヤーアッ!」


 「セイヤーッ!」


 チャクラムの攻撃をかわすと共に投げナイフを投げた!


 「「「グワーッ!」」」


 クローンギャングスタ五体が絶命!だがここで路地から新たなクローンギャングスタ達が姿を現す!そう!まだクローンギャングスタは九十対もいるのだ!ダイジョブなのか!?レッドマーダー!?


 BRATATATATATATATA!!!銃口が光る!ついにフレンドリーファイアも始まっている!レッドマーダーはそれを狙っていた!だが肝心のブレードチャクラムは倒せていない!


 なんと!ここで投げられていたチャクラムがブレードチャクラム目掛けて帰っていく!しかも帰路はレッドマーダーを切り裂く位置だ!


 「セイッ!」


 レッドマーダーはスレスレで回避!だが建物の屋上で、ミサイルランチャーを構えたクローンギャングスタが!


 「スクリュー!」


 ミサイルが四発発射される!レッドマーダーは何とか回避!だが


 「イヤーアッ!」


 チャクラムが襲いかかる!だがこれも何とか回避し、飛び交う銃弾も回避!だが、ミサイルギャングスタにロックオンされていた!


 「ロック!オン!スクリュー!」


 アンチサイキッカー(超人)ミサイルがレッドマーダーを襲う!だがこれを回避できず、被弾!


 「グワーッ!」


 レッドマーダーは路地に吹っ飛ばされ、更なるミサイル追撃を受けた!


 「やりました!やりました遂に!赤黒いゴミを倒す事が!」


 ・・・


 (((おい!アカイロ!ヒトシ!起きるのだ!)))


 (((・・・)))


 (((起きるのだ!目を覚ませ!)))


 (((・・・)))


 (((この世すべての...悪しき超人に制裁を下すのではなかったのか?せ)))


 (((・・・)))


 (((いややろう。私がやってやろう!昔のやりかたでな!)))


 おお!レッドマーダーの服装が!黒いスーツに腕や足に赤黒いプロテクター、目元は禍々しいデュアルアイバイザーを着けていたレッドマーダーの服装が!徐々に変化していき、全身が赤黒い鎧に覆われたではないか!そして全身から赤黒いオーラを纏い、目に赤黒い炎が燃える!そしてレッドマーダーは立ち上がった!


 「何!?生きている!?」


 「久しぶりだな!アカイロの身体を使うのは!」


 「赤黒いゴミを殺してください!」


 「「「「「「スクリュー!」」」」」


 「いくぞ!」


 レッドマーダー?はその場で回転を始める!そこからクローンギャングスタ目掛けて無数の投げナイフが飛んでいく!ほとんどのクローンギャングスタが絶命!


 「「「「「グワーッ!」」」」」


 「格闘です!格闘!」


 「「「スクリュー!」」」


 残ったクローンギャングスタ達がギャング・ソードを抜き、レッドマーダーに斬りかかる!だがこれを通り抜けざまに殺していく!


 「「「グワーッ!」」」


 「イヤーアッ!」


 たまらずブレードチャクラムがチャクラムを投げる!だが!おお!


 「ジャッジメント!」


 チャクラムはレッドマーダーのチョップで真っ二つに!


 「ななななああああ!イヤーアッ!」


 ブレードチャクラムの捨て身の攻撃!だが、レッドマーダーはそこにはいない!そう!皆さんの中にはこれがどんな技か分かる方もいるだろう。そう、アサッシンだ!


 「ジャッジメントォッ!」


 肘を突き刺し、殺意の籠ったトドメの回し蹴り!


 「グワアアアアッ!」


 そしてブレードチャクラムは爆発四散した!


 ・・・


 「ブレードチャクラムが倒されただと?」


 「はい」


 「レッドマーダー...か」


 


 


 

やあ!マスター・アンサーだ!俺はみんなからの質問を待っているぞ!だからジャンジャン送ってくれ!まあこれを見ている人なんて全然いないと思うけどね!辛いね!でも質問してくれたら嬉しいぞ!あと評価とかもだな!ちなみにブレードチャクラムってヤツは結構強いんだぜ?メディチの中での話なんだけどな!

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