ああ、もう!
話が中途半端なことがきになっていて、そんなときアクセス回数見たら、単純に嬉しくなったので早めの投稿です。
・・・以前も書きましたが、土曜日7時はぶれてませんよ?(午後ですが。)
知らない人の沢山いる飲み会は、飲んだ気がしません。
なので、はしごします。
朝まではしごの旅?
朝日が眩しいですね。
戦闘態勢に入れば容赦しない。
陰口を聞けばにこやかに近付き、丁寧な挨拶と洗練された所作、現場で培った対人交流のノウハウで閉口させ、クリーンなイメージに上塗りしていく。
先程の攻防で、突き刺さる視線は、恐れ戦く視線に変わり、目が合えばさっと逸らされる。
意地悪な足やら肘やらは、カオルちゃん直伝、華麗にスルーである。
・・・自分の身は自分で守るわよ。
半ばヤケッパチである。
そうこうしているうちに、周囲がざわつき始めた。
見ると、この余興の大元が、準備できたようである。
サックスとピアノの演奏で始まるジャズは、誰もが知っているメジャーなもの。更に奏者の技量、センス、カリスマであっという間に惹き付けられる。
いつの間にか多くの人々が自由に体を揺らして楽しみ始めた。
だが、物足りない。
そう、例えば、
「Hey Sam! Come on!」
京介の呼び掛けに、男性が反応する。
「And Joe!」
「O.K. Boss」
演奏に加わったのは、さっきの黒人男性と、同じく黒人ですらりとした長身の男性。さっきの黒人男性はサムで、すらりとしたした方がジョーらしい。
サムはいつの間にかセットされていたドラムセットの椅子に座る。ジョーはウェイターからトランペットを受けとる。
2人は軽く音を出してチューニングをすると、僅かな目配せでいきなり吹き始めた。勿論、京介と永寿も一緒に。
一気に会場のボルテージが上がる。
・・・ああ、もう!・・・悔しいなぁ。
演奏している姿はとても格好いい。ワイルドで、セクシーで、しなやかで、堪らなく惹き付けられる。
・・・ずっとこれが続けばいいのに。
あっという間に演奏が終わってしまった。
なんとも言えない切ない気持ちで奏者を見る。
皆、満足げである。
京介がメンバー一人一人を紹介して、お開きというときに、ヤジが飛ぶ。
またあの灰色の男性だ。
周りからは明かに非難めいた視線が送られる。が、構わずベラベラしゃべっている。
一通り終えた所で、京介の笑顔が逆の意味を持たせる。
「カーネギーホール、ブルーノート、ビレッジヴァンガード・・・。ここいらのジャズファンを敵に回したな。」
アメリカに行くときは気をつけて。とニッコリ付け足す。
灰色の男性は、知人と思われる男性に引きずられて退場した。
「場が白けたな。」
さっと目配せすると、演奏が始まった。
さっきのイザコザが嘘のように盛り上がり、惜しまれながら終わった。
早苗は1人、会場の端っこの椅子に腰かけていた。
また演奏の余韻がさめず、ぽけーっとしていた。
・・・格好よかった。でも、どこが好きか全くわからない。
会場の人はいなくなり、あとは早苗と入口のスタッフだけとなった。
目が合ってニッコリ微笑まれる。
早苗は深呼吸して立ち上がると入口を抜けた。
エレベーターホールまで行くと、ボタンを押して待つ。
程無くして到着したそれに乗ると降りる階を押し、少しだけ顔を伏せる。
扉が閉まり、動き出すかと思ったとき、
「よぉ、シンデレラ?まだ12時の鐘は早いんじゃないか?」
演奏したときの服装のままの京介が、無理矢理扉をこじ開けてきた。
早苗はこれでもかと目を見開く。
それを見てくっと笑うと、開ききった扉を足で押さえ込み、早苗を引っ張るとその胸に掻き抱いた。
あまりに突然のことに早苗はされるがままだった。
そのまま顎を掴まれ、少しだけ上向かされる。気付いた頃には口腔内を蹂躙されていた。優しさの欠片もないそれは、あっという間に早苗の理性を飛ばす。
後頭部と腰に回された手が更に拘束を強める。
京介の背中に回された手がシャツを握りしめ、京介の嗜虐心を煽る。
指先に残った僅かな矜持。
喉の奥で笑うと、唇が離れた。
キスで息が上がって、足腰が立たないのを見て、京介の笑みが艶を増し、更に歪んだものになる。
「あれほど粗相はしないよう言い聞かせたのに、破った罰だ。このままで帰れ。」
少しずつ力が弛み、へにゃりへにゃりと床に座りこんでいく。
「これ、お前の荷物な。」
せいぜい襲われんなよ。
扉が閉まる間際に見たのはこれでもかと恍惚な笑顔の悪魔。
・・・ああ、もう!
降りていくエレベーターの扉にヒールを投げつけたのは、不可抗力だ。
踵落としが炸裂しませんでしたね。
ジャズは聞くだけなのでカーネギーホールとかよくわかりません。
なので、妄想劇場大暴走です。
申し訳ない。
読んでいただきありがとうございました。
ではまた土曜日に。




