11.キャラクターには相性があるようだ
俺は堕天使ルシフェル5に転生した後、すぐにランクマッチに行く前に、少しばかり勉強することにした。
ネットの攻略サイトを詳しく読み込んでみると、このアースレジェンドはキャラ同士の相性がかなり強烈なゲームであることが判明した。
例えば俺のプリーストをボコボコにしてくれたロボット。
あれはロケットフックで単体キャラを瞬時に引っ張れるので、脆くて攻撃性能が低いサポート系のキャラのカウンターとしてピックされることが多いらしい。
しかしロボット自体は大して強くないので、タフなタンクや攻撃が強いゴリラをぶつければロボットを粉砕できるようだ。
あるいはロケットフックを避けやすいブリンク持ちのキャラを使うのもいい。
ロボットはあくまで脆くて弱いサポート系のキャラに当てるから強い。
そういうことだった。
次に俺のバーサーカーがシューターにボコられた理由だ。
バーサーカーはタイマンの殴り合いは強いが、ブリンクスキルがないので一瞬で距離を詰める手段がない。
歩いて近づくしかないのだ。
だからちくちくと逃げ撃ちするキャラを捕まえる方法がない。
一生逃げ撃ちされて、HPを削られて負ける。
遠距離キャラはブリンクスキルのないベタ足のゴリラに当てると強い。
そういうことだった。
最後に俺のシューターが馬にボコボコにされた理由だ。
遠距離キャラは遠くからチクチクやってHPの有利を作ってから、勝負を決める。
決してタフではなく、むしろ身体は脆いので、接近してタイマンすると弱い。
だから加速したりブリンクで一瞬で距離を詰めることができる近接キャラに弱い。
つまり遠距離キャラには、素早く距離を詰める手段のある近接キャラを当てればいい。
そういうことだった。
なるほど。
よくできてる。
これ一体で最強!というキャラはいないのだ。
どのキャラも誰かに強く、誰かに弱い。
そういうバランスなのだ。
だからキャラ選択は、先出しは不利で後出しが有利なのだ。
よくわかった。
そして攻略サイトには、各キャラがどんなスキルを使ってくるのか覚えろと書いてある。
敵が何をしてくるか知らないと、対処のしようがないと。
なるほど、もっともな話だ。
例えばロボットだが、俺は最初相手が何をしてくるか全く知らなかった。
なのでロケットフックに対して1ミリも反応できなかった。
馬にしてもそうだ。
あんな非常識な加速をしてくるスキルがあるとは知らなかった。
知っていればまだやりようがあった。
つまり、アースレジェンドは練習ゲーであると同時に覚えゲーでもあるのだ。
何十体もいるキャラのスキルを覚えて、何をしてくるのか理解する。
そしてキャラごとの相性を理解して、どのキャラに何を当てればカウンターになるのかを理解する。
これは予想以上に上達に時間かかるな・・・。
アースレジェンドは動画サイトにもたくさん動画が上がっている。
これらも繰り返し見て学習したほうがいいらしい。
面倒にも程がある。
しかし俺には目標がある。
上級者になってスマーフして俺TUEEEするという確固たる目標が。
ここで辞めれば敗北者。
そうはならない。
俺は上級者になる。
俺は目を皿のようにして動画サイトを閲覧した。




