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チェック・メイト  作者: スーパー
第1期
7/7

人は見かけによらない?

俺はその置手紙と軽い装備をもって、急いで指定された目的地に向かった。

(ふざけんなよ!何勝手にかわいい子たちをさらってんだよ!絶対に許さねぇ!)

現実の世界でも、こんなに怒りを覚えたことはなかった。だからなのか...

「あっ!俺、カルトコンビナートの場所...知らねぇーーーー!」

若干の焦りが出てしまった。...そう、若干の...

「どうしようか...」

ただでさえ、知らない世界なのに名も知らない場所に行けるわけないよな。とはいえ、何とかしなくてはならない。

(誰かに聞かないとな...)

そう思いながらきょろきょろしてると、

「どうしたんですか?」

「君は...食堂の!」

俺の前に現れたのは、さっきの食堂の店員さんだった。

「あ、あの!カルトコンビナートってどこにありますか?」

「カルト...あーあそこっすかー。南地区の端っこのほうにありますよ」

「あ、ありがとうございます!」

すぐにお礼を言って、俺は南地区の方向に全力で走っていった。詳しい場所までは聞かなかったが、コンビナートという名前からしてなんとなくわかる気がしてたからだ。距離にして約1km、全速力で4分といったところだ。

「あっ!そういえば確か、スキルがあったような...あった!」

そして俺は見つけたスキルを発動した。

「ファスト‼」

足に青い光がともると、その足はものすごい速さで動くようになった。

(思ったよりも早いな、これなら2分弱でつけるかも!」

そう思い、俺は全力で走った。


~カルトコンビナート~

「ん!んんんん!」

「おいおいうるさいぞー?お前らは静かにしとけばいいんだよ」

私たち4人は、見知らぬ男たちにさらわれた。一応は抵抗した、でももちろん相手は男の人、力もあり、かなわなかった。ここがどこかはわからない。でもどこかのコンテナの中だと思うんだけど、何しろ暗くて何にも見えない。しかし、何もできないというわけではない。

(腕は縛られてるけど、手は空いている。これなら魔法がつかえる!あとは...口のテープさえなんとかできれば...)

魔法は言葉で唱えられて、手さえ空いていれば発動できる。とにかく私は口のテープを頑張ってはがそうとした。

(んーーもう少しなのにーー)

もう少しのところで、はがせなかった。

「ん?なんだお前、騒がしいぞ?」

「ん!?」

さすがに暴れすぎた。

「おとなしくしとけって言ったよな?そんなこともできないのならお仕置きだな~?」

そういって男は、鉄パイプを持って殴ってこようとした。

(もうやばい!殴られる!誰か...助けて...)

心からそう思った。  そして無意識に彼の名前が出てきてしまった


(風牙なら、私たちの居場所くらいすぐに!)


『バン‼』


勢いよくコンテナのシャッターが開いた。

そこに立っていたのは、風牙...ではなく、体の細い男性だった。

「だ!誰だ!」

(誰あの人...)

息を軽く吸って、男性はさわやかな声で言った。

「通りすがりの用心棒です」

そう言って、男性は手に持っている刀を鞘から抜き軽く構えた。

(なんか...様になってる...)

「てめぇ一人ごときでこの人数を相手にできると?」

確かに。男性一人に対して、相手は6人...到底かなうとは思わない。

(大丈夫かな?)


「てめぇら!やってしまえ!」

「「「「「おおおーーーーー!」」」」」

男たちはいっせいに襲い掛かった。

「んんんん!」


「ものを振りかぶるときは、隙を作っちゃいけないものです」


シャキーーン!


「「「「「んがぁーーーーー!」」」」」

(!!!!!!)

謎の男性はほんの一瞬で、男たち5人をまとめて切り倒した。

(い、いったい彼は何者なんだ?)


~一方、風牙は~

しまった...

「場所には着いたけど......どのコンテナかわからねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」



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