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チェック・メイト  作者: スーパー
第1期
5/7

新たな発見

カレンの親友、アイリスを見事奪還し助けることに成功した俺らは、カレンと同じように宿に泊めてやることにした。うぅ…宿代が…

「今回は助けていただき、本当にありがとうございました」

アイリスは今までに見せたことがないような笑顔でお礼を言ってきた。なにこれ惚れそう…

「い、いやいや、当たり前のことをしたまでだよ」

だんだん口癖になってきてるような気がする…うん、気がするだけだ。

その後、俺とエルザにセルザ、カレンとアイリスの5人で今後のことについて話すことにした。その結果、カレンとアイリスも俺らと一緒に過ごすことになった。そして、これから俺は冒険者していこうと思っていたので、この国の央都にある『中央ギルド』に行って申請することにした。なぜか他の4人も…本格的に5人で活動していくのかよ、割合1:4だし…不安だな。


〜中央ギルド〜


「えーと、冒険者申請をしたいんですが…」

「はい。分かりました。1名様で良いですか?」

それを聞いて4人は落ち込んでいた。んまーそう解釈してもおかしくないだろうな〜。

「いえ、彼女もたちもお願いします」

「「「「お願いします」」」」

受付の人は、少し動揺していた。

「え………ば、場合によっては危険を伴いますが…大丈夫ですか?」

「そこは安心して良いと思いますよ。彼女ら、見た目によらず出来ますから」

そう俺は胸をはって言った。その後は、いろいろ説明をされた。

冒険者にはランクがあり下から、D・C・B・A・AA・AAA・S・SS・SSSとなっているらしい。一応その上にもLDレジェンドがあるらしいが未だに誰も到達していないという。もちろん俺らはDからのスタートだ。

色々と依頼があり、それをこなして報酬をもらいランクを上げていくらしい。ランクによって受けられる受けられないはないらしいが、推奨ランクというものはあるらしい。最初は慎重に選んでいくようにすると良いらしい。

そんなこんなの説明で、俺たちの冒険者ライフが始まった。


俺らは手始めに推奨ランクDの依頼を受けることにした。内容としては、ウォーウルフの討伐で数としては15体らしい。こっちは5人なので一人当たり3体というところだ、俺らにとっては簡単だろう。パパッと終わらせてやろうと思っていた……のだが、アイリスは捕まっていたので武器を持っていなかったらしい。まぁそうだろうな。なので、まずは武器屋に行って装備を整えることにした。金はまだ残ってるしな。

俺はあのとき瓦礫で見つけた木刀、エルザとセルザは元々の武器で、カレンは新しく買った火属性付与の細剣、そしてアイリスは風属性付与の双剣にすることにした。〇〇属性付与という内容を聞いて店の人に聞いて見たところそれぞれの武器についているらしいが中には初めから付いていないものもあるらしい。だがそれらは使っていくごとに能力が開花していくらしい、俺の木刀も見てもらったがなにも能力がついていないらしい。エルザとセルザはそれぞれ火と水属性がついているらしい、なんかずるいな…

そんな感じで、武器を揃え終わった俺らは依頼の場所に向かった。


「セルザ!後衛は任せた!エルザ、カレン、アイリス!俺らは前に出るぞ!」

「「「「了解!」」」」

俺の指示で片っ端からウォーウルフを倒していく。時間的には15分くらいで依頼数を達成した、案外簡単に終えることができた。ギルドに戻り討伐の報告をして報酬をもらった。

「なんか楽しかったね〜」

「そうだな〜でも、思ったより簡単だったな」

「そうでしたか?私は結構一杯一杯でしたけど…」

「後衛は1人でしたからね、やっぱりもう1人欲しいですね〜」

「カリンは魔法スキル上げてなかったっけ?」

「そうだけど、セルザさんには及ばないよ?だから、後衛には向いてないと思うよ」

後衛が足りないのは確かだ。しかしジョブの関係上任せられるのはセルザしかいないのだ。エルザは格闘家で俺を含めた3人は剣士だ。4人とも魔法の適性がないのだ。カリンは魔法スキルを上げているらしいがそれでもやはり適性がないと本領を発揮するのにかなりのスキル値が必要になるらしい。かなりの難題だな…

「私は魔法に関してはこれっぽっちも上げてないし、アイリスは?」

「そういう機会がなかっったもので…」

「あ、な、なんか悪いこと聞いちゃったかな…」

「いえ、全然」

「どうするかな……あ、そういえば俺はまだ試してないな」

思ってみればそうだ。俺は元の世界で剣道をやっていたから剣だけでいこうと思っていたから魔法は頭に入っていなかった。

「セルザ、教えてくんね?」

「はい」

そう言い俺らは魔法取得を頑張った。


〜次の日〜


「フロストスピア‼︎」

氷の槍がうみだされ依頼の目標であるシルバーウルフに向かって放たれた。

「いや〜推奨ランクBの依頼を達成するとはね〜」

「後衛が増えると楽ですね」

「でもここまで適性が高いなんてびっくりですよ風牙さん」

「剣士なのにです」

そう、なぜか俺は剣士なのに魔法が使えてしまったのだ。みんな驚いてたけど俺が一番だ。その中でも一番適性が高かったのは、氷系の魔法だった。

(この魔法を剣で使えればいいんんだけどな〜今度試してみるかな)

依頼を達成し報酬をもらった。冒険者ランクも上がりエルザにセルザ、カレンにアイリスはCになっていた。でもなぜ…


俺だけ、Bになってんだ?


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