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第一話 過去へ
色々あって書きたくなりました。
ピピピッピピピッピピピッ
スマホのアラームが朝の訪れを容赦なく告げる。
「…………。」
無言で枕元にあるスマホを手に取りスヌーズボタンを押す。
そこにはデジタルな文字で8:00と表示されていた。
布団にもぐり起きたばかりのまともに働かない頭で思考をめぐらす。
(確か水曜の1限は先週テストだったな……今週はサボっても大丈夫か……。)
そう無理やり大学に行かない自分を正当化させる。
2年生になってからというもの大学にこなれてこう言ったことが多くなった。
夜遅くまでゲームをしていたせいでかなり眠い。
春休みに昼夜逆転した生活を送っていたせいで学校が始まってもこの調子だ。
(小さい頃は10時には自然と眠くなったんだけどなあ……。)
そこでふと夢の内容を思い出す。
あれは夢というより、自分が中学生の時の記憶だった。
「さおりさん……今何してんだろう」
ありがとうございました。