#0006英雄の覇者
龍太郎は空翔を抱えて走り出す
無言で龍太郎は走り出す
「えっちょっと…おじさん空翔をどうするの!?」
「わりぃ、説明できる時間がねぇんだ!」
首をかしげる未来、龍太郎が空翔を抱えて走り去った後ろの後を何者かが追いかけていくの姿が見えたーー
「なにあの人たち……服装からして研究者だよね?」
門の中に入り扉を締めて考えながら家中に入る未来ーー
「龍太郎さん、後ろをついてきてる人たちは一体?」
「あぁ、おそらくは研究者の一味だろ……空翔に何かを撃ってそれで倒れたんだろ……」
流石に走り続けるのは至難の業なので壁に隠れた龍太郎達ーー
いきなり姿が消えたので驚きそして誰かに電話をかけ始めた
「誰かに電話をかけてるみたいですよ……」
「つーかれたァ……走るだけで気が遠くなる道なのによぉ」
「そうですね、確かにあの蛇を打ったかのような道を見れば気が遠くなるのは確かにわかりますね……」
バタバタ走り出す人達ーー
どうやら要請を出して探し出す気だ、龍太郎が立ち上がり近くにいた3人の研究者の後ろを気づかれないように近づいてーー
「うぉらぁぁぁぁぁ!!」
「ぐぁっ」
見事に気絶させて壁影へと運び込むーー
「こうなったら……走るよりも楽な変装で行くぞ」
「えっ……ここで着替えるんですか!?」
「あぁ……十百香は女の子だったな……んーと」
もう1枚の壁に指をさして行くように指示する龍太郎
ただでさえ、美少女すぎるのに服脱ぐところまで見たらアウトなので、画面が乱れてくるので着替え終えて壁の外を歩く2人ーー
「龍太郎さん……これバレたら流石にまずくないですか?」
「大丈夫だろ……空翔が気を失ってるしただの怪我人を運んでるに過ぎないだろ」
コツコツ足を鳴らしながら歩くと目の前に大きな機械があったので龍太郎がそれに登り何かをセットして降りてきた
「左手で空翔先輩を抱えたながらよく飛べますね……」
「朝飯前よ、軽いんだ空翔はな身長ばかり伸びたがあんまり変わってねぇな」
草むらを抜けて路地裏にたどり着いた2人ーー
元きてた服を着直してあたりを見渡す龍太郎ーー
「大丈夫みたいだが……人気がないところ見ると怪しいな……」
「どうしますか?」
少し考えてから、龍太郎は確信した目で話すーー
「飛び込むか?」
顔にビンタをもらったとは言わないでおきます
「いてぇな……、紗理奈と同じ事しやがる」
「だって、おかしすぎますよ敵陣に突っ込むとか……単なる確信犯じゃないですか!」
「ううん?」
空翔が動き出した、どうやらまだ動けないらしい
空翔が受けた玉はどうやら毒性が非常に強いらしいが人を殺せるレベル以下の品ものらしいーー
「痺れて……体が動かせないな……」
「おめぇ……見ねぇうちにサボってたたろ鍛錬」
ビクッとして顔をそらす空翔ーー
「十百香ちゃん、これこそがサボり魔…それでこっから俺様の愛のムチを入れるわけだーー」
空翔を蹴飛ばして広間まで転がったーー
「いてぇじゃねぇか!」
すると武装した研究者達がぞろぞろと出てきた
これは、何のお祭り騒ぎですかって思っても銃口がこちらに向いてるのは事実……戦うしかない
「痺れてんのによ……武器がこれだとはね」
左手に転がっていた鉄パイプーー
それを握りしめて振り落とすとーー
「おっ……」
一つの剣刃が飛び出して振り落ろした中心から家と2軒目の家の間を綺麗に切り落とされたーー
「なんだいまのは……?」
研究者達が騒ぎ出した、そしてそれを見て腕を組みにやけてる龍太郎
「けっ……やれば出来るんじゃねぇかよ!んじゃ俺達も行くか?」
「はい、いきましょう、先輩だけ活躍させるわけに行きません」
こうして、3人VS研究者チームとの激戦が始まり
終わった頃には、相手が伸び切った時だったーー
「しっかしオメェよ……痺れてる割には鉄パイプがそんぐらい曲がるまでよく動けたな」
「なぜと言われてもな……わかるわけねぇよ」
「あとさ……あそこ……」
ある場所を指をさす空翔ーー
白い橋、あそこは孤立都市の中にある二つめで人気の橋でもある場所ーー
「龍太郎さん……あそこだけ変だと思いませんか?」
「言われてみれば……確かにそうだな」
そう、あの橋だけは月明かりだけ照らしている
ほかの場所は曇っている……今いる場所も含めてーー
「よし、んじゃ行ってみるか」
白い橋まで歩く3人ーー
橋に近く次第何かえたえもしれない空気が流れてる
そして、橋にたどり着いた時ーー
「やっぱりお前かよ」
「おねぇちゃん!?」
十百香と瓜二つで唯一違うのが目と髪の色ぐらいだ
驚くのは空翔だけで2人は平然としゃべる
「ん?お前か十百香を独占してる奴とは!?」
「ななな、何言っちゃってるの!?」
姉の首襟をつかみ揺さぶる十百香ーー
龍太郎は何故か凛々しい顔になりそして虚しい風か吹き付けるーー
「十百香はおねぇちゃんの者なんだからね!それ以外の人物は抹消じゃあぁぁぁぁぁ!!」
「おいおい、それはやりすぎだろ!」
「おだまり、私に触れた地点で龍太郎は蹴散らすんだからね」
理不尽発言をする紗理奈ーー
龍太郎は、走って逃げ出すが紗理奈は魔法を唱えて丸焼きにするーー
「炸裂魔法を舐めないで、あれ炸裂魔法系しか出せないだっけ?」
「自分のことなのに忘れないでください!」
「アイラブ十百香は忘れてないわ」
なんだが、存在が空気な空翔はただ地面をいじるが
龍太郎が、肩を叩き耳元で呟く
「丸焼きって最高だよな……食べ物限定だけどなぁ」
「何言ってんだ……大丈夫かよ!?」
姉妹はぎゃぎゃあ騒いで、俺達2人は橋から下の海を見つめる
なんか、おっさんとの絵面酷くないか思ってるこの時ーー
2人の後ろを歩く姉妹ーー
「それ!」
強く背中を押されて海に落ちる2人ーー
漂流する2人ーー
「あの二人さぁ……女子高生みたいなテンションで困らねぇか?空翔さんよ」
「あぁ……姉の紗理奈さんが特に……」
数分後、龍太郎の移動にて橋に戻る
「あら?漂流は楽しかったかしら?」
「漂流は楽しくねぇよ!ただの全身濡れて塩でベトベトするだけだろ」
何故か満足そうな笑を浮かべる紗理奈ーー
十百香が後ろで伸びきっていた、何があったねかわからないけど顔色悪いーー
それから、普通に家に帰った3人ーー
テーブルの上に置いた物……四角形で持ちやすそうな握ったら破壊できそうなものが置いてあった
「それは?」
「NGTっていう機械……これを持てば能力が跳ね上がる」
NGT=能力限界突破の略しで一定の力の範囲以上にすることができる機械は近頃流行り出した機械だ
「それは私でも持てますか?」
「君は専用武器があるんだ……探しに行くかい?」
少し悩み、龍太郎は十百香の目を見て喋ったーー
十百香は、当然にうなずきーー
「はい!行きます」
龍太郎が悩んだがそれを超えるスマイルで安心したらしい
「ほんじゃ行きますかぁ」
手をかざして魔法陣を開き、唱え始める
「準備はいいか?十百香ちゃん?」
足元から光り輝く魔法陣ーー
それを見て十百香うなずく、ためらう事もなくーー
「迷いなしだな……ならとばすぜ!」
「瞬間移動!」
強く光り輝き2人を消し飛ばすーー
テーブルの上に置いてあった紙が少しだけ位置がズレた
その三時間後に空翔が目を覚まして紙を読む
目を開ければ、いつもと変わらないーー
「龍太郎さん……失敗したとかありませんか?」
「いやいや、此処はあるものが無くてないものがある空間」通称ーー」
十百香はただ聞いていた、確かにあまり変わりがないーー
「平行世界」
実大が不可か可能かの空間パメルワールドーー
複数の無いものがあったりあった物が無かったりする不思議な空間ーー
勿論人物、存在しない物がもしもの形で此処にあるーー
そう、それがとてつもなくそびえたつ塔だとしてもーー
「さっ……こっさらは一人で行きなよ!」
「えっ!?いきなり知らない空間で投げ飛ばされるんですか私!?」
「大丈夫、ここはあったりなかったりだからね……」
そうつぶやき、龍太郎は姿を消したーー
十百香はこうおもった……私元の空間に帰れるの?っとーー