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破壊~破戒のイケメン

 

 もうだいぶタケシさんは部室に顔を見せていなかった。

 ずっとあの人の背中を頼ってきた僕と佳澄さんは、もはや途方にくれていた。

 

          〇


 「やってしまいましたね」 

 ケイトさんは言った。

 電脳部室にはタケシさんを除き、いつものメンツがそろっていた。

 「独断で行動するなどありえないことです」


 ケイトさんの情報によると、タケシさんは一人で相手組織に乗り込んでいったらしい。

 

 「さすがタケシさんよ!その勇気に俺たちも続こうじゃないか!」

 ユウイチさんは興奮しているようだったが、ケイトさんはそれを冷めた目で見ていた。

 

 「チームプレーができない人と仕事はできません。これでもう終わりにしましょう」

 ケイトさんはそれだけ言って部室を出ていった。

 ユウイチさんはその背中にむかって何か怒鳴っていたが、その声もむなしく響いて消えた。


 ほかのメンツも少しずつ消えていって、部室には佳澄さんと僕だけが残っていた。

 「……」

 何も言うことはなかった。


 涙だけが出た。


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