表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/34

破壊~突っ走るイケメン

 僕は中心街から駅二つ離れた古ビルの地下に向かっていた。


 ケイトのパソコンから拝借した情報をもとに、Gの構成員の集合場所を知ったのだ。

 

 (すまない……)


 僕は責任を感じていた。

 由香里は、マサキと通じていた……。


ーーセイヤが連れていかれたの……


 由香里といた時にかかってきた、佳澄からの電話だった。


 佳澄は言った。

 由香里がマサキと懇意であることはS高の人間の間では有名な話なのだと。僕と彼女との関係にそれとなく気づいていたのは佳澄だけだった。


              〇


 「あたし才能のある人が好きなの」

 問い詰める僕に向かって、由香里は飄々と答えた。


 「マサキってすごくいい男よ。何度抱かれても飽きないわね。それに」

 由香里は言う。

 「タケシ君の成長にはびっくりしたわ。絶対やらなくちゃって思ったの」


 まるで悪びれる様子のない彼女の様子に、僕はわずかに感じていた恋心の一切が吹き飛んでいた。


 「最低だな、お前」

 僕は吐き捨てる。


 「ふふ……いい顔してるわよタケシ君。でも別に悪気があったわけじゃないの。あなたに不利益なようにはしてないわ」


 僕は黙って部屋を出た。 


               〇


 地下へ降り立つと思ったより小奇麗な空間に、看板やビールの箱が無造作に積み上げてある。


 その一角、扉の前に僕は立った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ