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パラレルワールド  作者: 五月雨
2/2

第1話 もう一人の俺

 今日は俺の人生初デート。

 

 駿は朝から気合が入っていた、というよりは浮き足立っていた。

 テンションが高まりすぎたのか、


『これがリア充の気持ちか』

 

 駿はそんなどうでもいいことを考えていた。

 待ち合わせは10時だったが、少し早めに家を出た。

 早めに家を出たので、焦ることもなくのんびりと歩いていた。が、何か嫌な予感がした。


『まあ、今まで嫌な予感がしてあたったことないし気にする事もないか』


 何かモヤモヤしたものが残っているが、デートが楽しみでそんなことはもう気にかけなかった。

 手元の腕時計を見ると、針は9時57分を指していた。

 

「やばっ、急げ!」


 少し駆け足で待ち合わせ場所に向かった。待ち合わせ場所は駅の噴水の前だったが、そこには彼女の姿はなかった。

 時計を見ると10時を過ぎていた。といってもわずか2分程度しか過ぎていなかったので、もう少し待てば来るだろうと思い待っていたが、一向に来ない。そんな時に携帯が鳴った。

 見覚えのない番号で、少し警戒しながら電話に出ると、彼女の友達の小波綾香からだった。


「沙紀が車に撥ねられた!」


 沙紀とは駿の彼女の名前だ。

 いきなりの電話で、そのうえ焦って呼吸も乱れていたが、聞き取ることはできた。

 よく状況が理解できなかったが、焦り気味に場所を聞いた。


「どこの病院だっ!」


「日赤病院!」


 日赤病院なんて、どこにでもあるが、言っている場所はわかる。

 急いで病院に向かい、集中治療室のある階まで来たときに、集中治療室の前にいた人物を見て足が止まってしまった。

 そこにはいつも鏡で見ている自分の姿があった。

 駿は、似ている人がいるもんだなと思ったが、それは気持ちを落ち着けるための誤魔化しでしかなく、目の前にいるのは正真正銘の駿自身だった。

 驚いて声が出ないこちらの駿を見ながら、向こうの駿が口を開いた。


「すまなかった」


 駿は訳が分からなかった。いきなり目の前に自分と同じ人物が現れたうえ、いきなりすまないと言われたからだ。

 少し間を置いてまた向こうの駿は口を開いた。


「お前の――」


「ま、待てよ。お前は誰なんだ?」


 向こうの駿の言葉にかぶせるように聞いた。向こうの駿は少し俯きながら答えた。

 

「俺は……早坂駿だ」


 駿は愕然とした。


「パラレルワールドというものを知っているか」


 固まった駿を見て、向こうの駿は聞いてきた。口にこそ出せなかったが、駿はパラレルワールドを知っていた。そんなものがあればと思いを馳せたことまであった。

 そう思っていると、向こうは駿がパラレルワールドを知っていることを理解したらしく、続けて言った。


「俺はお前に会いに来た」


 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ちょっと調子に乗ってすぐに続きを書いてしまいましたが、どうでしたでしょうか。まだまだだと思いますが、まだ続くので続けてお読みいただければ嬉しい限りです。

ありがとうございました

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