表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しあわせの大小

作者: 西岡 幸

『この詩について』


 ある少年が言いました。「僕は病気で長くありません。でも幸せです。」私は耳を疑いました。まだ思春期も迎えていない少年が、自分の運命を悲観するどころか「幸せです」と言ったのです。そして続けて言った言葉に、さらに驚嘆しました。


「僕は病気で長くありません。でも幸せです。病気のことがわかるようになってから、僕は毎日小さな幸せを探しました。それで、今までに4000個より多く幸せを見つけました。病気は大きな不幸だけれど、僕は4000個の幸せを持ってるんです。だから、僕はとっても幸せなんです。もし、ぼくが死んでも、お母さんもお父さんもお兄ちゃんも、たくさん幸せを探して下さい。僕が死ぬっていう不幸はたった一つだけなんだから。」


 この話は以前、知人から聞いたもので、事実なのか、作り話なのかは私自身も知りません。しかし、私は実在するのかしないのかもわからないこの少年に感動し、敬意を表したくなったのです。

 この詩は少年に敬意を表するとともに、「自分は不幸」と考えてしまいがちな方々に向けて書いたものです。


 あなたにも、小さな幸せがたくさんみつかりますよう…


****************************



しあわせに 小さいとか 大きいとか いいたくないけど


「小さな幸せ」ってことばは 何故か好き


ひとはそれぞれ 「しあわせの箱」を 一つしか持っていないとしたら


大きな幸せは きっとひとつかふたつしか 入れられない


けれど 小さな幸せなら きっと箱いっぱいになるまで 色々なしあわせを 詰め込める


いろいろなしあわせを探して 気に入ったものを 私のしあわせの箱に入れていく


色とりどりの キラキラした 小さな幸せ


いろんなカタチの 小さな幸せ


小さければ 小さいほど 見つけるのはむずかしいかもしれないけれど


そんな小さな幸せを たくさん見つけたい


毎日 ひとつ 小さな幸せを 見つけられたら


きっと毎日 幸せなんじゃないかな


大きな不幸が ひとつあっても


小さな幸せが 千あれば大丈夫


それはあなたが 幸せだって 証拠になる


見つけてみようよ


たくさんのしあわせを

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして(・∀・)♪ 読ませていただきました* とても面白かったです\(^O^)/ これからも頑張ってください(*^-^*)
2012/09/17 16:46 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ