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認めた日

最後の方まできっちり事実です。台詞も多分こんな感じでした。本当はもっとこの日はいろいろあったんです。次もきっと・・・ってまず読んでみてください

あなたがいた日々 認めた日

隠しきれなくて

その日ごまかしてたんだろう。

惹かれたことも愛したことも、ただの仲の良い友人にしておきたかったんだ。

でもあいつがぼうずにしたことで止められなかった想いがあったのも嘘じゃなくて

文化祭前日

「やばい〜」

「なにが?」

「声治ったのにまだなんかあるの?」

「マジで限界。明日別れる」

「ジャスト一月ね」

その日は準備のため一日6時間が自習だった

あたしたちはまだ完成してない鶴の貼り絵作るため朝から銀色の鶴を折ってた

4人は不思議な関係と座り位置。そしてあたしは確実な感情に気付いた

未依は自分の席で漢検の勉強。

それを眺めるはあたしの一応の彼氏。

その隣は熱心に鶴を折る松田。

正直、松田の前の空席に座りたかった。でもそこは大嫌いな彼氏の席


でも結局座った。だって・・・

「ねぇ席いい?」

彼氏は久しぶりにあたしに声を掛けられたことに気持ちの悪い顔をさらに気持ち悪く笑った

あたしはその顔に吐き気すら覚えたけど目の前にいる松田の顔を見たら笑みがこぼれた


「お前果てしなく不器用だな」

「そうなんだよねぇ〜」


「なんか最近嫌なんだよなぁ〜」

「何が?唄が?それとも人生が?」

「多分人生が・・・」

「山瀬ってそんなに不幸なわけ?」

「いや・・・ぼちぼち不幸」

「お前よりも不幸な奴なんてわんさかいるけどな」

「例えばあんたとかね」


「俺は不幸じゃない。不運なだけだ」

「・・・?」

「ある意味、小3でよかったけどな」

「確かにね。いまだったら捕まってるもんね。お互い」

「お前がやったことに比べたら、俺の方が超がつくほど悪人だな」

「うん」


「断言されたし」

「だって自分が悪いでしょ?」

「お前だって殺したい奴いるだろ?」

「まぁわんさかね」

「実行しようとした俺ってヒーロー?」

「松田って実は救いようのないくらい馬鹿でしょ?」

「数学15点のお前に言われたくないな」

「・・・くっ」



彼は小3の時に犯罪を犯してた。それをカミングアウトした時からなぜだか女子にもて始めた

ピアノも出来れば、頭もいい。足だって速い。あげくの果てに・・・顔がいい

でも性格が悪い。でも女って最初は絶対的に顔で決めてしまうんだ。だから彼はカミングアウトしたときからクラスでも目立つ存在に変わった


「なにこれ?」

「プロフィール帳。見る?」

プロフィール帳を二人で眺めてた。あたしは君に惚れてた・・・だってあまりにもあたしが求めてる全部をもってて、あたしの救いようのない全てを笑いながら受け止めてくれた



「こいつ同じヤギ座かよ」

「・・あんたヤギ座なの!?」

「うん・・」


あたしはいつからだか・・山羊座のB型の男を択んでた。ほかにもたくさんの項目があって

なかなかこれを全てクリアする男はいなかった


「誕生日いつ?」

「12月27」

「・・・・何型?」

「超B」

「うわぁ〜」

「なんだそれ」

「だって・・・」

「ってか山瀬ってなんなの?なんでそんなにいい加減なんだよ」

「なんか超無気力なんだからしかたないじゃん」

「お前って男いるの?」


二人にしか聞こえないその会話

そしてあたしは・・・


「いると思う?」

「いそう」

「・・・かもね」

「いるんだ・・・・」

少しだけ堕ちたように見えたのは願望かもしれない。でもあたしときみはここから

誰にも邪魔できない堕ちた関係になっていく



その日から本気で許された気がする。彼氏がいても心はなかった


殺人未遂を犯した少年を愛したのは窃盗罪を繰り返した少女だった

救いようのないふたり

だから互いが求めあった


そんなことはもっとさきのはなし

窃盗罪・・・小5の時でしたが、あれから一応、まともに生きてます。それは確かに教員をひとり退職に追い込んだり友人ひとつを不登校に追い詰めてみたりアクドイことはたくさんしましたが一応、前科はありません・・さて次もこの日の話です

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