不幸の始まり
えっとこの後はもっとややこしいことになります。
あなたがいた日々 不幸の始まり
あたしはこう見えても・・・告白を直接したことはない
誰かに頼んで伝えてもらう
今回もそうだった
未依に運動会当日に頼んだ
あたしはあの変人と同じ委員会だったものだから・・運動会の日も仕事が山積みだった
何て言って伝えてもらったのかは普通に覚えてない
その日は確か9月18日だったような・・そうじゃないような
あの告白からあたしは不幸になっていった
その始まりを覚えていたくはなかった
運動会の翌日は休み・・・まぐれに3連休
その場で返事はもらえなかった
振られるのか?そんな疑問ばかりが付き纏う
返事を聞こうとした・・・学校ではもちろん一言も言葉を交わさずに
あたしは悪から一瞬だけ乙女になった
返事は?と聞いた瞬間なぜかにこって笑われた
そして返事を誤魔化された
誤魔化すとか騙すとかが得意な自分がそういうものに掛かってしまうなんて
よっぽど恋やら愛に溺れていたみたいだ
結局、誤魔化され2週間ほど保留になった
マンガの貸し借りをずっとしていた・・・それは告白する前から
そして・・・その笑を呼ぶマンガが不幸の手紙をあたしの元に届けてしまった
日にちはよく覚えている
ーーー9月29日
その日は未依が彼氏と帰るとか言っていてあたしはみっきーにべったりで
想いを向こうは知っているという安心感から彼氏彼女じゃなくてもいいじゃないかと思った
そしてその
友達以上恋人未満の関係があたしには心地がよかった
なのに・・・・・
マンガは袋に入れてお互い渡しあっていた
そしていつものように部屋で袋を逆さまにしてひっくり返した
するとマンガ3冊と見慣れぬ4つ折りにした紙が入っていた
「・・・うん?」
五分五分な予感
やっぱりに付き合えないという手紙かまさか・・・?
最初の一行を読んでふぅ〜って思った
最初の一文は多分こう・・・。もう覚えていない・・捨てたから
『家に帰ってひとりで読め』
まぁそういうどっちかだろう
2枚か3枚あったその手紙の一番最後をぺラっと読むと・・・・もう覚えていないが
内容は確か・・内緒で付き合おうだったような気がした
未依には言ってもいいと書いてあったから速攻朝言った
えっと・・・この後は地獄絵のような・・あぁ思い出しなくありません。志榮自身も忘れたいことばかりでした・・・このあたりは