夏風から秋風へ
今回くらいからどんどんブラックになりますが読んでみてください
あなたがいた日々 〜夏風から秋風へ〜
宮下以来これといってパッとした出逢いとかはなかった。
なんかみんな真剣に勉強してた。当たり前に決まってるけど・・世で言う受験イヤーなのだから。あたしは自分の学力に元々ひと欠片も自信がなかった。流され行こうって思ってた。結局金を出すのは親だし、内申を書くのは担任だし・・・。あたしはただなんとなくどうにかなるだろう・・っていう曖昧な考えで全てを過ごしてた。よく言う好きな人と同じ高校に行きたいなんて感情なんて本当になかった。宮下は県下トップの学校に行くみたいだし・・・落ちこぼれに近いあたしがそんなとおころに行ける訳もないし行こうとも思わない
昔誰かに言われたことがある
「なんでそんなに消極的なの?」
「どうしてそんなにネガティブなの?」
「冷たいね・・・・」
「機械みたいだね・・・」
そんなことを言われたらすぐにあたしはこう言ってた・・・その言葉を聞くとみんな一線引く
「みんながおかしいだけだよ。あたしは普通だよ」
って・・あたしは前々からブラックだった。どこか一般的ではない曲がった感情と神経
それをわかってくれるひとはいなかった。長い付き合いの未依ですらもあたしの性格にはわかりかねる部分があると言った。まぁ未依だって周りから見ればクールなのだけど
あたしはA型だからなのか、自ら他人を失おうとは思わなかった。みんなにはいい顔してた
自分の意見なんてめったに言わない。いつも賛同をしまくってた・・そして未依や悠にだけ零してた。本当に親しく本音を言っても離れて行かないであろう人だけに言った本音
もちろん女子にだけ・・・宮下に少しだけ零したら、お前って最悪だなって言われた
それ以来男に自分の感情を伝えることはなかった
ーーー9月
運動会の練習は放課後まで続いた。去年は本気で一匹狼で運動会の練習は毎回サボっていた
女子からもサボりすぎだとか、練習したくないなら学校に来るなとか言われてた
だからあたしは素直に行かなかった・・・まぁ一時期だけだけど。今年も休もうか本気で悩んだ。だけど一回もあたしは休まなかった・・・それがなぜだかというと・・・
運動会の2週間前くらいにあたしは不思議な出逢いに・・。
あたしはその人との出逢いから怒涛の運命に巻き込まれていった
さて・・・モン太登場です。あぁ嫌な頃の記憶が蘇ってきます(笑)