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2-3.綺麗な幽霊屋敷


 そんなある日、亜里沙ちゃんが私達がお化けいない探検で”綺麗な幽霊屋敷”に行くのを聞きつけて来た。


 彼女は怖いのが大の苦手らしい。

 だから今まで探検の話を知っていても来なかったのだけど、その時はなぜか急に一緒に行くと言い出した。


『何かあったら亜里沙が助けてあげるね! だからシュンも亜里沙を助けてね』


『いや、そんなに危なかったら逃げないとダメだよ』


『もー! そういう事じゃなくてえ!』


 亜里沙ちゃんが嬉しそうにシュンちゃんにじゃれつく。シュンちゃんは意外にも腕に抱きつかれて動きにくい以外は不服はないらしく、そのままにしていた。


 道路を三列で歩くのは危ないので、私はそのまま二人の後ろからついていく。

 すると、亜里沙ちゃんが私の腕を引っ張って耳打ちした。


『ちょっと。空気読めないの? 来ないで欲しいんだけど』


『でも万が一本当に幽霊いたら人数は多い方がいいよ』


 そう言うと亜里沙ちゃんはハッと鼻で笑う。


『ああ、あの噂っていうか怪談? デマだから。あの家に幽霊なんていないの!』


 いやにキッパリとした口調だった。


『なんで知ってるの?』


『それは、』


 彼女が何か言おうとしたと同時にシュンちゃんがやって来て、亜里沙ちゃんは言うのをやめる。


 亜里沙ちゃんの言い方には確信のようなものがあった。おそらく何かを知っていて、それは本当の事なんだろう。


 じゃあ自分がこの場にいる必要ってあるのだろうか。

 もしかして邪魔者? などと考えていた時、シュンちゃんと目が合った。


『ほら、行くよ』


 行く事にした。

 亜里沙ちゃんはすごい睨んでいた。




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