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途絶

ミッドシップ神国への混成調査団が出発してから、調査困難の連絡が続いた。

第二次隊も派遣したが、戦況に変化はなかった。


最後の連絡は前回同様、調査団の連絡員の5名がヴァンパイア化し、国境警備隊を襲撃したのが、最後だった。

連絡は完全に途絶えた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ある日の、対策会議で現状評価と今後の対応が検討された。


今回の作戦担当の中央教会司教は、全滅もしくは全員バンパイア化と結論づけ、

さらなる、調査隊の追加派遣を提案した。


さすがに、これほどの被害を出して、策もなく増員するわけにはいかない。

誰もが反対した。


対案として、騎士団、魔法師団は、10万人の部隊で、殲滅戦を提案した。

ヴァンパイアはどんどん感染して増えていく魔物であり、その脅威はサワーシップ国境までおよぶ勢いとなっており、余談を許さない状況となっている。


基本的に他国への軍事侵攻は騎士団、魔法師団の役割であるが、

ここで、王室を守る役割の近衛魔法師団のダルフが発言した。


「その殲滅作戦、この絵馬奉仕団に任せてもらえないだろうか?」

全員が驚いている。


作戦内容

・極大魔法でヴァンパイアを殲滅しながら、侵攻する。

・敵ヴァンパイヤを追跡し討伐する。


「敵しかいない場所なら雑作もありません。一人であるほど力が発揮できる者があります。」


全員が驚いている。

近衛騎士団長のガウェインも血相を変えて言った。

「たった1人で行かせるつもりか!司令はどうする?補給はどうする?」


ダルフは自信満々の顔をして、答えた。

「全て、近衛魔法師団のダルフにお任せください。」


各組織、聖職者が不足していることもあり、

圧倒的なダルフの自信に押し切られた。


対策会議では、ミッドシップ神国は、プレストン出動を決定した。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

プレストンが出発する日がきた。


国境には、多くの近衛魔法師団が集まってくれた。

ジェーコフ司令が声をかけてくれた。


「プレストン、無理だと思ったら、すぐに引き返してこい!

悩んだとき、迷ったとき、苦しいとき、、、、絶対に無理をするな。。。」


ジェーコフは、心配してくれている。


そして、いよいよ出発の段で全員整列している前で、ダルフ隊長から言われた。


「どんな事があっても、任務を遂行させろ。撤退は決して認めん。

周りは、全て敵だ、迷った時は極大魔法を発動しろ。

近衛魔法師団の将来はお前の双肩にかかっている。

お前の目指すのは完遂のみだ!」


僕はダルフと握手を交わした。

その時に、僕が頼んでおいた、調査隊の名簿と、部隊ごとの作戦案を記載したファイルを受け取った。


僕は食料を満載した荷車を引いて、単身徒歩で、ミッドシップ神国に侵攻した。


結局この作戦は、プレストン1人に丸投げされただけだ。

これを作戦と呼んでいいものか?

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