入団 近衛魔法師団
いろいろな組織が調査した結果、僕を招き入れたいという組織は、近衛魔法師団だけだった。
極大魔法に興味を持って、怯えずに、一緒にいてくれたのは、ここだけだったので、悪い気はしない。
最終的に、僕はこの絵馬奉仕団に入ることが決定した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
国王や王族を護るための組織は2つある。
一つが、僕が入団するのは近衛魔法師団だ。
魔法を利用して、遠距離、中距離の防御が主体となる。
もう一つは、近衛騎士団。
騎馬を用いた王族の輸送と近距離・中距離の防御に長けている。
僕は、近衛騎士団より王様の近くにいる役割になる。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
それから、僕は、ジェーコフ司令と極大魔法についての研究したり。
指導方法案を作成し、試してみたり。
王族の警護のために必要なマナーな訓練をしたり。
頑張り続けていると、僕の立ち居振る舞いは、王族の前に出ても恥ずかしくないものになった。
ちょうどその頃からミッドシップ神国からの連絡が途絶えるという噂を耳にするようになった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
様々な訓練と並行して行われる実験を経てたころ、
王室では、第2王女が誕生するという、喜ばしい事があった。
その、祝のパレードで僕は、国王の横に列席することが許された。
パレードでは国王の横に並び、パレードを見る。
すると、周りからいろんな声が聞こえる。
「あれが、極大魔法が使えるプレストン様よ。」
「近衛魔法師団のプレストン様だ!」
「お若いのに立派ねぇ。」
なにやら、凄く称賛されて気持ちいい。
横にいるダルフ隊長も鼻高々だ。
何の実績もあげていないのに、僕は極大魔法が発動できるというステータスだけで、
こんなにチヤホヤされると居心地が悪い。
でも、これが僕に課せられた期待だ、しっかり応えていこう。
パレードが終わり、ダルフ隊長とともに国王と対面する部屋に招かれた。
そこで、僕は、王様や騎士団隊長、魔法師団隊長、近衛騎士団隊長、侍従長に紹介された。
各隊の隊長がいろいろ声をかけてくれた。
・我々がやられたときか!キミが活躍しないように頑張らねばな。
・キミの仕事は魔法の発動までじゃないぞ。
・王族の避難を助けるにはもっと体力が必要だな。
・安全な場所までの移動に、騎馬の扱いも長けておかないとな。
僕の話が終わったと、前から連絡が取れなくなったと聞いていた、ミッドシップ神国の話になった。
中央教会から、派遣した使者が帰還しない、連絡も取れない。
使者の監視、監視の監視、3重間者の体制だったが、戻ってきたのは、三段階目のスパイがただ1人国境警備の詰所まで戻ってきたが、戻ってきた者はヴァンパイア化し、警備の者が襲われ、3名がバンパイア化した。
ミッドシップ神国では、とんでもないことが発生している事はあきらかだ。
国王の命で、議会の承認も得て、近衛騎士団、近衛魔法師団、騎士団、魔法師団、中央教会から聖職者を主体とした、1個大隊(1000人)の調査団を派遣することが決定した。
悪夢は始まっていた。




