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意味がわかると怖い話

 小学生の時、下校中に野球ボールのおもちゃを拾った。

(落とし物かな、ちょっとだけ投げてみたいな……)

 子供の時は汚いとかそんなことは考えない。拾って壁に投げたら、壁にぱっと明るいオレンジの粉がついた。

(特別なボールだ! 持って帰りたい!)

 でも、手を見たら同じようにオレンジに染まっていたから、服が汚れると思って置いて帰った。

 手についたオレンジは粉っぽくて、洗ってもちっとも取れない。

(あーあ、拾わなきゃよかった。ばかなことしたな。でも手のひらだからあんまり見えないしいっかあ)

 なんてちょっとだけ後悔した。



 そのボールは、コンビニで万引き犯なんかに投げられるカラーボールだったんだよね。

 つまりあの時、たった一人でカラーボールを投げて遊んでる自分の近くに、犯人が潜んでいたかもしれないんだ。

 万引き犯ならまだマシかもしれない。もしもそれがコンビニ強盗だったら? 家の近くに凶器を持った人間が潜んでいた可能性があるってことだ。

 自分がぶつけられて振り払ったカラーボールで、子供が遊んでいたら? その子供に「あの辺にボール落ちてたよ」なんて報告されるのは困るよね。

 私はあの時すでに、危ない目に遭っていたのかもしれない。

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