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亡霊連合艦隊  作者: 自宅防衛隊
1000年の亡霊現る
3/11

亡霊、沖縄戦を制す!

ココは廃墟に近くなった帝都に所在する皇居。


首都、帝都も度重なる空襲で殆どが灰燼と化し、陛下も防空壕に居を移し生活するザマであった。

そんな彼等の元へ・・・。


「裕仁よ・・・。」


脳に響く声がした。


「裕仁よ、我は未来の子孫。本大戦の敗北で1000年後の未来には日本は無くなる。

我等子孫は怨霊となって米帝、並びにソ連や連合国を亡ぼす。

まずは沖縄を殲滅しよう。特攻作戦はただちに中止せよ。」


それだけ告げると不気味な声は霧散。


「今のは・・・未来に日本が消えるのか・・・。

今日ただいま消えても不思議では無いが、本大戦の末路が日本消滅に繋がり、

その怨霊が我が国を救う。。信じがたい事ではあるが。」


裕仁は執務室を出ると側近を呼び各省に伝達。


その現象は海軍省、各海軍基地、陸軍省、駐屯地にも表れ、日本軍は総攻撃を一時停止。


特攻隊も全軍攻撃停止。


そこへ・・。


「こちら摩文仁総司令部、敵陣に謎の兵士が突入、敵は混乱セリ。

沖では大海戦勃発中。敵艦が続々と撃破されり。

なお沖縄全土は雨天も無い暗雲に覆われてるので、九州からの飛行攻撃は不可ナリ。」


吉報が沖縄の総司令部より続々と入る。


沈んだハズの大艦隊が沖縄に集結し、続々と米帝の大艦隊を殲滅してると言うのだ。


そして沖縄全土が暗雲に覆われてるそうだ。


陸上でも海岸から骸骨(ドクロ)の兵士が「ウラメシヤ~~!!」と叫び、敵に切り込む。

当然、反撃はするが何せ骸骨なので当たっても斃れない。

米軍陸上部隊は摩文仁の丘から海岸部へと追い詰められて逝く。


続々と上陸する骸骨軍団は恐ろしい声で叫びながら米軍兵士に噛みつくし、切り殺す。


「1000年の恨みを晴らす時が来たのだ~~!!」


総司令らしい骸骨がそう叫ぶと10万を超す骸骨が雄たけびを上げ、うらめしや~~!!と叫び、

敵を追い詰める。


「JAPの怨霊がきた~~!!」と発狂する米兵は目の前で噛みつく髑髏に怯え、失禁。

つい、昨日まではオキナワ占領も目の前と楽観してた米軍全体は軍艦は壊滅し、

上陸軍は怨霊に滅ぼされる寸前。


沖縄を覆う暗雲は全ての米軍が駆逐されるまで覆い尽し、一兵残らず殲滅されると・・。

多くの軍艦も骸骨兵士も霧の如く消滅。


残されたのは海を漂う溺死死体と海岸全土を覆い尽す米兵の惨い遺体のみ。

基地に駐屯してた米軍戦闘機隊も全員殺害され、全パイロット並びに将兵は戦死。


何故か地上の敵戦闘機軍団は全て生き残ってたが。


沖縄の陸海軍兵士は散らばった敵の骸を拾い集め、穴を掘り

ガソリンをかけて焼却。

何せ10万を超える亡骸。

とてもではないが、生き残った兵士だけでは間に合わぬ。

本土に通信を放ち、援護を依頼。

物品は米軍側の物品が大量に鹵獲したので間に合うとの事。


亡霊軍団は輸送船は撃沈せずに船員や兵士のみを亡霊兵士が食い殺し、海に投げ捨てて鹵獲し、

那覇港に全輸送船を接岸。

陸上戦も同じく、物品や兵器は壊さず燃やさずで鹵獲。

全て沖縄県民が有難く頂いたと報告があがりました。


「沖縄にて全軍の勝利を目撃。

勝因は我が祖国の英霊ナリ!!」


翌日の帝国は号外の嵐に覆われた。


機雷も亡霊に依って駆逐され、本州全土を見張ってた潜水艦も全て亡霊が撃沈。

恐れを知らない亡霊には全帝國臣民は感謝したのはモチロンである。


臣民は英霊に感謝し、早速、九段の社を詣でて英霊に感謝。

空襲で苦しい日々の朗報でもあったのだ。


あるアニメの話がモチーフですが、全面的に亡霊が主役です。

亡霊は主役ですが、名は出しません。

亡霊なので。

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