閑話 沖縄に現れた亡霊艦隊
1945年、五月。
太平洋戦争も末期となり、ドイツ帝国はヒットラー総統の自殺で敗北し、今や悪の帝国はジャップのみ。
アメリカはジャップの住むオキナワを攻めて攻略半ばだった。
カミカゼは良く突っ込んで来るが大半はピケット艦で止まる。
ヤマトは撃沈してカミカゼくらいしか恐るジャップはいない。
カミカゼも我がヤングボーイズの乗る戦闘機で大半は撃墜する。
さぞやエースも生まれたことだろう。
カミカゼも撃退して安堵してた時だ。
悪魔が浮かんで来たのは。
ウラメシヤ~~ウラメシヤ~~~・・・・・・
腹に響く不気味な声が海から聞こえて来たのは。
突然、戦艦ニュージャージーの目の前にヤマトが出現!
ヤツは撃沈したハズだろ?
そう思ってたらゼロ距離で主砲をブッ放しやがった!
如何な戦艦の装甲でもゼロ距離で大砲弾丸を食らえばひとたまりもない・・。
一瞬でニュージャージーは火の玉となり轟沈されたのだ。
火の玉が飛び散り、人間の破片が空を舞う。
<<<ちゅど~~ん!!>>>
それからは惨劇の始まりだった。
海底からは潜水艦みたいにジャップの軍艦が続々と浮かび上がり、我が偉大な合衆国艦隊に火を吹く。
そしてゼロ距離で大砲、魚雷を放つのだ。
コレはタマラン。次々に爆沈する合衆国艦隊。
当然、反撃はするのだが、敵には何故か当たらない。
確かに当たっているのだが、すり抜けて隣の味方艦に当たる始末。
敵はまるでゴーストみたい?
アレ?
ブリッジに見えるのは?
骸骨?
骸骨がカタカタ笑いながら我等に指差していた!
次の瞬間、私は奴等の仲間入りしてたのだ。
冥界逝きになって・・・。
どうなってるのだ・・と考えても、手も足も出せない我等は天に召されるのみだった。
初被害者視点です。幽霊なので被害は0です。