滅びゆく赤軍国家!怒りのライジングサン!!
中国大陸を荒した英霊艦隊は暴れながらソビエト大陸を目指す。
4万トンもの巨艦がドリュドリュと轟音を立てスクリューで推進し、陸の大要塞として進軍するのだ。
座乗してるのは侵食を必要としない英霊だけ。
もちろん敵は反撃するが、英霊なのでスカスカと抜けるだけ。
一発撃てば1000発ものお返しが来る。
艦橋トップには燦然と輝く旭日旗!
怒れるライジングサンはソ連邦を殲滅するまでソビエト大陸を駆け回った。
ウラジオストックは港として残すが、大半は灰塵に戻す。
クレムリン宮殿に籠るスターリンはヤーパンに手を出すべきではなかったとガクガク震え、最後の時を迎えるのである!
シベリアを荒らし、モスクワに突入すると、ソ連邦は崩壊開始!
クレムリン宮殿には全艦隊が主砲を向け、徹底的に耕し、
偉大なソ連邦は滅び、スターリンは塵も残さず消滅!
そして黒海に面するウクライナ地方を抜けると黒海に巨体を浮かべる。
ソ連邦崩壊を確認した英霊は世界に宣言する。
「我等は大日本帝國の英霊なり!!
我が祖国を滅ぼそうと画策した怨敵のソ連、中国、朝鮮、北米は我等が殲滅した。
全世界に宣言する。
もし今後も我が祖国に敵対するなら覚悟セヨ。
どんな時代でも世界の果てでも、必ず敵対する国は根絶やししよう。」
その宣言は全世界に喧伝され、歴代トップに語り継がれる伝説となる。
(日本人を怒らせるな!!国が消えるぞ!)と・・。
黒海から大西洋に抜けドーバー海峡に入った英霊艦隊はポーツマス軍港に寄港する。
イギリス艦隊は礼砲で英霊艦隊を出迎え、礼儀を最大にして入港させる。
「偉大なる英霊艦隊に敬礼!!」
イギリス海軍総出で彼等を迎えると、艦から人魂を漂わせる東郷平八郎と西郷隆盛が艦を降りて来る。
「あんさん、エゲレスは初めてでごわすな?」
「仲五郎どん(東郷の幼名です)、おいどんは城山で腹を切ったでな。」
「あんさんと一緒に散りたかったでごわす。」
等々と語りながら英霊の二人は艦を降り、時の首相、チャーチルとイギリス王室の面々に面談する。
「我等は英霊なり。この世のモノでは無いが祖国存亡の危機に馳せ参じた。
イギリス王室は我が帝國の皇室とは古き付き合いもあり、滅ぼす事は考えてはおらぬ。
講和も成った事であり、シナ大陸と香港は貴国に譲渡する。
ただし、大連、ウラジオストック周辺は我が帝國の領地とする。異論は??」
「イ・・・サー、イエッサー!!」
さすがのチャーチルも世界を亡ぼせる力の前では最大限の礼儀で彼等に感謝する。
東洋の利権の大半は手放す事にはなったが、シナ大陸と言う最大の大陸を与えられたのだ。
ソ連領土は北欧とカナダで分割し、赤化は絶対厳禁と命令。
北米全土は日本が抑え、カナダは北方領土とカナダを帝國に譲渡する事でカナダ人は
ソ連大陸に移動し、シベリアや広大な旧ソ連大陸に移動。
膨大な利権を得た事でカナダ連邦は旧ソ連に移動。
ウクライナはカナダ連邦の州となり、黒海に面する良港を得る。
「仲五郎どん、ここらで良かろかい?」
「あんさん、そうでごわすな。。」
そして・・・。
世界の民よ、我等は天に帰る・・が、帝國に牙を剥くなら何時でも地に降りて来る。
噛みつくなら覚悟せい!!
英霊代表の西郷英霊の宣言で、世界の民衆は震えた。
そして・・・。ポーツマス軍港出航した英霊艦隊はドーバー海峡中間で、
夢幻の如く消え去る。
そして靖国を始め、全国の護国神社からは人魂が天に昇るのが見られたと言う。
その数は億単位を超えたとか・・・。
全国の臣民、軍人、天皇は彼等に感謝し、毎年8月15日、並びに毎月15日には
護国の鬼に感謝する提灯奉納が行われる事になった。
世界各国の軍艦も入港する際は最寄りの護国神社を詣でる事が軍務で義務付けられ、
特に鹿児島県の照国神社は最大の英霊を祭る社として、第二の靖国神社に昇格。
鹿児島港は第五の軍港となり背後の加治木港には海軍工廠も建築。
アジア各国の海軍軍人教育隊も各地に作られる。
大国アメリカ、ソ連、中国が滅び、世界のパワーバランスはイギリスとカナダ、日本が握る事となる。
英霊を称え敬愛する限りは英霊は神として世界から愛されるが、怒らせれば最後。
世界各国は英霊を神と崇める事を各首脳部に継承することで平和を保つのである。
英霊は天に帰りました。
ここらで良かろかい!と西郷英霊の命令で完結します。