ルール & 流れ星に願いを
「いただきます」
「……」
「ねぇ美味しい?」
「……ん……」
「ご馳走様でした」
「……」
「あっそうだ、明日休みでしょ? 買い物付き合ってよ、朝から市場に行きたいのよ」
「仕事」
「えっ、明日祝日なのに仕事なの? なんで?」
「……」
「おはよう」
「……」
「さようなら」
「……え?」
『ルール』
☆☆☆☆☆☆☆
胸が締め付けられる。
娘のデリケートな部分に立ち入るのが怖くて、足が前に出ない。
静かに深呼吸をして、出来るだけ明るく声をかけた。
「エーミちゃん♪」
「あっお母さん!」
私よりも明るく振り返った娘の笑顔は、星空のどの星よりも眩しく輝いて見えた。
「邪魔……しちゃったかな」
「全然そんな事ない!」
「パパに聞いたんだ、ここにエミちゃんが居るって。お母さんも……いいかな?」
「本当!? 嬉しいよ、お母さんもここに居て!」
親子喧嘩なんかしたこともない。
私なんかよりも大人で、私はいつだってこの子に助けられている。
私がここに居たいと言えば、決して断ることは無い。
そんな打算も含んだ考え方に、自分で自分が嫌になる。
「……ぁ」
「あのさ」
私が話しかけるよりも早く、声を掛けられて驚いてしまう。
「結婚おめでとう」
「あ……ありがとう」
不意打ちだった。
「私さ、毎年ここでお願いしてたんだー」
えへへ、と恥ずかしそうに笑ったその視線は、満天の星空を仰ぎ見る。
「パパを幸せにしてくださいって!」
言葉が出なかった私は、絞り出すように小さく「うん」と頷いた。
「願いが叶っちゃった!」
「……うん」
「パパを選んでくれてありがとう!」
「……うん」
「ちょっと待って早い早い! 泣かないで、明日の結婚式まで涙取っておいてよ」
「明日は泣かないよ!」
くすくすと娘と笑い合う。
呼吸を整えると、娘は真っ直ぐに私を見て言う。
「お母さんにもお願いがあるんだけど、いいかな?」
「なぁに? 何でも言って」
「明日の結婚式が終わったらさ、一緒にママのお線香あげに行きたい」
「うん、私で良ければ行くよ」
「それともう1個」
少し悪戯めいた口調で続ける。
「私が結婚したら一緒にヴァージンロード歩いて!」
「ええぇっ、それはパパに怒られちゃうよ〜」
「い〜やっ! お母さんと歩く!」
優しい子だ、きっと気を使ってくれているのだろう。
そんな優しさに甘えてしまう。
私もこの優しい子を支えていきたいと願いを込めて。
「分かった。じゃあ、私がタキシードを着て一緒に歩いてあげる!」
「そうしよう」
得意気に笑う娘と星空を見上げる。
この子がいつまでも笑顔でいられますように。
『流れ星に願いを』
文字数が足りなくて投稿出来なかったので2日分
「ルール」
地の文無しに挑戦。
クオリティが低いなと実感。
しかしながら「書く習慣」というアプリの特性上、これくらいの分量がハート稼ぎに最適と判明。
1画面で完結してると見やすいからか。
というかルールというお題が難し過ぎる。
このお題で創作したらスマホ1画面に抑えるのは、この内容しか思い浮かばなかった。
「流れ星に願いを」
星に願い事をする創作が、かぐや姫・狼男・彦星と織姫・遭難者が見つける北極星、ここら辺しか思い浮かば無かった。
どれも面白くなかったから、泣ける文にチャレンジしてみたかった。
やってみた感想としては、想像を絶する程のレベル不足。
心の中では最高傑作が出来上がってるのに、文字に起こしてみると完全な駄作。
文字数を増やせばイメージに近い内容に出来そうな気がしたけど、800文字も書いてこんなスカスカな内容になるとは残念。
泣ける文章は大きな課題になりそう。