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和真と昴  作者: 羊色
7/30

大阪に行こう(後編)

書いてて思いましたが単なるデート回ですよね。


和真と昴が次に向かうのはあべのハルカスだった。

ここもやはり人が多くてチケットを買い入館するのに時間がかかった。

そして最上階に上がると「すげぇ、高ぇ。」と和真がつぶやく。

「和真、下見ろよ。」

と昴が言うから下を見る和真。

「うわっ床がスケルトンになってるのか!さすがに怖ぇな。」

「だよな。」

と一通り大阪の街を眺めていく二人だった。


「昴、何撮ってるんだ?」

と何やら昴がスマホで撮影している。

「スギ薬局だ。」

「何故に?」

「何となくスギ薬局の看板が目立っていたからな。」

「昴ってたまに変な事するよな……。」

と和真が呆れたように言っていた。

そして展望台にあるカフェでちょっと遅い昼食を食べる。

和真が何気なくレシートを見ていたら「このカフェ名古屋の店だったのかよ。」と呟いていた。「こういう所って地元のカフェとかじゃないんだ……。」と昴もその事実に驚いていた。


「なぁ和真、このまま難波まで歩かないか?」

「いいぜ!腹ごなしだな!」

とあべのハルカスを後にして、難波まで歩く二人。

通天閣の下まで来ると串カツのお店が並んでいる。

「串カツいいな………。」

「食べたい所だが、こういう所って俺たち未成年だけで入って大丈夫なのか?」

「どうだろうな、まぁ観光地だから大丈夫じゃね?入ろうぜ昴!」

「まぁいいか、行くか。」

と串カツ屋に入った二人だった。


烏龍茶と何本か串カツを頼む。

「やっぱり串カツも食べなきゃな!」

「行く時はたこ焼きしか頭になかった癖によく言うぜ…。」

そして頼んだ串カツが運ばれてきて食べる事にした。

「美味い。美味いぞ昴!」

目を輝かせて言う和真に(本当に食い意地張ってんな…。)と思う昴だった。

そして何本か追加をして串カツを堪能した二人だった。


「さて美味しい串カツ食べたし、難波に向かって歩くぜ!」

「そうだな、じゃあ行くか。」

と再び難波に向かって歩き始めた二人だった。


そして30分くらい歩くと目的のたこ焼き屋に到着するが、串カツ食べたばかりなのでもう少し後に買いに来る事にして二人は難波の街を歩いていた。

途中で3000円のガチャを見つけて買ってみる二人。

「うわ、ハズレだ。」

和真の手には数珠の様な物があった。

「完全にハズレだな。じゃあ次は俺の番か…。」

昴が自販機に3000円を入れて出てきたカプセルをあけてみた。

「ハズレだ。」

と昴の手には和真の数珠の色違いがあった。


そしてグリコの看板を見に行ったりしているうちに帰りの特急の時間が近づいていた。

「もう乗る特急まで1時間かよ。」

「あっという間だったな。まぁまた来ようぜ。」

と会話しながら先程のたこ焼き屋に行き、持ち帰りでたこ焼きを買って駅に向かった。

ホームのベンチに座って買ってきたたこ焼きを食べながら電車を待っていた。


乗る特急が入線して来て二人は乗り込む。

「あー楽しかった。」

「久しぶりに遠出したな。」

「たこ焼きも串カツも食べて満足したぜ。」

「和真の中から海遊館やあべのハルカスが消えてる………。」

「いや、消えてないから。」

と会話をしながら帰路についた二人だった。

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