表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
和真と昴  作者: 羊色
5/30

体育祭の出場種目決め。

体育祭の季節ではないけど体育祭関係の話です。

まぁ作中はまだ5月とか6月なんでしょうね。

「昴、おはよう。」

「和真、早く顔洗ってこい、いつもより遅いぞ。」

「まじか、ちょっと寝坊した。顔洗ってくる。」

そう言って洗面所に向かって顔を洗い歯を磨く和真。その間に簡単な朝食を用意する昴。

顔を洗った和真がリビングの椅子に座り二人で朝食を食べる。

「今日ってなんかあったっけ?」

「確か体育祭の出場種目を決めるんじゃなかったか?和真はやっぱりリレーか?」

「そうだな、俺は昴と一緒に出られる種目ならなんでもいいんだよな…。」

「和真の種目選びの基準って俺と出られるかどうかで選んでるのかよ…。」

「ああ、いつもそうだぜ!」

とドヤ顔で言ってくる和真に昴は少し嬉しく思っていたのは内緒だ。


「じゃあ行くか!」

と昴が言って二人で家を出る。駅まで歩いて行くのだが、この日の朝の気温が28℃だ。

「朝なのにくそ暑いな…。」

「だよな、最近また暑くなってないか?」

家を出た瞬間から汗が出始めていたため、昴が傘を持ってきた。

「とりあえず日傘変わりにして行こうぜ!」

と昴と和真は一緒の傘に入る。


そして地下に降りて改札を通ると外よりは涼しい。

「あ〜、助かった。」

「和真は大袈裟だなぁ。」

と自販機で買った水を飲みながら二人は電車を待っていた。

2分後に来た電車に乗って学校に向かった。


教室に入ると「橘、夏川おはよう。」と高松が挨拶してくれる。

「高松おはよう。」

「高松おはよう。」

と挨拶を返すと「お前らさ、体育祭何に出るんだ?」と高松が聞いてきた。

「俺は昴と一緒に出られる種目だな。」

「俺はまだ決めてない。」

と体育祭について会話をしていたら「お前らおはよう。」と木下が登校してきた。

それぞれ挨拶を返して木下も会話に参加していた。

「俺は400mリレーだな。」

「木下はリレーか、俺は騎馬戦だ!」

木下と高松は出る種目を決めているようだった。

「今回ってなんか新しい種目なかったっけ?」

と木下が言っていた。

「確かお姫様抱っこ200m走だっけ?しかも男子生徒のみの。」

今回の体育祭にお姫様抱っこ200m走と言う種目が追加されていた。それは男子生徒が男子生徒をお姫様抱っこして200mを走るというものだ。

走る男子生徒はお姫様抱っこする男子生徒を選べるらしい、まぁこの種目に出ない男子生徒にはなるのだが。

それを聞いた和真が「俺、お姫様抱っこ200m走にするわ!」とウキウキ顔で言っていた。

「橘、お前一体誰をお姫様抱っこするつもりだ?」

と高松が和真に聞いていたが即答で「昴に決まっているだろ?」と何でそんな事聞くのか分からないという顔をしていた。

昴は昴で仕方ないなという顔をしていたのだ。


そんな会話をしていたらホームルームの時間になり担任の先生が教室に入ってきた。

連絡事項を話し始め、1時間目がそのままホームルームなので体育祭の出場種目を決め始めた。

和真、高松、木下は希望する種目に決まった。

昴は100m走に出る事にした。


体育祭まで後1ヶ月。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ