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和真と昴  作者: 羊色
3/30

フルダイブ式のゲーム、体験イベント(前編)

今回は前後編です。

さてさて第3話をどうぞ!

昼休み、学食で昼食を食べていた和真と昴の元に1人の男子生徒が来た。

「和真、昴、一緒に食べようぜ!」

と中学からの友人の高橋祐介だった。

「祐介かいいぜ、こっち座れや。」

と和真が隣に座るように言っていた。祐介とはクラスは離れているがたまに学食で一緒に昼食を食べているのだ。


「そうだ、和真に昴、お前らにこれを渡しておくわ。」

と祐介から渡されたのは今度の土曜日に開催されるフルダイブ式のゲームの体験イベントのチケットだった。

「「これは!いいのか祐介!」」

と和真と昴は興奮していた。なんせゲームの中に入る事が出来るイベントだからだ。

祐介が何故持っているのかと言うと結構なお金持ちで、このイベントに出資している会社の会長の孫だからだ。

「二人が喜んでくれてよかった。」

「祐介も出席すんのか?」

と和真が聞く。

「ああ、だからチケット余分に貰えたんだ。」

と祐介もこのイベントに関係者として参加するらしい。

その後は他愛もない会話をして教室に戻った。


そして土曜日。

和真と昴は既にイベント会場に来ていた。

チケットを持っている人しか入れない特別な雰囲気が会場に流れていた。

「やっぱり祐介ってすげぇ会社の孫なんだな。」

と改めて実感していた和真だった。

「和真、あのブース空いてるみたいだぜ!」

昴が指さしたブースに行き開発中のゲームの体験版をプレイしたり、売店でホットドッグを買って食べたりイベントを楽しんでいた。

2人は会場にある大きなモニターを見ていた。

そこには第1部の人達がフルダイブ式のゲームで遊んでいるリアルタイムの映像だった。


「こんな景色がこの目で見られるのか!昴、めちゃくちゃ緊張してきた。」

「和真、いいけどあまりふざけた事はしないでくれよ。こうやって中継されてるのだからさ。」

昴は少し心配だった。和真はイベント事になるとはしゃぎすぎる事があるからだ。

「大丈夫、大丈夫。爆裂魔法しか打たないから!」

「それ大丈夫じゃないよな……。」

ゲームの内容は魔法を使ってモンスターを倒すといったRPGでそこまで難しい物ではなさそう。


和真と昴は第2部の為まだ時間がある。まだ行っていないブースに向かいゲームを楽しんでいた。

「俺の愛を受け取れ〜!」

と和真はモンスターを火炙りにしていた。

「愛が物騒過ぎるぜ…!」

このやり取りをしていたらブースにいる係の人に笑われていた。


そして1時間後、第2部のフルダイブ式ゲームの体験会が始まる時間になるため和真と昴は受付を済ませ、専用の機械に入った。

「うほぉ、楽しみだぜ!」

「和真、楽しもうな!」

と楽しみと緊張で気持ちが高ぶっている二人だった。

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