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エッセイ

愛犬の想い出

作者: HOT-T

 本日5月13日は『愛犬の日』ということらしいので今まで飼ってきた愛犬についてちょっと思いだしてみました。


 我が家の初代は雑種の『モコ』でした。確かオスだったと思います。

 小学生の中頃に我が家に来た犬で初手から車に酔って嘔吐した強者です。

 元気いっぱいの犬で一度首輪が外れた時は捕まえるのに2時間近くかかったと記憶しています。

 走るのが好きで散歩中一緒に走っていて転倒、腕を固める必要がある程の大けがをしたのもいい思い出でした。

 モコは外で買っていた犬で犬小屋も作ってあげたいたのですがどうも狭い所が苦手な様で犬小屋で寝る事はありませんでした。

 

 次に来た2代目が『クッキー』というオスの雑種でした。

 身体が弱く、ちょっと走って息を切らしている子でした。

 心臓が弱かったのだと思います。

 あまり想い出が無いのはちょうど私が大学で外へ出ている間がメインだったからです。

 長生きは出来ず、結構早かったと思います。


 クッキーの事でもう犬は飼わないと決まっていましたが何年かするとやはり寂しいという事で3代目が迎えられました。

 それがメスの黒柴の『モモ』です。

 この子は今までの子が外で飼っていたのに対し玄関で飼う事に。

 多分クッキーが冬の寒い日の朝に亡くなっていたのがショックだったのかと思います。

 タイミング的には1歳くらいの時に私が仕事で家を離れたので小さい頃の事はあまり知りません。

 実家に帰省する度、私の靴におしっこをしてくれました。

 人懐っこい子である事件で警察が来た時に『この子、番犬としてはダメですね』と苦笑していたらしいです。

 確かにモモが吠えている所は見たことが無いです。

 

 とてもかわいい子なのですが私との相性は最悪でした。

 嫌われているとかそういうことではありません。

 家の中で飼ったことで初めて発覚したのですが、どうやら私は『犬の毛アレルギー』らしいのです。

 特にアレルギー検査はしていませんが恐らくそうでしょう。

 身体が痒くなりくしゃみが出る。家から職場に通っていた2年間は毎日大変でした。

 今でも実家に帰ったとしても長居は出来ません。

 更には夏の蚊対策として蚊取り線香が使われるのですが私は煙に弱い。

 蚊取り線香の煙は大丈夫だよと言われるのですが調子が悪くなったら大抵蚊取り線香がたかれていました。

 私はもしかしたら蚊なのかもしれません……


 しかしこのエッセイを書いていて唖然としたのがモコとクッキーの姿が思い出せないという事。

 家を探せば写真くらい出てくるかもしれませんが本当に情けないなと思いました。

 それこそ、エピソードは覚えているけど段々と顔や名前を思い出せなくなっていった利用者さんに重なってしまいました。


 こんな事で愛犬と呼べるのかと言われそうですがモモ、クッキー、モコの3匹とも紛れもなく私にとって愛犬です。

 願わくば、モモが元気で長生きしてくれますように。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 私も犬を飼っていたことがあるので、その子に想いを馳せながら読みました。 姿を思い出せなくとも、思い出があればそれで十分ではないかな、と思います。 モモちゃんが長生きしてくれることを祈ってい…
[良い点] 最後の3行のところで、こんなことで、なんてことを書かれてますが、文章の端々からワンコたちが家族だったんだな、という気持ちが感じ取れるところ [一言] エピソード記憶のほうが残りやすいという…
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