ヴォルパーティンガー その42 『おはようございます、ご主人様。』
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日間、異世界転生/転移ファンタジーランキング109位記念で、追加投稿します!
あとで自分を苦しめるのは分かっているのですが、テンション上がってしまったから仕方がないのです!
だって、名だたる名作、自分も大好きな作品、全巻買っている作品と同じランキングに、自分の作品が並んでいるんですよ⁈
これが喜ばずにいられようか⁈(いや、喜ばずにいられない。反語。)
っと、一人で盛り上がってしまい、大変失礼いたしました。
素人が書いたつたない作品ではございますが、これからも楽しんでいただけたら、これに勝る喜びはございません。
ありがとうございました!m(_ _)m
ランは元々嗅覚のスキルを持っていたから、進化して超嗅覚になったのですね。
わたしには及ばないものの、優秀な索敵役は何人、いや何匹いてもいいのですよ。
何より、知恵ある魔獣から進化した称号がすごいのです。
『叡智ある魔獣 人間以上に優れた思考能力を持つ。また、魔法の習得速度、効果、構築速度が上昇する。スキル、鑑定を得る。』
人間以上て。
このままいくとランは、勇者にヒントを与える賢い聖獣ポジションも狙えるのですよ。
賢者ならぬ、賢狼なのです。
当然のこと、元人間であるわたし以上の思考力なのですが、悔しいとは思わないのです。
いや、ホントに。
どっちかというと、まだ角うさぎ時代のリルが灰まだらの毛皮に土泥迷彩をして、めっちゃ目立たなくなった時の方が悔しかったのですよ。
まったく金色のわたしに対する嫌味なのですか!
っと、今はもうなんとも思っていないのですよ?
気配完全隠蔽も手に入れたのですから。
しかし、目論見通りうまくいったのですね。
ランが賢くなってくれたので、後方支援、参謀役についてもらうのです。
指示や相談は主従念話で敵には聞こえないし、連携も完璧なのです!
まあ、実際に戦ってみなければ、そう上手くいくか分からないのですけどね。
あとは、ミラの従魔とか、ミラとリルの妹分とかは、どうでもいいのです。
どうせ、わたしたちに可愛いがられやすくなる、とかなのですからね!
『忠誠を誓う者 対象者に忠誠心を持つ者。忠誠対象者に対する奉仕行動や、命令に従う行動の成功率が少し上がる。』
忠誠心って。対象は誰なのですかね〜?
とぼけても無駄なのですね。どうせわたしなのですから。
ま、まあまあ、裏切る心配が無くなったから良いのですよ!
さてさて、ランのステータスの検証はここまでにして、そろそろ起き出すのです。
フッフッフ、わたしが先に起きたからには、やるべきことはひとつ。
人間に変化して、リルとランが起きる前にモフるのですよ!
昨日は、わたしを真ん中にして川の字になって寝たのです。
つまり、右手に高級ビロードのリル。
左手に高級毛布のラン。
寝たままモフれるのです!
ああっ! もう、たまらなく気持ちいいのですよ!
これから、毎日これが味わえるのですよ?
ここは天国なのですか?
モフモフモフモフモフモフモフモフ……
ナデナデ、スリスリ、ゴロゴロ……
リルは寝たまま、うっとりしているのです。
と、ランが起きそうなので、そろそろやめるのですかね?
『おはようございます、ご主人様。
どうぞ、お続けください。
ご主人様に触れていただけるだけで、ランは嬉しいです。』
起きたのですね、ラン。
というか、その口調はなんなのですか?
ご主人様って。
まるで、メイドか侍女のようなのです。
『ご主人様は、ご主人様です。
私を群れの仲間に入れてくださり、名前までつけてくださいました。
これより、ご主人様であるミラお姉様と、リルお姉様に誠心誠意お仕えいたします。』
そう言って、ランはこちらに向かって頭を下げるのです。
………なんか堅苦しい話し方なのですね。
もうちょっと砕けてもいいのですよ?
ハァ〜。なんだか夢のようなのですな。
久しぶりにつらつらとランキングチェックして、面白そうな作品をスマホでブックマーク登録していたら、なんと自分の作品が⁈
我が目を疑うとはこのことかと思いましたな。
もちろん、自分程度の作品が、本気で名だたる名作たちと並んだなどとはかけらも思わないのですが。
なんというか、街角で大好きな芸能人とバッタリ会って並んで写真を撮らせていただいた感じに近いのですよ。
キャーキャー騒いでテンション上がってしまうというか。
田舎暮らしなので、そんな経験も無いのですけどね。(^_^;)
夜にハイテンションで失礼しました。




