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ヴォルパーティンガー その19 さすがわたし! さすわた!

ブックマーク登録、ありがとうございます。

m(_ _)m


素人のつたない作品ですが、楽しんでいただけたら幸いです。

 生ハムの回収も終わったし、魔法の練習でもしながら白オオカミが目を覚ますのを待つとするのですか。


 生ハムはお残しの数体以外は、全てアイテムボックスに収まったのです。

 家一軒分をイメージしたので、50体近くの生ハムはさすがに多かったのですが、なんとか入ったのですよ。


 感覚的には、あと2、3体くらいなら入りそうなのです。


 MPが切れたらアイテムボックスはどうなるのですかね?

 アイテムボックスを維持できずに、しまった物が全て飛び出してくるのか、それとも出し入れだけできなくなるのですか?


 まあ、多分、出し入れできなくなるだけだと思うのですけどね。

 アイテムボックスに入れた後に、継続してMPを消費している感覚がないのですから。


 つまり、アイテムボックスの異空間は作る時に、大量のMPを使うのですが、維持にはMPを使わないと思われるのです。


 一応、検証は必要ですけどね。


 さて次に練習したい魔法は土魔法なのです。


 何故なら、土魔法を極めればスィートマイホームが作り放題なのですよ!


 しかも! 強度も間取りも自由自在なのです!

 内壁や天井を岩石並みの強度にできれば、立て篭もりも可能なのです!


 あと、思いつきなのですが、並列思考で複数の魔法が使えるなら、複数の属性の複合魔法とか使えないのですかね?


 火と風で、火炎嵐(ファイヤーストーム)!とか、火と土で火砕流! とか、溶岩流!とか。


 火砕流って英語でなんて言うのですかね?

 分からないから、火砕流でいいのですよ。


 さらにさらには、3属性複合とか、全属性複合とか⁈


 夢が広がるのですね。


 MPは自然回復もあって、7割以上残っているのですよ。

 ここは試すしかないのです!


 ではさっそく、火炎嵐!


 目の前の何も無い野原に向かって、火属性と風属性の魔法を組合せるのです。


 イメージは火柱。


 風を巻いて炎が燃え上がるのです。

 いわゆる火炎旋風なのですね。

 空気を吸いこみ続け、炎の温度はどんどん上昇、青い炎色になるのです!


 では、並列思考で実行なのです!


 む。初挑戦だからなのか、なかなかに難しいのですね。

 順番にまず火魔法を待機状態で維持、次に〜風魔法を〜、同じ座標に旋風をイメージして〜。


 同時に発動なのです!


 ゴウ!


 おおおおー⁈


 これまた、いきなり成功なのです!

 さすがわたし! さすわた!


 さっきの爆発魔法の反省から、範囲は小さく、直径1メートル、高さは3メートルくらいの火炎嵐が現れたのです。


 炎の色は、最初はオレンジ色だったのですが、徐々に青くなってきたのです。


 ハァーハッハッハッ!!


 思わず高笑いしてしまったのです。

 だって青い炎なのですよ?

 火耐性のない生物なら、秒で炭化してしまうのです!


 この火炎嵐を自在に使えるようになれば……。


 フフフ。


 ウフフフフフフ。


 フハハハハハハ、ハァーハッハッハッ!!


 勝った! わたしは勝ったのです!


 勝利は間違いないのですよ!

 ミラちゃん、大勝利! 完!


 ハァーハッハッハッ、ハゥア⁈


 ふと後ろを見ると、怯えた目でドン引きしている白オオカミさんがいたのでした。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 攻撃魔法というと火が定番ですね。 でも高熱が発生したということは必然的にその熱が周囲に拡散されるから、実は本人が一番危険ではと思う。森で使ったらあっという間に火にまかれそう。ウサギ肉で…
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