ヴォルパーティンガー その18 まるでヤの付く自由業
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すみません。
途中から、具体的にはヴォルパーティンガーの、その6からサブタイトルの数字がずれていました。
混乱させてしまい、申し訳ありません。
内容自体には、つたないこと以外は問題なかったと思いますが、以後気をつけます。
これに懲りずに楽しんでいただけたら幸いです。
白い死にかけオオカミさんを鑑定してみると。
ホワイトファング(アルビノ) lv4 ♀
名前 無し
ランク F
HP 59
MP 23
STR 37
VIT 35
AGI 52
MGI 18
スキル
嗅覚 忍び足
称号
知恵ある魔獣
キングを倒す前のリルと同じくらい?
魔力が少なく、その分物理よりな感じなのです。
まあ大した差ではないのですけどね。
この程度なら、わたしはもちろんのこと、進化したリルでも余裕で蹴散らせるのです。
なにせヴォーパルバニーは、アルミラージより上のCランクなのですから。
当然、能力値もスキルもアルミラージの上をいくはずなのです。
まあ、天才であるわたしとの個体差は如何ともし難いのですが。ハッハッハッ。
それと、もう一点、助ける理由として、このオオカミさんが持っている称号があるのです。
『知恵ある魔獣 人間並みか、やや上の知能を持つ魔物。言語を覚えることも可能。』
この称号を持っているということは、このオオカミさんは少なくとも本能だけで生きている動物ではないのです。
わたしが助けてあげれば、恩を感じて敵対してこないかもしれないのですよ!
まあ、瀕死の重傷を負わせたのも、わたしなのですけどね。
……こういうの、なんていうのでしたかね、確かマッチポンプでしたっけか。
脅してから助けるって、まるでヤの付く自由業の人なのです。
そ、それはともかくとして、早く治してあげないと、いい加減死にそうなのです。
なので、近づいて回復魔法をかけるのです。
骨折、外傷、内臓損傷治れ〜。
ケア○ガ、ケ◯ルガ。ベ○マ、ベホ◯。ベ○マズン。
ズンまでいくと意味が違うのですね。
範囲回復ですし。
アホなこと言ってないで、オオカミさんの様子を見るのです。
毛皮だから顔色は分からないけど、呼吸は安定してきたし、もう大丈夫なのです。たぶん。
起きたら念話で、わたしが助けたことを教えて、敵対しないように言い聞かせるのですよ!
ついでに生ハムで餌づけして懐かせて、あわよくば(マッパで)モフらせてくれると嬉しいのです。
クククッ、楽しみなのです……!
では、さっさと生ハムと魔石の回収を終わらせるのですよ。




